絵本専門士・柴田香の絵本のトビラ③ 「絵本と本棚」

贈り物に絵本をえらぶポイントは?

こんにちは、絵本専門士の柴田香です。
いよいよ師走、今年も残すところわずかとなりましたね。

街はすっかりクリスマスの装い、リビング読者の方の中にはお子さんやお孫さんに絵本をプレゼントしたい!とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は(クリスマスに限らずですが)、わたしなりの絵本選びのポイントをいくつかお伝えしようと思います。

「本のプロ」を味方につけること。

絵本を「プレゼント」として選ぶ場合においては、わたしは基本的には、贈りたい方が贈りたいものを選ぶのがよいと思っています。

「この本を贈りたい!」「〇才くらいの子にプレゼントしたい!」とある程度はっきりと決まっておられる方は、書店ですぐに手に取ることができますね。
子どもから欲しい本のリクエストがあれば、その中から選ぶのも喜ばれることでしょう。

このときにぜひ、書店員さんにいろいろ聞いてみてください。
各書店には、児童書担当のスタッフさんがいらっしゃって、同じようなジャンルの本を紹介してくれたり、関連の雑貨を教えてくださったりと、プレゼント選びの幅も拡がると思います。

同じく、身近な図書館に出かけて、司書さんに尋ねてみることもオススメです。
こちらでは、長年親しまれてきたロングセラーや、おはなし会などでよく読まれて反応が良いものなどを教えてもらうことができるでしょう。
実際に図書館で借りてみて、子どもさんの好みを知ることもできます。
図書館でブックリストを作っているところも多いので、それを参考にしてみるのもよいでしょう。

ポイントは、たくさん絵本に関する情報や知識を持っておられる「本のプロ」を味方につける、ということです。

インターネットもじょうずに活用して!

中には、子どもが小さくて、なかなか実店舗まで出かけるのはハードルが高い、という方や、気軽にインターネットで買い物を済ませたい、という方もおられるかと思います。

そこで活用したいのが、絵本の情報サイト。
テーマに沿ってまとめられた特集や、たくさんの口コミは絵本選びの参考になると思います。

わたしが個人的によく使っているのが絵本ナビ(http://www.ehonnavi.net/)。

はじめての方でもとても使いやすいサイトで、選書の際の強い味方になっています。
絵本作家さんへのインタビュー記事も興味深いものが多いのも特徴です。
ぜひチェックしてみてください。

本棚あれこれ。

さて、わたしは、本棚を眺めることが大好きです。
お店ごとにラインナップの違う書店さんの書棚は時間を忘れて見入ってしまいますし、お友達のおうちに並んでいる本もそれぞれの個性を垣間見るようで興味深いです。

仕事をしていく中で、ときどき親御さんから、「子どもを本好きにするにはどうしたらいいのでしょうか?」というご質問を受けることがあります。

そのときにはまず、お父さん、お母さんが好きな本を読む時間を持たれることをオススメしています。
それは、子どもが本に親しむには、身近な大人が本に親しんでいる姿を見せる姿がいちばんだと実感として感じているからです。
お父さんやお母さんは「本を読みなさい!」と言いっぱなし・・・では、なかなか読書の面白さが伝わりにくいのではないかと思います。

そのときに、小さくてもいいから子どもの「本棚」を作ってあげてもらえるといいかな、と思っています。
そんなにスペースが取れない、という方はカラーボックスなどを活用されてもよいでしょう。

パーソナルスペースに「自分の本」が揃っていく、という充実感は嬉しいものですし、子どもにとって大切な体験になると思います。
読まなくなったら誰かに譲るなどして「手放す」ということを経験することもまた、子どもにとっての成長の一助となります。
大人の活字離れが叫ばれて久しいですが、子どもの時分にたくさんの本に触れた人は、途中、活字から離れることがあっても、大人になってまた戻ってくることができます。

戻ってきても、来なくてもいいのです。
だけど、「戻りたいな」と思ったときに、すぐに戻れるチカラをつけておいてあげたい。

わたしは、子どもの本に携わるひとりとして、そう考えています。
 

information*

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講談社 本とあそぼう「全国訪問おはなし隊」が来年4月に福岡県内を巡回します。
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条件を満たせば、キャラバンカーが遊びにきてくれるかもしれません。
詳しくは以下の特設サイトをごらんください。

お問い合わせ: 講談社・本とあそぼう 全国訪問おはなし隊http://www.kodansha.co.jp/ohanashi/


◎ブログ「コウのことのはライブラリー」(http://ameblo.jp/koueue/)も随時更新中!
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