特ダネトピック 編集部発!耳より情報

今年の秋こそ「オペラ」デビュー ~ヒロイン役の柳瀬史子さんにインタビュー~

クラッシックは普段聞かないし、ましてオペラに来ていく服がない…敷居の高いイメージを持っている人も多いのでは?そこで 10月26日に「愛の妙薬」でヒロイン「アディーナ」役を演じる、西日本オペラ協会の柳瀬さんに初め観劇するてオペラの楽しみ方を教えてもらいました。

ーまずオペラを観に行くときは何を着て行ったらいいんですか…?
柳瀬 あまり難しく考えないで、女性だったらワンピースとか、ちょっといいディナーへお出かけするような格好でOKです。男性だったらGパン、ジャージを避ければ問題ないです。

ーオペラを観劇するときに気を付けた方がいいことはありますか?
柳瀬 オペラはオール音楽なので、音楽がはじまると会場に入れない場合も。余裕を持って5分前までには会場に行くと安心して観劇できると思います。あとは感動したときは恥ずかしがらずリアクションをすること。男性歌手にはブラボー、女性歌手にはブラバーと声援を送ればオペラ通です。拍手や声援はステージ上でもダイレクトに分かるので励みになります。
2010年公演 ドニゼッティ作曲オペラ「愛の妙薬」より

ー「ブラボー」を言いに行きたくなりました!
柳瀬 ぜひお出かけください!今回の公演は劇中に誰もが一度は耳にしたことのあるような有名な曲やフレーズも多く、オペラ初心者にも見やすい構成となっています。まさに「よかとこどり」です。知っている曲の方が感情移入できるかと思うのでリアクションも取りやすいかと思います。

―今回の公演の見どころを教えてください。
柳瀬 まず『愛の妙薬』と『椿姫』という大作を一度で公演することはなかなかないので、喜劇と悲劇、二作の対比を楽しめるかと思います。そして「よかとこどり」の構成ですね。今回池山 奈都子先生が演出をなさっているのですが、舞台芸術の世界では珍しい女性の演出家で。お稽古のときには的確にビシっと指導してくださるのですが、女性ならではの細やかな演出をされるのでそういった点にも注目してもらいたいですね。

―どういった役どころですか?
柳瀬 第1部の「愛の妙薬」で、村一番の美人で気の強いアディーナを演じます。簡単に今回の作品を説明すると一人の女性をタイプの違う二人が取り合うラブコメ。こういう三角関係は現代にも通ずるところがありますよね。私の演じるアディーナはとにかく気が強いので、意地を張りながらも、どうすれば美しく見えるか試行錯誤しています。
2014年公演ベッリーニ作曲 オペラ「カプレーティとモンテッキ」より
―ますます観たくなってきました!もっとオペラを楽しむために事前にしておいた方がいいことってありますか?
柳瀬 最近はあらすじを知らなくても楽しめる構成になっているオペラもあるくらいなので、パンフレットのあらすじを読んでおくくらいで十分だと思います。余力があれば、作品に登場する有名な曲を聴いてみたり、DVDを見てみたりすると一層楽しめるはず!


最後に、この秋オペラデビューを考えている皆さんにメッセージをお願いします!
柳瀬 皆さんの想像以上にオペラは身近なものです。私自身も大学の卒業公演でオペラに出会いすっかり、その魅力にはまってしまった一人なので。とにかく一度観たら実感していただけると思うので、ぜひ一度劇場へ足をお運びください。そして今回は喜劇なので、キャスト全員でお客さんを笑わしにかかっています(笑)声を出して笑える場面もあると思うので、楽しみにしていてください。

 
《作品の紹介》
第1部「愛の妙薬」
19世紀、舞台はスペインののどかな村。純粋で内気な若者ネモリーノは、村一番の美人アディーナに夢中。そこへ女好きの軍曹ベルコーレがやって来て、すかさず彼女を口説く。焦ったネモリーノは薬売りに彼女を虜にする薬はないかと相談するが…。
 
第2部「椿姫」
19世紀中頃、舞台はパリ。椿の花を愛する高級娼婦ヴィオレッタに恋する純朴な青年アルフレード。彼の純粋な愛の告白にヴィオレッタは今までにない心の動揺を覚える。二人は惹かれあい、一緒に暮らしはじめるがその幸せな日々はアルフレードの父によって奪われていく。
平成29年度 西日本オペラ協会「コンセル・ピエール」公演
オペラの魅力~オペラ黄金時代の喜劇と悲劇~
日  時:2017年10月25日(水)19:00開演(18:30開場)
     2017年10月26日(木)15:00開演(14:30開場)
会  場:あいれふホール 福岡市健康づくりセンター10F
アクセス:地下鉄七隈線「赤坂」駅3番出口から徒歩4分
料  金:自由席【一般】4000円(当日4500円)
     自由席【学生】2000円(当日2500円)
     問い合わせは☎070-5272-2409西日本オペラ事務局まで
 
《演出・構成 池山 奈都子》
 名古屋音楽大学声学部卒業。名古屋二期会、名古屋オペラ協会、名古屋文化振興事業団などのオペラ・ミュージカル公演において数多くの演出家の助手を務める。
CBC国際音楽祭、ローマ歌劇場名古屋公演、津山国際音楽祭、マカオ国際音楽祭などにもスタッフとして参加。また、広島・札幌・福岡・鹿児島などのオペラ公演にも演出スタッフとして関わり、活動は全国へと広がっている。平成25年度名古屋市芸術激励賞受賞。