くらし 防災あれこれ

熊本で地震を経験した元リビングスタッフ3人に聞く。被災して実際に必要だと感じたもの・こと

9月1日は防災の日。元リビングスタッフで、熊本で地震を経験した3人の女性に、実際に必要だと感じたものを聞きました。この機会に、あらためて備えを見直しませんか。

「飲料水の準備、トイレ対策は考えておくべき」

野口祥子さんの場合
会社員。復興支援サイト「むすぶ・つながる・くまもと」を運営

●復興支援サイト「むすぶ・つながる・くまもと」
 http://www.musubukumamoto.com

Q1.被災時の状況は?

前震の時は仕事で県外にいました。帰宅後、本震に遭い、車で近くの空き地に避難。その後は避難所も近かったので自宅で生活を続けましたが、断水が1週間以上続きました。

Q2.被災して一番必要だと感じたもの・ことは?

水です。命にかかわるものだし、こんなに水を使っていたのかと思うほど、暮らしていくすべてにおいて水が必要で、水の大切さとありがたみを実感しました。

Q3.備えていて良かったとこと・ものは?

飲料水や生活用水を入れるポリ容器やバケツが役立ちました。スマートフォンは、連絡や情報収集、アプリを入れておけばラジオも聞けるし、懐中電灯がわりにもなり、役立ちました。停電に備え、携帯用の充電器を持っておくとよいと思います。

断水対策として、お皿にラップをして洗い物を減らし、洗う必要があるものは、まず、新聞紙などでふきとってから洗いました。また、手洗い用にペットボトルのフタにキリでいくつか穴をあけ、シャワー状に水が出るようにしました。トイレが詰まらないように小用の時はトイレットペーパーを流さず燃えるゴミにするなど、ネットで断水時の対策を見つけて参考にしました。

Q4.女性目線で気を付けた方が良いと感じたことや、必要だと感じたものは?

断水が続いたので、衛生面で食中毒が出ないように気をつけたほうがよいと感じました。ウエットティッシュ、除菌シート、汗ふきシート、メーク落とし(洗顔代わりにも)、お尻ふき、キッチン用・トイレ用のお掃除シートなど、シート状の商品が役立ちました。清潔を保つために、キッチン用の漂白剤も活用しました。

Q5.防災の面で、今後はこうしようと変わったことは?

一度に連絡をとれるように、県外に住む家族とLINEグループを作成。家族の間で非常時にどのように行動するか、日頃から話しておく必要も感じました。飲料水・食料品・日用品は、予備がないとすぐに困った状態に陥るので、当面必要な分を備え、使いながら補充するようにしたいと思っています。
 
福岡からたくさんのご心配やご支援をいただいたことを知り、とてもうれしかったです。ありがとうございます。リビング福岡で過去に掲載された防災についての記事で得た知識が、実際に役立ちました。この地震を経験し、改めて日ごろから備えておくことが大切だと実感しました。

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