美容&健康 ピンクリボンプロジェクト

乳がん心のケア

「乳がんになった」と分かったら、患者となった本人も、家族も動揺します。「がん」は、“なって初めてその気持ちが理解できる病”といわれることもあり、励ますつもりの一言が逆に苦しめてしまうこともあります。本人は本人なりに一生懸命闘っています。だからこそ、気持ちをどう整えるか、周囲がどうサポートするかが重要です。 10月は乳がん月間です。身近に考えてみませんか。

忙しい世代の女性がなる乳がんだから、自分の病気以外の悩みでいっぱいに!

●悩みは「外に出す」

告知時は衝撃を受けますが、治療法など見通しが立ってくると持ち直すことが多いです。ただ、2週間~1カ月経っても家事が手につかなかったり眠れなかったりと、適応障害やうつになってしまう場合もあります。

そうでなくても、乳がんは家事に仕事にと忙しい年代の女性がなることが多い病気ですから、みなさん自分のことだけでなく家族のことなど悩みでパンパンになりがちです。信頼できる人に悩みを話して外に出しましょう。それだけで頭の中が整理され、客観的に考えられるようになります。

●子・親、家族のこと

親や子に伝えるかは夫婦で話を。子は親をよく見ています。隠すと余計子どもの不安をあおるという統計もあります。伝え方を工夫しましょう。子どもの力を信じてください。一緒に戦ってくれるはずです。

家族も生活が変化して大変なはずです。患者のどんな言動も受け止めてあげたいですが、家族も人間。そうできないときもあります。

治療後、夫婦で互いへの思いやりから性生活に影響があることも。多くの方が気になることだから、恥ずかしいと思わなくて大丈夫。気軽に相談してみましょう。

 話を聞いたのは 
九州がんセンター サイコオンコロジー科
白石恵子先生

臨床心理士、福岡県臨床心理士会医療保健領域担当理事 「家族も不安なことは医師や看護師、支援センターなどに相談を」