くらし 築40年!団地リノベ実行中

Vol.11 「プチリノベ」も「フルリノベ」も大事なのは「中身」

実際に中古団地のリノベーションを依頼してみて実感したこと。それは「リノベには様々な『レベル』があるんだな」ということ。

当初、オシャレなリノベ雑誌を購入して夢見ていたのは、一戸建てを購入するのと同等の費用を要する「フルリノベーション」とでも言えるもの。わが家はその一歩手前で抑え、「きれいに整えるリノベーション」を行いました。

家は骨組みでできている


作業が始まった当初、最初に持ち込まれていたのは大量のベニヤ板でした。砂壁や天井などの上から真新しいベニヤ板が貼られ、わずか2、3日で「え?これがあの部屋?」と思うほど大変身します。剥がして張り替える、剥がせない場合はすべて板で覆ってしまうイメージです。
 
昭和の匂いに満ち溢れていた最初の状況を知らない人は、平成の建物だと見間違ってしまう(かもしれない)ほど、その様子は様変わりします。そして何事もなかったかのように、新しい壁の上から真新しい壁紙を貼ったり、フローリングの板を貼ったりしていきます。
 
もし私に体力と計画性と緻密性があれば、自力でもリノベできると思うほど、仕組みは単純です(実はやろうとして、家族に全力で止められました)。
 
ちなみに当初憧れていた「フルリノベーション」は、壁を壊して間取りを変えたり、天井をぶち抜いて高くしたり…というものでした。これ、予算の倍以上かかることが確定したので、スパッと断念しました。

リノベで重要なのは「配管と電気」


見た目は簡単にきれいになります。むしろ、中古団地のリノベで重要なのは配管。中身です。
 
古いキッチン、バス、トイレを取り払った後の水道管は錆びてボロボロになっており、水漏れする状態でした。当然、総取り換えです。
 
電気工事やガス工事は素人にはできません。ちょうど熊本地震の後に工事に入ったため、ガス工事の職人さんが復興作業で確保できなかったり…ということもありましたが、家中のガス管をチェックしてもらって一安心。
 
そうして真新しく取り換えられた配管の上にも板が張られ、新しいキッチンやトイレが据え付けられます。仕組みはとても単純。私に体力と計画性と緻密性があれば……。

こうした「外から見えない部分」は、見積もり段階では分かりません。壁や床を剥がしてみてやっと分かること。「総取り換えするもの」と考えて見積もってもらわないと、「そんなにお金かかるんですかーーーーー!」という悲劇が起きかねないのでご注意を。
 
付き合う相手の外見と中身のどちらを重視するかはあなた次第ですが、リノベの場合は中身重視が絶対。そこさえクリアすれば、「フルリノベーション」も「整えるリノベーション」も「プチリノベーション」も「セルフリノベーション」も、なんだってできるんだなというのが実感です。