貯蓄と繰り上げ返済、どちらが優先?


結婚4年目、夫と2人暮らしです。

昨年、念願の子どもを授かったのですが、職場の性質上、仕事を続けることができず、退職しました。出産したら、1年くらいは子育てに専念し、その後は再就職できればと考えています。

結婚当初は夫に全く貯蓄がなかったため、ゼロからのスタート。結婚式・新婚旅行や新生活費用は私の貯蓄から出したため、私の貯蓄もほぼ使ってしまいました。

でも、昨年までは共働きだったので今より約20万円収入が多く、3年で300万円ほどの貯蓄に成功。昨年9月にはマイホームを購入しました。頭金無しでローンを組みましたが、かなり諸費用がかかってしまいました。

私の親に立て替えてもらっている分がありますが、今後返していく予定です。また、同時期に夫が独身時代から乗っていた車がダメになり、中古の軽自動車を現金60万円で購入しました。

住宅ローンの繰り上げ返済もしたいのですが、貯蓄がいくらくらいあれば返済に回せるのか、これから子どもが生まれたら出費も増えると思うと不安です。

貯蓄と繰り上げ返済はどちらを優先させたらいいでしょうか。

A
年間生活費として300万円を確保の上、繰り上げ返済を
出産で出費が増える時期も、収支の把握は忘れないように

貯蓄ゼロの段階から、わずか3年でマイホーム購入、とは驚きました。

結婚前は収入を使いきっていた夫も、今は月1万円の小遣いでやりくりできているとのこと。レジャー費の月2万5000円、は収入規模からみて多額と感じましたが、酒代込みなのですね。夫婦共通の小遣い、ととらえると納得がいきます。

住宅ローンを払いながら、月3万円の積立預金をしているのもグッド。年間36万円ずつ確実に貯まっていくので、将来の夢が広がるはずです。問題はボーナスの収支管理です。計算上は13万円強の黒字のはずですが、実際は残っていないそうです。

昨年は住宅購入、転居、妊娠、退職といろいろなことが重なり、忙しさもあってボーナスの支出管理が甘くなったのでしょうか…。 今年も、来月に出産というビッグイベントがあり、しばらくは財布のひもがゆるみそうです。

でも、そういうときこそ、領収書やメモなどを活用し、収支の把握に努めるべき。今年の記録は、来年の予算や中長期的なライフプランを立てる上で、貴重な基礎資料になりますよ。

おたずねの貯蓄と繰り上げ返済の優先順位ですが、繰り上げ返済は早くするほど支払利息の軽減効果があります。でも、共働きの休止や出産・子育てなど、生活の変化が激しい時期は、ある程度の蓄えがあったほうが安心です。年間生活費300万円を上回るまでは、繰り上げ返済はナシにしてはいかが。

その後、いつ繰り上げ返済するかは、金融情勢と家計状況によって決めるべき。住宅ローン減税額を考慮することも、忘れないようにしましょう。

リビング福岡2017年3月18日号掲載