クリスマスを本気出して祝ってみた in スウェーデン

さて、この暗黒の冬でみんなが待ち焦がれるクリスマスがとうとうやってきました! スウェーデンでは24日のクリスマス・イブを祝います。私たちは毎年夫の姉宅で祝っていますが、今年は夫の兄家族もやってくるというので総勢10名でのパーティになりました。

スウェーデンでのクリスマス料理

こっちに来てびっくりしたのが、お祝い事で食べる料理が代わり映えしない!ということ。大体、毎回ゆでたジャガイモ、ゆで卵の上に魚卵とディルというハーブを乗せたもの、スモークサーモン、Sill(スィル。ニシンのこと)の酢漬け各種、ミートボールがよく提供される料理です。
2017年限定、ジン風味のスィル
クリスマスは、これにJulskinka(ユールフィンカ)と呼ばれるクリスマスのハム。私には普通のハムとの違いが判らないのですが、ハムの塊の表面にパン粉とマスタードを混ぜたものを塗ってオーブンで焼くのだそう。

クリスマスはそのハム、イースターはゆで卵メインとアクセントはあるもののレギュラー選手は代わり映えしないので、食にこだわる国・日本から来た私は最初びっくりでした。ですが、自分がもてなす側になってみると、ほぼお店で買ったもので済ませられるのでものすごく楽ということに気づき、今ではすっかりお祝い料理大好き人間です(笑)

でも夫実家の人々も普通のクリスマス料理には飽き飽きしてるみたいで、「今年はラムをメインにしよう」とか「ミートボールのレシピを新しいやつにしてみた」とか毎年ちょっと変化があります。私は大体こういう時には「スシサラダ(ちらし寿司のこと)を作ってきて!」と言われるので、某混ぜるだけでできるちらし寿司の素を駆使して、さも作るの大変だった風にもっていくのが常。

今年は義母がジビエ詰め合わせを注文したので、ミートボールはトナカイ肉、クリスマスハムは猪肉、ヘラジカや熊のソーセージと面白い肉がたくさんでした。ティーンエイジャーの甥っ子姪っ子は怖がって食べず(笑)
ごちそうずらりちょっと茶色い食卓ですね?こうやってクリスマスはひたすらにタンパク質をとります…。スウェーデンが貧しい国だったときに、この日くらいはと燻製してたお肉やらお魚を食べていたのかな?と想像。

スウェーデン人の「クリスマスの合言葉」

さて、スウェーデンっぽいクリスマスといえば外せない「カッレ・アンカ」。これなんのことだかわかりますか?実は、ドナルドダックのことなんです! 毎年、クリスマス・イブにはテレビでディズニーの色々な映画から1シーンを選んで編集した番組が放映されるのですが、ほぼ毎年「今年の視聴率ナンバー1」に選ばれるほど多くの人に視聴されています。

もともとはアメリカでクリスマスに放映された番組だそうですが、もう内容もすっかり覚えているだろうに、時間になると家族でテレビの前に座って、毎年毎年まったく同じ内容のカッレ・アンカを見る…スウェーデンの不思議の一つ

オープニング。
でも毎年みてるとなると、今年も見なきゃ!という気持ちになるのでおもしろい。

プレゼント交換

さて、クリスマスと言えばプレゼント交換! 日本のクリスマスと違って、それほど高価なプレゼントを贈る習慣はなく、大体一人に対して2、3千円くらいのプレゼントを贈っている印象です。もちろんご家庭によっては高価なプレゼントを贈りあっているところもあるでしょうが、大人にも子供にもプレゼントを用意しなければいけないので、うちの財政状況では無理…。

義姉が担いで帰ってきた本物のツリー義姉が張り切って用意した生木のクリスマスツリーの下にプレゼントを並べて、テレビを見ながら開封の儀式! ちなみにクリスマスツリーは12月になると色々なところで売っていて、買うとミカンの入ってるネットの巨大版みたいなのを被せて運びやすいようにしてくれます。家に帰ったらそのカバーをとって、水をあげて一晩くらいすると枝もきれいに広がるという仕組み。

ツリーの飾りに興味津々うちの子供はまだクリスマスを理解していないけど、プレゼントの本にとても喜んでいました。スウェーデンではサンタさんじゃなくてTomte(トムテ)というクリスマスの妖精がクリスマスの象徴なのですが、最近はそのトムテ像もキリスト教的サンタ像に取って代わられている感じ。

開封式の後は、お決まりの食後のフィーカ(お茶)でした(笑)ほんとフィーカ好きだな~。
サフランのパンももちろん登場左の皿は上からジンジャークッキー味のケーキ、Klänetterというドーナツの固いバージョンのようなお菓子、キャラメル。そして右のお皿が私が買ってきたドイツのクリスマス菓子シュトレンと義姉が作ったサフランパン。パンはほぼうちの子供たちが食べつくしてしまいました…。

義母の地元Småland(スモーランド)の伝統食。

そして更に義母が、故郷のSmåland(スモーランド)地方のOstkaka(オストカーカ)というお菓子を持ってきたのでそれもいただきました。直訳するとチーズケーキなのですが、普段食べているチーズケーキとは違って生暖かい状態で食べる、ふわふわしたムースのようなもの。おいしかったです。
 

新年にむけて?

実は新年のお祝いはそれほど重要視されていないスウェーデン。家族よりもお友達と集まって大みそかにご飯を食べ、カウントダウンをしながら年が明けるとロケット花火を打ち上げる、というヤンチャな祝い方です。なので、今年の親戚づきあいはクリスマスで終了!

最初の年はただただ珍しく、それから2、3年くらいはスウェーデン語もあんまりわかんないし面倒だな~という感じ、それ以降は普通に楽しみになったクリスマス。子供ができてから親戚とのつながりが大切に思えてきたのは大きな変化です。また来年、今度はもうちょっとクリスマスを理解してるであろう子供たちとお祝いするのが楽しみ!

それにしても、日本のクリスマスケーキや素敵オードブルをスウェーデンでも導入してほしいものです。

名前:有希(ゆうき)
2011年に福岡からスウェーデン・ストックホルムへ移住した福岡女子(アラフォー)。
2016年に女の子と男の子の双子を出産しました。北欧でオロオロ育児をしている毎日をお届けします!よろしくお願いします(*´ω`)