空の玄関として開港10年「北九州空港」

北九州市の“宝”である特産品や伝統・文化、人物などを紹介する「北九州大辞典」。今回は、周防灘沖に建設された空港専用の人工島に、2006年に開港した「北九州空港」です。

長い年月を経て誕生した海に浮かぶ新空港

北九州の空の玄関と言えば「北九州空港」。昨年、開港10周年を迎えました。

以前の空港は、小倉南区下曽根にあり、昭和19年に陸軍曽根飛行場として建設されました。戦後、一時期米軍に接収されましたが同28年に「小倉空港」、同36年に「小倉飛行場」、同48年からは「北九州空港」と名称変更され、東京路線などで地域の人々に親しまれていました。しかし、三方を山で囲まれた位置にあり、霧が発生しやすく、悪天候での欠航が起こりやすい空港でもありました。

一方、新空港の建設は、同43年に北九州市から国への新全国総合開発計画に海上空港建設を提案し、地元の新空港建設の機運が盛り上がる中、海上空港の新空港構想が推進されました。同56年には第四次空港整備五箇年計画に採択。その後、平成6年に新北九州空港整備事業、同9年空港連絡橋、同16年旅客ターミナルビルを着工、同18年3月16日に開港しました。
開港セレモニーの様子

ターミナルビルを管理・運営する北九州エアターミナル担当者は「まだ建物がない広大な埋め立て地の頃から、市民の見学会などで空港島を見てきました。現在の管制塔やターミナルビル、航空会社の格納庫などが立ち並ぶ空港島を眺めると当時のことが懐かしく思えます」と話していました。

建設中の空港島

早朝・深夜便を実現。市民向けのイベントも開催

現在、国内定期路線では、日本航空とスターフライヤーが東京(羽田)路線を、早朝から深夜まで1日16往復運航。フジドリームエアラインズが名古屋(小牧)路線を1日2往復運航しています。国際定期路線では、昨年10月から天津航空が中国(大連)路線を週2(月曜、木曜)便運航しています。また、昨年12月からジンエアーがソウル・釜山路線をそれぞれ毎日1便運航しています。

天津航空
ジンエアー

平成27年度の利用者は約130万人。多くの人々に利用される国際空港となりました。

飛行機の利用者だけでなく、市民に親しまれる空港として、空港まつり、ナイトトリップをはじめ多くのイベントや展示会を開催。昨年12月にはターミナルビル来館者が開港から累計で2000万人を突破しました。毎年恒例の開港日に合わせた「感謝祭」が3月20日(祝)に開催されます。
ターミナルビル

【北九州空港・北九州エアターミナル】
小倉南区空港北町6番
TEL 093・475・4195

リビング北九州2017年2月18日号掲載 ※この情報は掲載時点のものです