スウェーデン式!?離乳食の進め方

離乳食…それはまさにワクワクドキドキながらも、めんどくさい育児のステップです。ちょうど去年のクリスマスあたりに生後半年を迎えた双子たちですが、そのあたりに離乳食を開始しました。

日照時間が少ない国ならではのサプリメント

スウェーデンでは、子供が生まれるとBVC(ベーヴェーセー。Barn vård centralの略称で、直訳すると子供保健センター)というところに登録します。子供がうまれてすぐに、登録したいBVCに電話したのですが、退院して数日後に最初の保健師さんとの面談がありました。この、生まれてすぐの面談だけは自宅で受けるのですが、その時に今後半年分の面談のスケジュールとビタミンシロップを届けてもらいました。

(まだ生まれたての子供をかかえてわけがわからず必死だったあの頃…うちの猫は久々に構ってくれそうな大人がやってきたことにテンションを上げていたのを覚えています。)ビタミン剤普通の薬局でも売っているビタミンDのシロップ。こちらは日照時間が少ないため、太陽光にあたることで生成されるセロトニンが不足しがちなのだとか。それを補うために子供にはビタミンDのシロップを飲ませるのが義務だそうで、2歳になるまではBVCで無料でもらうことができます。私自身は秋口からビタミンDが含まれているサプリを摂取していますが、そちらはもちろん自腹。

毎日5滴を摂取するようにしていますが、油溶性のビタミンを摂るためのビタミン剤なので、なめた感じはただの油です(笑)
 

スウェーデンでの離乳食指導?

さて。あちらこちらから悲鳴が聞こえてくる“離乳食”というステップ…しかしながら、母親にムチャ振りをしない国スウェーデン、そこは初心者にもやりやすいようなやりにくいような出だしでした。

BVCでは同じ月齢の子供を持つ保護者たちのグループが結成され、離乳食やらハイハイし始めた時期の注意点(コンセントをふさぐ、机の角を保護する)などの指導が行われるため、離乳食もそれを参考にしようと思っていました。日本では、「どれくらいの月齢でどのような食べ物がどれくらいの固さで摂取できるのか」なんていう保健師さんの指導があると聞いたので、こちらもそんな感じかな?と参加。するともっとゆる~い世界が広がっていたのです(笑)

「生の魚はまだあげないでください」「辛い物は食べられません」「砂糖、塩は初期はあげず、幼児期も控えめに」このあたりの、初心者の私でも知っている情報が与えられたあと、「カフェでランチするときに、スープをちょっと指ですくってなめさせたり、サラダの柔らかい部分を含ませたりとか、そういうことから始めるといいですよ」とベテラン保育士さんのお言葉。

か、カフェのスープ!!!塩辛いよ!?

てっきり、お料理の指導があると思ったのですが、お話しの中には「自分で離乳食を作る」前提のものはありませんでした。さすが9割の家庭が共働きの国…、離乳食をちまちま手作りする余裕はないですよね、育休中はともかく仕事復帰したら。

ちなみに「手作りしようと思うんですけど、スウェーデンでは何を最初にあげるのが一般的ですか?日本ではお米なんですが…」と聞いたところ、やはりスウェーデンではポテトとのこと。月齢に応じた固さなどは市販のベビーフードを買って確認したらいいんじゃない?と言われたので、カルチャーショックを受けるとともに「なーんだ、それくらいのユルさでいいのか~」と肩の力が抜けた感じ。

そして初めての市販ベビーフード

日本から買ってきた離乳食の本を見ながら、10倍がゆ、ニンジンをすったもの、スウェーデン式にマッシュポテトなどあげてみた後、いよいよ市販のベビーフードに挑戦しました。

じゃじゃーん
マンゴー?いいのかマンゴー?結構アレルギーの人がいるイメージなんだけどな…と思いつつ恐る恐るあげてみたところ、二人とも結構気に入ったよう。私もなめてみましたが、遠くにマンゴーの味のするプルプルした水って感じで別においしくはなかったです。

ちなみに、米はこちらでは離乳食としてあまり推奨されていません。残留ヒ素値が高いので赤ちゃんには勧められないとか。アジアではみーんなお米で育っているのに!

私の友人の予想は、「計測するときにお米を洗わず炊いたのでは?」。あり得ます。こちら、米を研がずに炊く人が結構いるらしいので…。同じヒ素値の理由でほうれん草も離乳食には勧められないそうなのですが、こちらは私も乳児のころはあげずに、最近解禁しました。華麗に離乳食を嫌がる息子

最近の様子

最近では結構大人と同じものが食べられるようになったので、ずいぶんと楽になりました。粉ミルクも一歳になる直前くらいで辞めたのですが、そのとき保健師さんに相談すると「ミルクをやめると鉄分とカルシウムが不足しがちになるから、ミルクの代わりにおやつの時間にgröt(グロート。食感はオートミールみたいな感じ)かvälling(ヴェッリング。とろっとしたミルクのような感じの麦芽飲料)をあげてね」と指導されたので、今はそのようにしています。

Vällingとgröt
右2つが、すぐに飲めるようになっているパウチ。お出かけに便利ですが、一つじゃ足りないので2袋ずつ+フルーツなどあげています。左2つは粉の状態で入っているので水とまぜてレンジでチンしてからあげます。粉のほうが単価が安いのでおうちではもっぱら粉。出先でもカフェだとお湯がもらえたりレンジが使えるので粉のほうが持ち運びしやすいので助かっています。保健師さんに勧められるまでは「こういうのには砂糖じゃないとしても甘味料が入っているから」と否定的だった夫ですが(離乳食作りにはタッチしないのに…)、保健師さんのおかげでVälling、Grötともにウェルカムになってよかった!
 

お買い物中の秘密兵器

最近ではベビーカーにじっとしていてくれる時間が極端に短くなった子供たちですが、それでもスーパーでのお買い物は行かないと仕方がない。そんな時にすごく助かるのが、スーパーにある無料のフルーツコーナー!

子供が大喜びするコーナー
「どうぞ!子供たちにフルーツを!」
これは一例ですが、ほとんどのスーパーにこのようなコーナーがあって、すこしシュガースポットが出始めたバナナや新しいのが入荷したため処分する予定のミカンなんかがおいてあります。ここにあるものは子供に無料で提供されるフルーツなので、それを子供が食べている間は私も心穏やかに買い物をすることができます。最近ではバナナを半分ずつあげても3分くらいで食べちゃうようになったので、短い平穏ですが…。

子供も、スーパーのこのコーナーに来るとバナナが食べられると把握しているのか、バナナの前を通ると騒ぐようになったのでおやつにはもう遅い時間なんかに買い物するときは、バナナを見せないように店内を回っています(笑)

クリスマスに向けて

クリスマスにはjulbord(ユールボード)と呼ばれるクリスマスビュッフェを食べるのが伝統ですが、一歳半になるうちの子供は何を食べたらいいんだろう?と思って保健師さんに聞いたところ、「一歳半ならなんでもあげていいよ」とのこと。

とはいえ、クリスマスハムにはマスタードをつけるのが定番だし、酢漬けのニシンは生魚に近い気がするし、そもそもお肉は嫌がって食べないので、適当にゆでたお野菜なんかをあげることになりそうです。お友達の二歳の子供はほぼ大人と同じものを食べているそうなので、我が家もそれくらいになるのが楽しみ!
名前:有希(ゆうき)
2011年に福岡からスウェーデン・ストックホルムへ移住した福岡女子(アラフォー)。
2016年に女の子と男の子の双子を出産しました。北欧でオロオロ育児をしている毎日をお届けします!よろしくお願いします(*´ω`)