まち ふくおかの宝

旬を迎えた福岡のブランドカキ「唐泊恵比須かき」

大切に伝えていきたい福岡の伝統、文化や人物、名所、特産品などを紹介する「ふくおかの宝」。今回は、旬を迎えた福岡のブランドカキ「唐泊恵比須(からとまりえびす)かき」です。
取材協力/福岡市漁業協同組合唐泊支所
「唐泊恵比須かき」。今シーズンは約60トンの生産を見込んでいるという。
真ガキは11月~3月、岩ガキは4月~6月が旬

今年で15周年
臭みがなく濃厚なカキ

豊富な栄養分を持つ玄界灘の潮が流れ込み、流れが速く水が澄んだ唐泊漁港沖で育つ「唐泊恵比須かき」。冬の漁の主力であったカタクチイワシの漁獲量の低迷を機に、福岡市漁業協同組合唐泊支所が2003年から本格的な養殖を開始。今年で15周年を迎えました。

身がプリプリと引き締まり、臭みがなく、大きく育った貝柱が特徴。濃厚なうま味と上品な甘味が人気を呼んでいます。その味と品質が評価され、2014年から香港へ年間2トンを輸出。高級ホテルや有名レストランでも提供されています。

何よりも力を入れているのは、品質管理。紫外線殺菌装置に加え、ノロウイルス対策としてオゾン殺菌装置を導入。一つ一つ手作業で殻の表面を磨き、無菌状態にしたかけ流しの海水で出荷前24時間以上カキを飼育することで、細菌や内臓の汚れを取り除きます。さらに、国が定める生食用の衛生対策基準のほか、「自信を持って提供できるように」と独自検査を毎月実施しています。

海上での作業風景。カキについた他の生物を除去するなど、夏場の作業が重要

「かき小屋」を開催中

唐泊支所が新鮮なカキを現地で味わってほしいと2003年に始めた「かき小屋」は、冬の風物詩に成長。今季は、来年3月末日までの予定です。唐泊支所長の森剛さんは、「猛暑の影響で小ぶりなものの、身はぎっしり詰まっている。寒さが増すと、おいしさも増します。旬の味を、堪能してください」と話してくれました。
「かき小屋」では、1kg1000円で販売(炭代別途)。カキ飯(300円)も人気
「唐泊恵比須かき」を食べるなら…
■唐泊恵比須かき小屋(福岡市海づり公園横)
※火曜定休、福岡マラソン開催のため11/11は休み
※詳細はHPで
http://www.karatomari.jp
■11/17(土) 福岡市農林水産まつり(福岡市鮮魚市場会館周辺)
■唐泊漁協ストアー(福岡市西区宮浦)で販売
■福岡市海づり公園「真鯛釣り体験&かき小屋海鮮グルメ」
JR学研都市駅からの送迎付きプランが登場。要予約、2019年3月末日まで。
詳細はHPで
http://umizuri.com/

リビング福岡2018年11月10日号掲載 ※情報は掲載時点のものです