まち ふむふむ福岡博物メモ

福岡の電信技術はここから始まった

福岡市博物館の学芸員ならではの目線で綴る、歴史や郷土などに関するミニ知識

碍子(福岡城下町遺跡出土福岡市埋蔵文化財センター所蔵)

写真の「W.M.WARDEN&CO 1869」の文字が刻印されたイギリス製の碍子(がいし=電力供給で使用する部品)は、福岡城下町遺跡第1次調査(中央区赤坂)で発掘されたものです。

1873(明治6)年、この地に開設された福岡電信分局に関連するものでしょう。電信とは、文字などを電気信号に変えて離れた場所へ送ったり受け取ったりする技術です。同年頃には国産の磁器碍子が開発され、輸入碍子は使われなくなっていきました。福岡への電信技術普及を伝えるこの資料は、企画展「ふくおか発掘図鑑9」で4月7日(日)まで展示しています。

福薗美由紀さん(考古担当学芸員)
「発掘調査現場では防暑・防寒・日焼け対策が必須です。今では博物館勤務で、すっかり色白(?)になってしまいました」

福岡市博物館
http://museum.city.fukuoka.jp/

リビング福岡2019年2月2日号掲載 ※情報は掲載時点のものです