まち・地元 ふむふむ九州博学帖

九州ゆかりの桃山茶陶を見る秋

九州国立博物館の学芸員による、九州の歴史や郷土にまつわるミニ知識
「黒織部沓形茶碗 銘 わらや」美濃 江戸時代・17世紀 五島美術館

桃山文化の魅力を紹介し、茶の湯に花開いた桃山茶陶の誕生にも迫る、今秋の九州国立博物館の特別展「新・桃山展」(10月14日~11月26日)には、九州ゆかりの茶陶たちも登場します。

豊臣秀吉が博多を訪れた際、豪商・神屋宗湛(かみやそうたん)が用いた、安土桃山時代を代表する京都の陶芸家・長次郎の黒楽茶碗「紙屋黒」が久々に九州へ里帰りするほか、宗湛が茶会で2度も出合った「唐物肩衝茶入 銘 師匠坊」も登場。東が美濃なら、西は唐津。その唐津を代表する重要文化財「菖蒲文茶碗」も見られます。

伊藤嘉章さん(副館長)
焼き物が専門。世界で一番焼き物が好きな日本。焼き物王国と言えば九州。楽しんでます。
九博HP=http://www.kyuhaku.jp/

リビング福岡2017年10月7日号掲載 ※情報は掲載時点のものです