まち・地元 ふむふむ九州博学帖

陶磁器が誕生した場所が九州に!

九州国立博物館の学芸員による、九州の歴史や郷土にまつわるミニ知識
遠くから、磁石場全体を見学できます(撮影/落合晴彦)

九州は陶磁器の産地が数多くある“やきもの大国”です。毎年各地で「陶器市」が開かれているので、足を延ばす人も多いのではないでしょうか。今回、私がおすすめするのは、やきものの歴史に触れられる場所です。

佐賀県有田町にある「泉山(いずみやま)磁石場」(写真)は、有田焼の原料となる陶石の採掘場。17世紀初めに磁器の原料が発見された場所です。日本のみならず海外にも流通し、ヨーロッパの王侯貴族に愛された有田焼の大いなる歴史の始まりは、ここからでした。

酒井田千明さん(陶磁器担当)
やきものの歴史を勉強しています。九州のやきものを中心に、やきものの物語る文化やその魅力について紹介すべく、日々奮闘。
九州国立博物館HP=http://www.kyuhaku.jp/

リビング福岡2017年5月20日号掲載 ※情報は掲載時点のものです