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うきは市生まれ! 大輪のユリ「オリエンタル」【プレゼントあり】

こんにちは、オフィス・メントアーの山口みどりです。

今回は、いにしえの時代から親しまれてきた「ユリ」を訪ねて、うきは市へ行ってきました。福岡県ではユリの生産も盛んで、中でも「うきは市地区」は有数の産地です。

「古事記」や「万葉集」に記述があるように、古くから親しみのある花の一つとされています。

世界的にも歴史が古く、古代エジプトでは豊穣の象徴とされ、中世以降では真っ白なユリは聖母マリア様を象徴する花として、たくさんの宗教画に描かれ、キリスト教では特別な花となっています。

「ユリ」の語源は、細い茎の割に花弁が大きく風にそよそよと揺れている『揺り』、また、球根の片鱗が寄り添っているから、『寄り』が「ユリ」になったとか。

ユリの花は世界中に約100種類以上あり、北半球のアジアからヨーロッパ、北アメリカ~熱帯地方など広く分布しています。形状や大きさも様々でユリは世界中でも親しまれる花です。

観賞用の花としてだけでなく、「食用」「薬用」としても重宝されていますね。ユリは多くの種類があります。今回は「オリエンタルユリ」をご紹介いたします。

うきは市でオリエンタルユリを栽培する柳さんのハウスへ

約2800坪の柳さんのハウスでは、1年中ユリの栽培が行われています。

ハウスのオーナー 柳 壽幸(やなぎ ひさゆき)さん
柳さんは、サラリーマン生活を退職後、ご実家の花農家を継がれました。お父様は、フリージアや小菊などを栽培されていたそうです。
土壌整備されたハウス ユリは球根から育ちます。花を切った後、土の中の球根はすべて掘り起こし、廃棄されます。消毒を済ませ、球根の植え付けが始まります。次回は8月ごろです。

ハウスの中

ご覧の通り、オリエンタルユリは背丈長く華やかで、花が大きいのが特徴。香りは強くなく優しい甘い香りです。

ハウスの中のオリエンタルユリは、固い蕾の状態。ほんの少し、蕾の先が色づくと花色は分かります。
柳さんのハウスでは、ピンク系(数種)赤、黄色、白色のオリエンタルユリが栽培され、年間20万本も出荷されているそうです!

柳さんのオリエンタルユリの球根は、「オランダ」をはじめ、「ニュージーランド」や「チリ」から購入しているそうです。そもそも、洋花のイメージが強いオリエンタルユリですが、もともとのルーツは日本のユリだったとか。「オランダ」で、交配され品質改良を繰り返し、今の形になっていったそうです。

球根を植え付けて、花が開くためには温度調節も大切。季節・温度により、上向き横向き…など、花の向きが変わってくるそうです。

ユリの花は花粉がつくので敬遠されがちですが、なんと改良が続き「花粉がつかないシベ」を持つユリも出てきているそうです。これはとても好ましいですね!

作業場では

奥様をはじめ、スタッフは全員で7名。

毎朝、4時~4時30分には起きて、日が昇る5時くらいには作業を開始するそうです。頭が下がりますね~。ご苦労様です!
種類別に束ねられ、出荷待ちです
作業場で別のカワイイお花を見つけましたよ。「クルクマ」です!!
同じ球根植物。柳さんはクルクマも栽培し、出荷しておられました。

小ぶりなクルクマは可愛くって、人気のお花ですね!

柳さんから、オリエンタルユリや花に対する熱い想いをしっかりと伺ってきました。1日中…いえいえ、1年中、常に花の事を考えておられます。たまに、遠方に出張する一瞬だけ、手が届かないから、頭から離れてほっとできるとか。

ステキな奥様ともお会いしました。

「暑いでしょう。ありがとうございますね。」と、いろいろとお気遣いをして頂きました。

花農家さんだけでなく、農家さんは家族で仕事をしているケースが多いのですが、家族や稼業も支える奥様の存在は大きな力です。

これからも華やかで優雅なユリを私たちに届けてください。
柳さん、奥様ありがとうございました!

オリエンタルユリの顔

ハウスでは固い蕾の状態でしたので、開いた顔を見てください。
ピンク系の数種
ピュアホワイト
珍しい八重咲きのオリエンタルユリです。私このタイプは初めて見ました。 花の大きさも様々あり、とてもエレガントでうっとりします。他のユリと少し違う、ほんのり甘く優しい香りです!