くらし 福岡の花を知る

春を代表する花のひとつ「スカビオサ」の魅力を嘉麻市から【プレゼントも】


こんにちは、オフィス・メントアーの山口みどりです。

福岡市では、「一人一花運動」が今年から始動しました。「~花と緑があふれ、豊かな心が育まれる町へ~」ということで、皆さんの心にも花の魅力をもっと身近に感じてもらえるように、花農家さんを訪ね、花作りにかける想いや苦労話を聴き、花のパワーや癒しの効果と共にお伝えしていきます。 
 

今回のお花は、「スカビオサ」

 “名前がなんとなく難しくって覚えてない…”。

でも、スカビオサが好きな方って多いです。私も大好きな花の一つでもあり、以前、「池坊のいけ花展」で作品の主材として使ったことがあります。春を代表するお花の一つです。

「スカビオサ」は、花のシルエットはもちろん、彩り豊かで表情も花によって様々です。そしてとても可愛い! 見て分かりますか? 花びらはとても柔らかでフワフワです。秋から春に花を咲かせます。
 

「スカビオサ」を訪ねて、福岡県嘉麻市にある「小山花園」(おやまはなえん)さんへ

 
小山花園のオーナーである「小山さん」は、「CHIKUNOU FLOWER COMMUNITY・筑豊フラワーコミュニティ」のメンバーです。
筑豊フラワーコミュニティは若手10名で結成された花生産者グループです。『筑豊をバラエティーあふれる草花産地にする!』という目標をかかげ活動をしています。
 
スカビオサはパープル系や赤紫が多い印象ですが、小山さんの花園では彩りや形も様々です。
小山さんのハウス20年前から花栽培を始められました。当初はなんと奥様と二人、手作りでビニールハウスを建てられたそうです。二人三脚でスタートし、今では2000坪にも拡大し7~8割がスカビオサ、あとはハーブ系のゼラニウム10種栽培しています。切花のゼラニウムは珍しいですね。
ハウスの中です。出荷のため切り取った後でしたから花は少なめです。(「顔を出すのは…」とのことなので、小山さんは後ろ姿です)
 
ハウスの中の気温は、昼間は23度前後・夜は10℃くらい。気温調整を自動で開閉するハウスだそうです。

小山さんの身長は175cmくらいかな?私は157cmくらい。スカビオサの背丈、分かりますか? これはまだ成長過程で、2メートルくらいまで伸びて行くそうです。一つの茎から数本の花を咲かせます。咲いた花を順に切りながら出荷していきます。
私、もっと丈の短いお花だと思っていました。
 
小山さんのお話は、大変興味深かったです。
数種類の花栽培を始めたのは20年くらい前から。その中でスカビオサにこだわり、10年前からは自ら育種を始め、今では30~40種類のスカビオサを栽培しているそうです。
現在、育種中のスカビオサの一部です
 
あと、2~3年後には皆さんの手元に届くかな?
 
種や苗を買うわけではないので、完全オリジナルのスカビオサだそうです。なので、花の名前もご自身で命名しておられます。
そのこだわりがこんなに素晴らしいスカビオサになっていったのですね。
なんと、2012年にオランダで開催された「フェンロー国際園芸博覧会」では、賞を獲得されました!芸術性が高く評価されたのですね。
 
なるほど…素晴らしいスカビオサばかり!
そもそも小山さん、花の農学校を卒業後、医療関係でお勤めだったとか。
 
ある病院で心を病んでいる方々に、治療の一環で花を使った癒やしの仕事をされていたそうです。私も花と癒やしを常々考えているのでかなり共感しました。
 
 
「スカビオサを作られるにあたってご苦労はありますか?」の問いに、
 
「こだわり過ぎて毎日の作業が大変で休みらしいものが無いんですよ」と。
 

小川さんのこだわりの一部は…

 スカビオサの特徴は首がクネっと曲がることですが、出荷時に折れやすいのです。
ステム(茎)を太くすることにより、軽減されます。また、花の品質を維持するために、真直ぐしたまま運べ、水揚げにもこだわり出荷用の段ボールも自ら開発しました。また、スカビオサは小さな蕾が集まって一つの花になります。
その一つ一つがキレイに開くように、出荷時期にも心を配っているそうです。
グリーンアップル
ティエラグリーン
珍しいスカビオサも沢山あります。中でもみどり色のスカビオサ。4種類栽培されています。シンプルな色合いですが、フラワーアレンジメントなどでも重宝されますね! 
種です

花が終わった砲のような形のものから、スカビオサの種がでてきます。

ゼラニウムのハウスから

珍しい斑入りのローズゼラニウムとレモンゼラニウム ハウス中ゼラニウムの香りが漂っています。 ゼラニウムのハウスでは、ローズゼラニウムやレモンゼラニウムが栽培されています。これは、「スカビオサに合わせたアレンジができないかな?」と、考えて小山さんが試行錯誤で栽培を始めたそうです。鉢物はよく見かけますが、切り花で提供したいとのこと。これから楽しみなゼラニウム達です。
小山さんの目標は、原点となった医療と花をますます極め、花のパワーを使い心と体を元気にする施設をつくること。これからも奥様とともに精力的にご活躍されることでしょう。

[スカビオサの飾り方とプレゼントも]