まち ふむふむ九州博学帖

華麗な世界へ! 「初音の調度」

九州国立博物館の学芸員による、九州の歴史や郷土にまつわるミニ知識
国宝初音蒔絵旅眉作箱 徳川美術館
©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom

徳川将軍家から九州ゆかりの大名家に輿(こし)入れしたお姫さまと言えば、11代久留米藩主有馬頼咸(よりしげ)の正室となった精姫(あきひめ)がいます。

今回、紹介する国宝「初音の調度」は、三代将軍家光の長女・千代姫(ちよひめ)が、尾張徳川家に嫁ぐ際に制作された婚礼調度です。

九州国立博物館では、毎年、お正月にこの「初音の調度」から3件を展示しています(1月28日まで)。新春を飾るにふさわしい、華麗なる婚礼調度の世界をぜひお楽しみください。

川畑 憲子さん(文化財課資料登録室 主任研究員)
蒔絵や螺鈿などの漆器を担当しています。作品に触れて想像をめぐらせるのが何より楽しいです。
九博HP=http://www.kyuhaku.jp/

リビング福岡2018年1月13日号掲載 ※情報は掲載時点のものです