運試し? スウェーデンの「夏保育」!

毎日暑いですね! 日本でも報道されているらしいのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、スウェーデンも猛暑でございます。ストックホルムは連日のように最高気温が30度を越え、さすがの私たちも「そろそろ雨降ってくれ…」と祈る始末。

ひと月以上まとまった雨が降っていないので乾燥がものすごく、街路樹も森の木も枯れ始めています。報道されている山火事はもはや人力では鎮火できないのではないかと言われる規模に。

日本もお風呂の温度かと見まごうような暑さですね。みなさま、今年の夏はとにかく生き延びることを目標に頑張りましょう…!
23時でこの空。日が長いのは楽しいけど、暑い!
 

夏保育、はじまりました



ところで双子が通っている保育園。7月16日から8月3日まで3週間の休みに入るということで、夏の間は違う保育園に通わせることになりました。園長から暗に「夏休みをとらないなんて…」みたいなことを言われ、まるで嫌がらせのように自宅から電車とバスで35分の系列園に夏の間通わせることになった私たち。

保育園が遠いからと言って稼ぎ時の夏に私が仕事をせず家にいるわけにもいきませんので、双子には頑張って通ってもらっています。頑張っているのは親も一緒ですが、この猛暑でクーラーのないバスと電車に乗るのはきつい~。毎日凍らせた水を持参して子供に与えています。

自宅から遠すぎて園長の嫌がらせかと思っていた夏保育ですが、周りに聞いてみたところみんな自宅から遠い園に行かされているみたい。嫌がらせというのは誤解でした(笑)。運がいい人はいつもの園に夏も通わせられるのでしょうが、なかなか聞きません。友人のお子さんの園は夏休みが4週間、長いところで7週間というところも!!

うちの保育園の先生と話していたら、なんと今年が初めて夏休みに閉める年なんですって。もしかしたら例年は系列の他の園が閉まって、うちの子の園が夏保育園として稼働していたのかも?
 

みんなが夏に保育園を休ませる理由


スウェーデンというかヨーロッパでは夏のバケーションを取るのが一般的。うちの夫の会社では4週間ほどまとめて取ることが認められています。バケーションを取るのは保育園の先生たちも同じで、そのため保育園が閉まるみたい。保育園、と書きましたが実態としては「förskolan(フォーシュコーラン)、就学前学校」という名前が示す通り小学校に上がる前の準備学校のような感じ。幼稚園と保育園の間のような存在です。

夏に閉園している間は近隣の園か、うちのように系列園など3園ほどが合同で1つの夏保育園を運営し、夏に出勤する先生&夏休み中も保育が必要な児童を集めて面倒をみるシステムになっています。

夏休みに人手が足りない場合、保育士を志す人たちがアルバイトでやってきたりして、いつものような保育は望めないのが現状です。私の友人も、「夏の保育は先生も新人ばっかりで大変だよ~」と親も保育園の夏休みに合わせて休暇を取って、夫婦で子供の面倒を見ているところがほとんど。
 

実際行かせてみての感想


夏の保育園が始まる前、「良かったら一度見学をどうぞ」と先方からメールをもらっていたのですが、私が毎日休みなく仕事が入っており、夫も会社のプロジェクトが佳境でどちらも見学の時間をとれずに初登園の日をむかえました。

まぁ、初めて入園したときと違って、もし先方の園が合わないなぁと思ってもほかに代替園があるわけではないのでしょうがない、と思っていたのですが蓋を開けてみればなんとも素敵な園でした。
初登園記念に一枚

いつも通わせている園からは、最近働き始めた先生が二人出向していました。子供の懐き具合はそれほど、だけど知っている顔があるのは心強い! 夏の園の責任者として挨拶してくれたのは、この園に普段から勤めている先生。ハリウッド女優のキャサリン・ハイグル似で、ソツがない感じで安心です。

行ってびっくりしたのは、系列だというのにうちの園よりずっと大きくて綺麗なこと! さすが高級住宅地…(自宅比)!

初日、いきなり知らないところに置いて行かれてちょっと泣いてしまった息子ですが、そのすぐ後、私たちが仕事に向かっているときに先生から写真とメールが来た時は、園庭で元気にあそんでいたので安心しました(笑)
ずらっと靴箱
おいおい靴箱も新しいやないか…と嫉妬してしまいますが、この園新築マンションの一階部分をぶち抜きで使っているので広くて新しいんですよね。いいなぁ。

夏の園の感想


こちらに通い始めていきなりの猛暑で、毎日ぐったりしている子供たちですが、たくさんの刺激をもらっているみたい。通っている子供=夏休みでも親が働いている子供って、うちみたいなハーフっぽい子ばっかりなのが社会の縮図だなぁと思いますが、登園しているのがなんとうちの子をいれて6人のみ! それに日中は先生が2人ついてくれるのでかなり贅沢です。

私はいつも16時くらいには仕事が終わって迎えにいけるのですが、16時になると残っているのはうちの子とあと1人くらい。みんな仕事終わるの早い!! 夏休みに限らず、いつも16時以降は児童の数がぐっと減るので、スウェーデンで働く親御さんは結構仕事を早く終わらせて帰宅している印象です。16時に迎えに行くためには15時には退社してるわけですもんね。
だっこで腕がムキムキになりそう

この園に通い始めて、双子も一気に赤ちゃんから子供っぽくなりました。色んなものに興味をしめしてるし、語彙も増えてこちらが言った言葉を繰り返すこともしばしば。少しずつ人間っぽくなってる!

やはり、いつもの「6人の児童に対して先生が1人」という環境から、一気に先生が倍に増え、話しかけてもらえる時間も多くなったのが影響しているのだと思います。そして先生がスウェーデン人がほとんどという環境もいいみたい。

普段私がスウェーデン語で話そうとするとき、一度頭の中で考えてから話すように、ネイティブ並みに言葉を話せない人にとってはまだ話せない子供に一方通行に話し続けるのはハードルが高い作業だと思います。

私も日本語だとずーっとしゃべっていられますが、英語でもスウェーデン語でも日本語のように「特に意味のないことを絶え間なく子供に話し続ける」というのは難しい!!

スウェーデン人の先生を見ていたら、ほんとにずっと何かしゃべってる。子供に自由に遊ばせて、自分はケータイポチポチ、なんて先生もいるという中でこれはほんとにありがたいです。おかげで娘も息子も毎日お迎えに行くと帰りたがらなくて困ります(笑)

そんな夏保育もあと少し

 
ちびっこ暴走族

暑くて夜に服を脱いでしまうせいか、咳が出るようになって保育園を一日お休みした娘。息子は1人だけ連れていくのが面倒でついでに休ませましたが、休んだら元気になる子供マジック。でも休んだおかげですぐに回復して、今は元気に通っています。

夏の保育もあと少し。あまりに今の園がいいのでちょっとだけ転園を考えてしまいましたが、夏が終われば休みの児童ももどってきて、今のように少人数で先生たっぷり、というわけにはいかないだろうからこの園はひと夏の思い出として、8月からはいつもの園に戻る予定です。
最高だったバス

この写真のバスは最新式で、床は木目調のシート、冷房完備&USB充電口つきという至れり尽くせりなものでしたが、いつもはサウナ状態でベビーカーも満杯で乗れなかったりする修羅の通園。それがもうすぐ終わるかと思うとちょっとほっとします。

願わくばまとめて雨が降って、少し過ごしやすくなりますように!
 
名前:有希(ゆうき)
2011年に福岡からスウェーデン・ストックホルムへ移住した福岡女子(アラフォー)。
2016年に女の子と男の子の双子を出産しました。北欧でオロオロ育児をしている毎日をお届けします!よろしくお願いします(*´ω`)
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