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特定の病気など明らかな原因によって発症する「二次性高血圧」

高血圧にも種類があるのを知っていますか。なかでも、特定の病気など明らかな原因によって発症する「二次性高血圧」について聞きました。

まずは専門的な検査で本態性か二次性かの見極めを

高血圧には大きく分けて2つの種類があります。一つは、明らかな原因がはっきりしない「本態性高血圧」。家族に高血圧の病歴があったり、肥満や飲酒、塩分の過剰摂取などの生活習慣と深いかかわりがあると考えられています。

一方の「二次性高血圧」は、血圧を上げる原因が明らかなタイプ。原因となる病気はさまざまで、主なものに腎臓にまつわる病気と内分泌系にまつわる病気があります。たとえば家族に高血圧の人がいない人、肥満などの要因がないのに比較的若い(40歳くらいまで)うちから血圧が高い人、血圧の薬を飲んでもなかなか下がらない人などは、この疑いがあります。

なかには、腎臓の動脈が狭くなることで起こる腎血管性高血圧や、副腎皮質の腫瘍などで起こる原発性アルドステロン症のように、外科的な治療で治ることができる高血圧も。

◆専門的な検査で診断を

「二次性高血圧」は血液検査や画像検査などで診断を行います。健康診断などで高血圧が分かったら、病院できちんと検査することが大切です。

原因がはっきり分からない「本態性高血圧」でも、大半の人は薬などでコントロールすることができます。そのまま放置せず、自分の高血圧のタイプを見極めながら、しっかり治療していきましょう。

 二次性高血圧の原因となる主な病気(一部) 

● 腎臓にまつわるもの
腎血管性高血圧(腎動脈狭窄症、繊維筋性異形成など)
腎実質性高血圧(慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、多発性嚢(のう)胞腎など)

● 内分泌にまつわるもの
原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、クッシング症候群など

● その他
睡眠時無呼吸症候群など

※上記は一部です。二次性高血圧は高血圧の人のうち、約1割程度と言われています

◆取材協力
独立行政法人 国立病院機構 
九州医療センター
冨永 光裕先生

「高血圧は、上手に付き合えばまったく怖い病気ではありません。健康寿命を延ばすためにも、高血圧に正しく対処しましょう」
http://www.kyumed.jp/

リビング福岡2017年2月18日号掲載