くらし アロマ日和

Vol.21 待ちわびた春の到来にお勧めのアロマ

アロマ空間デザイナー・アロマコンサルタント「AROMA-DIRECTION」 一刈 美穂です。

Vol.21は『待ちわびた春の到来にお勧めのアロマ』です。

今年の冬は本当に寒かったですね。

やっと少しづつ春の息吹を感じるこの頃。ウキウキしてきますね。

春になると色とりどりのお花が咲き誇ってきます。

そこで今回は、青々とした草の軽い爽やかさとローズを思わせるフローラル調の香り『パルマローザ』をご紹介しましょう。

パルマローザの特徴

「インディアンゼラニウム」の別名を持つパルマローザ。

主に熱帯に分布するイネ科の多年性草本でレモングラス・シトロネラの近縁種でありながら、ゼラニウムやローズのような香りが漂ってきます。

草質の茎を持ち、丈は3mくらいになります。地上部は一年ほどで枯れます。
乾燥して水はけがよく、日当たりがいい土地に自生します。

上質のものは蒸留時間にこだわり、穂が出始め開花のピークまでの花が咲く前に収穫し、成長した野生のものを蒸留します。

この草がすっかり乾いたとき(刈り取って約1週間後)収油量が最大になると言われています。

主成分のゲラニオール(81%)は抗うつ作用・抗菌作用・抗真菌作用・収れん作用・皮膚の弾力を回復する作用が特徴の精油成分です。

パルマローザはネロール・酢酸ゲラニル・ゲラニオールなどローズと同じ芳香成分を含み作用も似ています。

パルマローザはローズに比べれば安価なため、ローズの偽和剤として使われていたことがあります。

パルマローザの精油にはモティア(C.martini var. motia)とソフィア(C.martini var. sofia)の2種類があります。

このうちモティアの方がゲラニオールを多く含有し、香りの質が高いといわれています。

ここで、ゲラニオールを含む精油をご紹介しましょう。

パルマローザ    75~85%
シトロネラ    15~25%
ゼラニウム    10~20%
ローズオットー    10~20%
ローズ    5~10%
レモングラス    ~5%
ネロリ    微量
マートル    微量

圧倒的にゲラニオールが多いのがパルマローザの特徴です。

ストーリー


パルマローザの精油は18世紀頃から始まりました。インドやトルコで盛んですが、マダガスカル産が最も高品質と言われています。

アメリカやヨーロッパ、日本に輸出され、化粧水、せっけん、香水ならびにたばこの香りづけの原料として使われています。

インドではアーユルヴェーダの治療によく使われるそうです。

パルマローザの効果効能

心への効能


「疲れた心を癒し、活力を与える」

鎮静作用と高揚作用の2つの効果があると言われています。

フローラル系の優しく、甘い香りは心を落ち着かせ、リラックスさせる働きがあり、その一方で草やレモンの香りのように、気分を明るく元気づけてくれる働きもあるようです。

心のバランスを調整する作用があるので、落ち込んだ時や気分を変えたい時などにおすすめです。

体への効能


「体のバリア機能を向上」

ウイルスや細菌から守ってくれる作用が優れています。

泌尿器、生殖器系の感染症である、膀胱炎、尿道炎などにも効果的です。神経痛、頭痛、座骨神経痛、リウマチ痛などを抑える鎮痛作用もあります。

また、内分泌系、リンパ系にも働きかけます。

抗菌・抗ウイルス作用とともに、免疫機能を高める働きがあり、感染症の予防にも役立ちます。病後の回復期や疲れがたまっている時、不眠の時にもおすすめです。

気管支炎などの呼吸器系の不調にも作用します。風邪の予防や熱を下げる(解熱)働き、食欲増進効果もあるといわれています。

肌への効能



皮膚細胞を再生・活性化してくれる働きがあるため、ハリやツヤ、潤いや弾力を与え、肌の水分バランスを回復する作用があり、スキンケアとして利用されています。

特に乾燥肌・肌の水分バランスと過剰に分泌された皮脂を抑制することから、ニキビや肌トラブル、フケの予防、改善脂性肌のケアに適しています。

消炎作用が皮膚の炎症が原因の皮膚炎や湿疹、また抗ウイルス、抗真菌作用が、皮膚のあらゆる感染症に効果があります。

また、鎮痛作用があるので、肩の疲れや腰の痛みを和らげたい時のボディマッサージにもおすすめです。

パルマローザの注意点


※妊娠中の方は使用は避けましょう。

パルマローザを使ったお勧めのAROMA-DIRECTIONオリジナルブレンド


明るい気分になるスィートオレンジ精油・パルマローザ精油・ホルモンバランスを整えるゼラニウム精油を3:2:1でブレンドしてみましょう。

上記のAROMA-DIRECTIONオリジナルブレンドの活用法

①アロママッサージ

疲れた日の夜、お風呂上がりに軽くマッサージをしてみましょう。

ホホバオイル大さじ1に上記のブレンドオイル2滴をボディにマッサージします。ぐっすりと眠れることで翌朝スッキリと目覚める事でしょう。

消化不良の時は腹部に塗布し、軽いトリートメントを行いましょう。

②アロマフットバス

冬にブーツなどを履いて蒸れやすくなり、水虫に悩まされる方も多いと思います。そんな悩みにもパルマローザは大活躍します。

洗面器を用意し、少し熱いと感じる温度のお湯とエタノール10ml、上記のブレンドオイル10滴を混ぜます。

そこに足を10分間つけてください。つける部分は、水虫の患部の少し上ぐらいまでです。これを1日1回、1週間ほど行うと効果が出てくるでしょう。

もしも肌に刺激を感じた場合はすぐに洗い流してください。

③グッドナイトアロマ

寝付けない時に、ティッシュペーパーやコットンに1滴~2滴垂らして枕元でお使いください。


お買い求めしやすく、さまざまな効果を発揮するパルマローザをぜひお試しください。
上記にご案内した香りなど、合計10種類の香りをブレンドし、《Magnifique~華やかに~》と名付け以下の場所で体験できます。

福岡…博多大丸1階総合案内所、岩田屋三越6階ゲストラウンジ

北九州…小倉井筒屋本館1階インフォメーションなど

※注意点&免責事項:アロマセラピーは医療ではありません。ここに掲載されている内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。事故やトラブルに関しての責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。

【精油を安全に使われるために守っていただきたい10の注意点】

①精油は、少量でも皮膚に刺激を与える可能性があります。精油の原液を直接肌に塗らない・付けないように気を付けてください。また、必ず使用量を守ってください。

②精油を決して飲まないように。誤飲は大量の水を飲みましょう。

③刺激を感じたら、使用を中止しましょう。また、目の周りや皮膚の弱い所の使用は控えてください。

④3歳未満の乳幼児には、芳香浴以外精油は使わないように。
3歳以上8歳未満のお子さんも、大人の使用量の1/2程度までを限度として使用しましょう。

⑤火気に注意。精油は濃度が高く、引火する可能性があります。台所の使用には十分に注意。

⑥妊産婦やお年寄り、既往症のある方は、専門家にご相談の上ご使用ください。

妊娠初期から安定期に入るまでは使用してはいけない精油
ゼラニウム、ラベンダー、カモマイル、メリッサ(レモンバーム),パルマローザ、ユーカリ

妊娠中使用してはいけない精油
クラリセージ、ペパーミント、スペアミント、マージョラム、サイプレス、ジュニパー、
スウィートフェンネル、バジル、パセリ、ジャスミン、ローズ、ローズマリー、シダーウッド、 ミルラ(没薬)、レモングラス、セージ、ヒソップ、ペニーロイヤル、タイム、ベイリーフ(ローレル)、

⑦生理の重い人は避けたほうがよい精油
クラリセージ、ミルラ(没薬)、セージ、バジル、ジュニパー、フェンネル、ローズマリー

⑧高血圧の方の注意
ローズマリー・タイム・セージ・ペパーミント・バジル・グレープフルーツの使用は避けましょう。

⑨光感作作用(光毒性)のある精油の注意点。
果皮から採れる精油は日光に当たると日焼け、しみの原因になる場合があります。

⑩保存方法と使用期限・扱い方・購入の際の注意点。特に湿度が高い浴室や直射日光を避け、キャップをしっかり閉め風通しの良い冷暗所にて。15度~20度の場所が理想。真夏だけは、密閉容器に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。

使用期限は開封後1年。圧搾法で抽出した柑橘系は半年が目安です。

お子さんやペットの手の届かない場所に保管してください。茶か青の遮光ビンに入った精油を、静かに傾け雫が落ちる様に使いましょう。

購入の際は《エッセンシャルオイル》《精油》など植物100%表示の物をアロマ専門店で、お好みの香りを、少量からお買い求めください。
 
アロマ空間デザイン事務所「AROMA-DIRECTION」代表。
銀行勤務、人材派遣会社代表等を経、1996年東京在住中に当時日本唯一のアロマテラピースクールにてアロマの第一人者栗崎小太郎氏に師事。
百貨店・病院・介護施設・ゴルフ場・飲食店・オフィス等にAROMA-DIRECTIONオリジナルの香りを調合し毎月変わるアロマ空間コンサル事業を展開。

現在エアーステーションひびきFM88.2「一刈美穂のWakuWakuな時間」ラジオパーソナリティー(毎月第4火曜15:00~16:00)。
熊本小国町森林組合と北九州市との共同プロジェクトによる小国杉アロマブレンド監修。アロマ講演会・商品開発等幅広く活動中。

《3月メディア出演予定》
3/27(火)15:00~16:00「一刈美穂のWakuWakuな時間」エアーステーションひびきFM88.2ラジオパーソナリティー
詳細はHP(http://aroma-direction.jp/)にて。

《3月ワークショップ》
3/17(土)博多大丸にてバラの香水作り