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「千両(センリョウ)」を訪ねて、糸島へ。飾り方も紹介!【花プレゼントも】

花の魅力やパワー、癒しの効果など、福岡県産の花を通して皆さんにお伝えしている、オフィス・メントアーの山口みどりです。長年、花に携わり数々の花を手にしてきました。その花々は花農家さんの苦労あっての美しい命です。花農家さんや、産地のJAさんに出向き取材をしたことを、私の言葉で皆さんにお届けしています。

今回は、福岡県糸島市にいってきました。今回のお花は「千両・センリョウ」です。
「センリョウ」ってご存知ですか?「見たことあるんだけど、名前は知らなかった!」と、言う方が結構多いのではないでしょうか…

私どものいけ花教室でも、毎年、お正月の定番の花材として使っておりますが、一年に一度くらいしか目にしない事もあり、ちょっと地味な存在になってしまっています。

そんなセンリョウ、赤い実は縁起物として、重宝されています。添え花としてではなく、主役になれる華麗さも持ち合わせています。お正月だけ楽しむのはもったいないお花です。

今回も、貴重な取材が出来たと思います。センリョウの取材で改めて知ることができた魅力や花農家さんのご苦労をお伝えしますね!

JA糸島から、センリョウの花農家さんである、「小川勝さん」のハウスへお邪魔しました。お父様の代から始めたセンリョウ作り、30年になるそうです。
 
ビニールハウスには、「寒冷紗」と言って光を遮断する黒い布がかけられています。小川さんのハウスは、40棟近くあり広大な敷地にハウスが並んでいます。
 
黒く覆われたハウスですが、実が赤く育つには遮光しなくてはなりません。赤い実を引き立てる緑の葉も大切。陽射しが強いと葉が焼けてしまいます。季節によって布を調節し、陽射しをコントロールしているのだそうです。
ハウスのオーナーの小川勝さんなんと、小川勝さんは、「農林水産大臣賞」を2016年に受賞されました。

小川さんのセンリョウは葉も、命である実もとても美しかったです。
「こんなに美しいセンリョウを今まで見たことはなかった!」と言っても過言ではありません。

まだ、実がなる前の状態センリョウは、種植えした1年目は20cmくらい成長し、2年目でやっと50cm程になり、実が付きだすそうです。3年目から丈が伸び出して、その時々で大切に育てられ、やっと5年目で商品として出荷でるまでに成長するのだとか。 

その間、地植えからハウスへ移行したり、剪定したりと数々の作業をします。ご苦労様です!
茎に糸を絡めていきます。糸で吊り上げられた状態。
実が大きくなると重さで枝が垂れ下がってきます。そうすると「糸吊り」といって、優しく糸で吊り上げ支えてあげます。これまた、繊細な作業です。
黄色の実は突然変異したのもだそうですが、これもまた美しいですね。
実もたわわに付いています。

赤く色づく前でグラデーションカラーの実。そして、面白くカーブした枝。
 
私はこのセンリョウの色味と枝ぶりに共感を覚えました。だって2つと無い色とデザイン。フラワーアーティストや華道家の方々はきっと目に止まるはずです。面白くアレンジできそうですからね!!


秋から冬にかけて赤く色づくセンリョウは、花の少ない冬の季節に縁起物としても重宝されています。花言葉も縁起の良いものばかり。例えば「裕福」「財産」「利益」など、金運もUPしそうな感じですね~

 [センリョウの飾り方、プレゼントも]