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Vol.15 秋の気配を感じるアロマ


アロマ空間デザイナー・アロマコンサルタント「AROMA-DIRECTION」 一刈 美穂です。


Vol.15 秋の気配を感じるアロマ

あんなに暑かった夏も、ここ数日、朝晩涼しくなり、秋の気配を感じ始めました。
食べる物も、きゅうりやトマト等、体温を下げる夏野菜から、ゴボウやレンコン等の根菜類が恋しく感じます。
香りも同じだと思います。

夏にはライムやミントなど涼しく軽やかな香りに涼を感じますが、気温が下がり始めるとスパイシーなものや、ウッディー系に惹かれていくものです。

そこで今回ご紹介する香りは「ローズウッド」。

ローズウッドの歴史


ロースウッドは、バラに似た香りを放つことが名前の由来とされています。
別名の「ボワドローズ(Bois de Rose)」というフランス語での呼び名も同様で、わずかにスパイシーで心休まるフローラルウッディーな香りです。

ローズウッドは香水産業では有名な香りで、含有している《リナロール》という成分がどの精油よりも一番多く88%存在していることから、重要な香料原料とされたため、価値が高騰となり、乱獲が続きました。
現在では絶滅危惧品種として、ブラジル生息のA.rosaeodoraはワシントン条約により1本伐採するたび、新しく1株ずつ植樹することを蒸留業者に命じる法律が制定されています。
(ローズウッドは非常に生育が遅く、精油が蒸留されるまでに約15年かかるそうです)

また日本で「紫檀(シタン)」と呼ばれているマメ科ツルサイカチ属に属す樹木もローズウッドと呼ばれています。
硬くしまりのよい木部の材質は楽器や高級家具、ブラシやナイフの柄にも使用され、長く大事にされる逸品ですが、全くの別種で、精油の採取は行われません。
 

ローズウッドの特徴


ローズウッドの主成分は《リナロール》という香り成分。ほかにもαーテルピネオール、リモネン、ゲラニオール、ネロール、1,8-シネオールなど、多種多様な香り成分が含まれています。

ゲラニオールやネロールは、バラの香り成分の一つ。
リモネンは、レモンのさわやかな香りの主成分、1,8-シネオールはミントのようなスーッと爽やかな香りなどで構成されています。
そのため、フローラルな香り、レモン系やミント系の爽やかさ、樹木のウッディさ、リナロールの甘さがブレンドされた、親しみもあり、しかも高級感や奥行きを感じる香りが特徴です。


 

ローズウッドの効果・効能


①心への効果

ローズウッドの甘さを含んだ香りは中枢神経に働きかけ、心のバランスを取り戻すのに役立つとされています。
気持ちをリフレッシュさせてくれる働きもあり、勉強・仕事中や長距離のドライブ中などに気分転換として香りを嗅ぐのもオススメです。

不安や緊張、ストレスなどで精神的に疲れきってしまったときや、気持ちが滅入ってしまう・落ち込んでいる時などには気分を高揚させ、前向きさや元気さを取り戻す手助けをしてくれるでしょう。
逆にイラついたり神経過敏になっているとき、とげとげした感情を癒してくれます。
ヨガや呼吸法、瞑想する際にもおススメです。

②体への効果

精神面への働きかけから、心因性の不調全般の改善に効果が期待できます。また鎮痛作用もあり、特にストレス性の頭痛や偏頭痛の緩和効果に優れているとされています。

ローズウッドの主成分である《リナロール》は抗菌・抗真菌・抗ウイルス作用があり、免疫系を刺激し免疫力を高める効果が期待できます。
風邪やインフルエンザなどの感染症予防や、咳・発熱などの症状緩和にも利用できます。
 

ローズウッドの注意点


基本的な精油の利用法を守っている場合は特に注意や禁忌事項はなく、適切に希釈すれば妊娠中の方やお子様でも使用できます。

秋を感じるAROMA-DIRECTIONオリジナルブレンド


ローズウッド・マンダリン(オレンジでもOK)・ユーカリ・パルマローザ・フランキンセンス(乳香)を5:4:3:2:1でブレンドしましょう。

全て揃ってなくても大丈夫です。ローズウッド・マンダリン・ユーカリの3種類でも十分です。
マンダリンは甘さが強く、子どもたちにも好まれる香り。日本の温州ミカンの1種のため、なじみのある香りです。
ユーカリはしみ透るようなスーッとシャープな香り。ご存知コアラの好物ですね。

ローズウッド・マンダリン・ユーカリの場合は、3:2:1の割合でブレンドしてみてください。ローズウッドの香りが立体的になり、奥深さが感じられると思います。
慣れてくると、お好みの割合でブレンドしてみるのも楽しみの一つです。

AROMA-DIRECTIONオリジナルブレンドアロマお勧めの活用法



今回の香りをブレンドした後、アロマディフューザーに3滴~5滴を寝室に。もしくはティッシュペーパーやコットンに1滴~2滴垂らして枕元でお使いください。
※顔の近くでの強い香りは、逆に覚醒効果となり目が覚めてしまいます。柔らかい香りをお勧めします。

また、無香料のシャンプー・トリートメント・ボディーソープ・ボディーローションなどに配合すると、香りのトータルプロデュースが完成し、振り返られる事、必須ですよ。
秋を先取りしてみましょう。


お知らせ

今回のAROMA-DIRECTIONオリジナルブレンドの香りは、9月の香り『Saveur de l'automne~秋の気配~』として、以下の場所で体験できます。
福岡…博多大丸1階総合案内所、岩田屋三越6階ゲストラウンジ
北九州…小倉井筒屋本館1階インフォメーションなど

上記にご案内した香りにプラス5種類合計10種類の香りをブレンドし、《Saveur de l'automne》と名付けています。


【精油を安全に使われるために守っていただきたい10の注意点】

①精油は、少量でも皮膚に刺激を与える可能性があります。精油の原液を直接肌に塗らない・付けないように気を付けてください。また、必ず使用量を守ってください。

②精油を決して飲まないように。誤飲の場合は大量の水を飲みましょう。

③刺激を感じたら、使用を中止しましょう。また、目の周りや皮膚の弱い所の使用は控えてください。

④3歳未満の乳幼児には、芳香浴以外、精油は使わないように。
3歳以上8歳未満のお子さんも、大人の使用量の1/2程度までを限度として使用しましょう。

⑤火気に注意。精油は濃度が高く、引火する可能性があります。台所の使用には十分に注意。

⑥妊産婦やお年寄り、既往症のある方は、専門家にご相談の上、ご使用ください。

妊娠初期から安定期に入るまでは使用してはいけない精油
ゼラニウム、ラベンダー、カモマイル、メリッサ(レモンバーム)、パルマローザ、ユーカリ

妊娠中使用してはいけない精油
クラリセージ、ペパーミント、スペアミント、マージョラム、サイプレス、ジュニパー、スウィートフェンネル、バジル、パセリ、ジャスミン、ローズ、ローズマリー、シダーウッド、 ミルラ(没薬)、レモングラス、セージ、ヒソップ、ペニーロイヤル、タイム、ベイリーフ(ローレル)、

⑦生理の重い人は避けたほうがよい精油
クラリセージ、ミルラ(没薬)、セージ、バジル、ジュニパー、フェンネル、ローズマリー

⑧高血圧の方の注意
ローズマリー・タイム・セージ・ペパーミント・バジル・グレープフルーツの使用は避けましょう。

⑨光感作作用(光毒性)のある精油の注意点。
果皮から採れる精油は日光に当たると日焼け、しみの原因になる場合があります。

⑩保存方法と使用期限・扱い方・購入の際の注意点。特に湿度が高い浴室や直射日光を避け、キャップをしっかり閉め風通しの良い冷暗所にて。15度~20度の場所が理想。真夏だけは、密閉容器に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。

使用期限は開封後1年。圧搾法で抽出した柑橘系は半年が目安です。

お子さんやペットの手の届かない場所に保管してください。茶か青の遮光ビンに入った精油を、静かに傾け雫が落ちる様に使いましょう。

購入の際は《エッセンシャルオイル》《精油》など植物100%表示の物をアロマ専門店で、お好みの香りを、少量からお買い求めください。
 
アロマ空間デザイン事務所「AROMA-DIRECTION」代表。
銀行勤務、人材派遣会社代表等を経、1996年東京在住中に当時日本唯一のアロマテラピースクールにてアロマの第一人者栗崎小太郎氏に師事。
百貨店・病院・介護施設・ゴルフ場・飲食店・オフィス等にAROMA-DIRECTIONオリジナルの香りを調合し毎月変わるアロマ空間コンサル事業を展開。

現在エアーステーションひびきFM88.2「一刈美穂のWakuWakuな時間」ラジオパーソナリティー(毎月第4火曜15:00~16:00)。
熊本小国町森林組合と北九州市との共同プロジェクトによる小国杉アロマブレンド監修。アロマ講演会・商品開発等幅広く活動中。

《9月メディア出演予定》
9/26(火)15:00~16:00「一刈美穂のWakuWakuな時間」エアーステーションひびきFM88.2ラジオパーソナリティー
詳細はHP(http://aroma-direction.jp/)にて。