くらし 特集(美容&健康)

冬の乾燥肌の原因は?カサカサ対策とおすすめケアグッズを紹介

モデル:読者・石井紗希さん
乾燥肌にはつらい季節。いつもたっぷり潤った“もっちり肌”でいたいですよね。読者の悩みについて専門家の先生に解説・アドバイスしてもらいました。“冬のカサカサ知らず”になれるヒントが満載です。

皮膚の最外層はラップ1枚分、こすり過ぎていない?

乾燥肌とは、水分と皮膚の表面(皮脂膜)にある脂が保持できていない状態。肌の角層は、食品を保持するラップフィルムほどの薄さで、その中には、水と脂が適度に入っていて潤いを保っています。角層や表皮細胞がダメージを受けてうまく細胞を作れていないことにより、肌の表面がけば立ち、カサカサになるのです。

夏の高温の時期に慣れて水分を抑えていた肌が、冬の気候変動にすぐ対応できず、10・11月の季節の変わり目に乾燥するという人は多いです。

ナイロン製のタオルで肌をこすっていたり、体を洗いすぎていたり…。タバコを吸っている人は、活性酸素が増え乾燥肌になりやすく、肌の色が黒くなる場合も。

また、紫外線に多く当たったことでそれが何十年後かにダメージとして現れることもあります。年齢と共に、肌細胞も減るので、自然と乾燥肌になりやすくなります。暖房で乾燥する部屋に長時間いるといった生活環境や偏食など、一人一人要因はさまざまです。

 
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・福岡県臨床皮膚科医会会長
楠原皮膚科医院 院長
楠原正洋先生
 
 

楠原皮膚科医院・院長の楠原先生に読者の気になる“3大カサカサ”の対策を聞きました。
乾燥ではなく、異常角化(かっか)という病気の一種かも。ソールの薄い靴を履く、堅いフローリングをはだしで歩く、体重が重いなど、加重負担が長年続くと、足が“自己防衛”反応を起こして皮膚が厚く硬くなったり、まれにかかとの水虫ということも。気になる人は専門医へ。軽石でかかとをこするなど、過度の刺激はNG!

皮膚が薄く、保湿成分が少ないすねは1番乾燥しやすい場所。毎年冬になると乾燥する人は、今から保湿剤を塗って、前もって予防を。

よくひざをついていたり、座っている時にひじをこすっていたりして、刺激によって乾燥し、メラニンが蓄積した可能性があります。保湿しつつ、意識して動作に注意しましょう。

なるべくシンプルなリップを選んでケアを。リップや口紅でかぶれているのに気付いていないということも。また、口をつぐんだり、なめるなどのクセがある人は、自分の唾液が原因で荒れてしまいます。はちみつは唇の水分を奪うのでダメ。ラップも逆に菌が繁殖します。唇の炎症の可能性も。


Q.粉吹き状態で化粧ノリが悪いのはどうしたらよいですか?
A.
保湿剤を塗って元に戻るならOK。粉を吹いているのは、乾燥で炎症を起こしています。組織がダメージを受けているので、皮膚科で見てもらいましょう。
 
Q.あかぎれになってきて痛いです。
A.手のあかぎれは、湿疹の場合が。皮膚の細胞が慢性的にダメージを受け、コラーゲンも傷ついています。要因に考えられるのが、手洗いのしすぎです。手の脂まで取ってしまわないように、洗いすぎに気を付けましょう。手と足いずれもあかぎれは悪い状態なので、続いて痛い場合は病院へ。
 
Q.子どもの乾燥!?
A.お子さんの場合は、細胞を作り出す力が未熟のため、皮膚が薄く、脂分泌が少ない場合も。成長するにつれて、しだいに軽快していくのですが、目の前の乾燥は放置せず、症状が気になる場合は病院へ。
 
Q.頭皮のカサカサも気になる!
A.頭皮は普通、皮脂分泌の多い場所。フケが出る人は、フケ症の可能性が。かゆみや赤みがある人は慢性疾患で炎症を起こしている場合もあります。秋口には、脂漏(しろう)性皮膚炎の可能性も大。乾燥が気になるからと、頭皮オイルをつける人もいますが、炎症などの場合はさらに悪化する可能性もあるので、気になる人は専門医へ。また、40代以降の男性は、脂の分泌の変化が起こり悪い脂が出る人が多いです。
 
●その他NG行為
あかすりは肌のバリアを壊し、ストレスになるので、できるだけしない方がベター。普段の入浴でも荒い目のタオルやタワシでこすらないようにしましょう。
 
●その他の豆知識
石けんやボディーソープは、泡立てた状態が肌に負担のない適切な洗浄力になるよう調整されています。ですので、体や頭を洗う時は、泡立ててから使うようにしましょう。

 

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