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映画「あの頃、君を追いかけた」山田裕貴さんと齋藤飛鳥さん(乃木坂46)にインタビュー!

ほぼ無名のキャストと新人監督の作品でありながら、〝台湾で10人に1人が見た〟という伝説的な記録を作った、大ヒット台湾映画「あの頃、君を追いかけた」。もう戻らないまばゆい〝あの頃〟を描き絶大な支持を得た映画が、舞台を日本に移し、旬の若手俳優たちにより新たな物語として生まれ変わります!

山田裕貴さんと齋藤飛鳥さんが語る、作品の裏側

主人公の浩介を演じたのは、作品ごとに違う顔を見せる若手実力派の山田裕貴。そして少しお堅いヒロイン・真愛(まな)には、映画初出演となる齋藤飛鳥(乃木坂46)。来福した2人がインタビューに答えてくれました。

――主人公・浩介の心情を主体に進んでいく作品ですが、意識したことは?
山田 ワンシーンワンシーン、真愛に対しての気持ちや距離感が一番重要になると考えていました。真愛を見る回数や目を合わせる回数、体を向けずに話しているのか、きちんと向き合って話しているのか。その1個1個を増やしていったり、減らしていったり…。その細かな部分はかなり計算して、真愛のことを好きになっていくさまを、ゆるやかに積み重ねていきました。
 
――齋藤さんは初めての映画出演でしたが、どんなことを意識しながら撮影に臨みましたか?
齋藤 最初に台本を読んだ時、真愛ちゃんがすごく優れた人間に感じて、キャラクターも浩介との関係性も、ものすごく作り込んで臨まなきゃいけないと思っていたんです。でも監督からは、「あまり役作りしすぎなくていい」と言われて。この作品は、リアルさがすごく大事。撮影当時10代だった私の等身大の姿がうまく反映された方がよりリアルに伝わると思ったので、深く考え込むことはやめて、山田さんが導いてくださるのに乗っからせてもらいました。

――台湾で公開された大ヒット映画が原作。プレッシャーもありましたか?
山田 正直、ワクワクしていました。台湾版を見た時に、運命めいたものを感じた瞬間があって。「すごい人間になりたい。俺がいると少しだけ世界が変わるような人間に」という主人公のセリフがあるんですが、「自分と同じこと思ってるやん!」って思ってしまって。でも、演じる人が変われば発するものも違ってくるので、飛鳥ちゃんがやる真愛や自分がやる浩介はどうなるんだろう、ということを楽しみにやっていました。むしろ周りからかけられるプレッシャーの方が大きかったですね。ご一緒させていただく映画監督が台湾版を見ている方が多くて、「あの作品を面白くできなかったら、お前のせいだよ」って(笑)。
 
齋藤 私は最初はけっこう不安でしたね。台湾版を見させていただいて、こんな人気の作品に、映画初出演の私が、しかもヒロイン役を…ということに、すごく疑問を抱いてしまって。でも、全く同じものを作る必要はないんだと思うと、ふっと力が抜けて。日本だからこそ出せる色もあるから、そっちに意識を向けようと思えたので、わりと早い段階で不安は解消された気がします。
 
――浩介や真愛のキャラクターをどう捉えていましたか?
山田 「あぁこういうやついたな!」って思われるような男の子にしたいと思っていました。悶々としているけれど、「なんかこいつ世界変えてくれそうだな」という目に見えない力を持っている奴にしたかった。それでもやっぱり、現実には夢ってかなわないこともあるんだなということを、浩介に共感しながら見てほしいと思っていました。
 
齋藤 真愛ちゃんも私も、周りから「クール」と言われることは共通しているなと。キャラクター的には他に同じ要素はないんですが、共感するセリフはありました。たとえば浩介に対して「私のことが本当に好きですか?あなたはきっと美化してる、好きになられて不思議な感じがする」というようなセリフがあるんですけれど、私も普段、ファンの人とかにめちゃめちゃ言っているなぁって。

山田 なんか想像できるな(笑)。

齋藤 あぁ、まんまだ、ってちょっと嬉しくなりました(笑)。
 

先行上映の舞台挨拶にも登場!福岡のファンを沸かせました

劇中で丸坊主姿になる山田さんの断髪式を行い、齋藤さんが〝ファーストバリカン〟を入れたというエピソードも。「すごく楽しかったです。人の毛を刈る経験はなかったので(笑)、すごく貴重な経験でした」と意外な(?)一面を見せた齋藤さん。
 
また、台湾ロケの話になると、長谷川康夫監督から2人への質問も。「映画の中で天燈というランタンに願いを書いて飛ばすシーンがありますが、今その天燈に書くとしたら?」という質問に、「俳優王に、俺はなる!」と答えた山田さんに対し、齋藤さんは「この作品が、たくさんの方に見ていただけますように」と、真愛のような優等生回答
 
さらに、同級生グループを演じた他のキャスト陣にも話が及ぶと、「町田健人役の國島さんは、最初カッコつけてたけど、最後の方になってようやく本質を出してくれて。それが想像以上に気持ち悪くて、すごく好感が持てました」と齋藤さんが話すと、山田さんも「すごくいい意味の気持ち悪さというか、変わっているというか(笑)。なんて言ったらいいんだろうね?〝心地よい気持ち悪さ〟というか」と応じるなど、現場での気が置けない雰囲気が伝わる会話も。
 
最後は2人から、舞台挨拶に駆け付けたファンへのメッセージ。
「学生時代のしょうもないような楽しさもありながら、もう戻らない美しい時間、かけがえのない時間を描いている映画です。皆さんにもきっと各々あるであろう、かけがえのない時間を思い出していただいたり、戻らない時間って儚くて美しいなとあらためて感じていただいたり、そういうきっかけの作品になれたらなと思います」(齋藤さん)

「見てもらえることが、すごくすごく、嬉しいです。このキャストのみんなのことが、僕はものすごく好きになりました。このチーム、この作品がすごくかけがえのないものになっているので、どうか皆さんの心に残る映画になればいいなと思います。劇場を出た後に「いい映画だったね」「最高だったね」という声が聞こえたら、それだけで本当に幸せです」(山田さん)


映画「あの頃、君を追いかけた」は、TOHOシネマズ天神、小倉コロナシネマワールドほかで10月5日(金)公開です。 
<ストーリー> クラスの仲間とバカばかりやっている高校3年の水島浩介(山田裕貴)。そんな浩介を問題児と見なす教師たちは、学校一の優等生でありマドンナの早瀬真愛(齋藤飛鳥)に指導をさせようと、彼女の前の席へ席替えを命じる。ある日、教科書を忘れたところを助けてくれた浩介に、真愛はお返しとして、彼の苦手な数学の小テストを作ってくる。一緒に勉強をするうちにお互いの意外な一面を知り、少しずつ距離が縮まる2人。しかし、将来が見えず自分に自信の持てない浩介は、その想いを伝えられぬまま卒業を迎えてしまい…。

映画「あの頃、君を追いかけた」公式サイト http://anokoro-kimio.jp/