まち ふむふむ福岡博物メモ

福岡で見つかった古い年紀表記

福岡市博物館の学芸員ならではの目線で綴る、歴史や郷土などに関するミニ知識
「壬辰年」銘木簡 元岡・桑原遺跡群(福岡市西区)出土
福岡市埋蔵文化財センター蔵

新元号も発表ということで、“次の時代”がいよいよ近づいてきましたね。日本の法律で元号を使用するように定められたのは、奈良に都があった西暦701(大宝元)年が初めになります。

この「壬辰年」と書かれた木簡は、福岡で出土した、その少し前の692年のものです。元号が使われる前は、このように今でもおなじみの干支で年を表していました。

さて、大宝元年を境に福岡で見つかる木簡も元号表記になっていきます。企画展「古代と暦」(4月9日~6月9日)では、このような福岡で見つけた古い年号と一緒に、今につながる暦の話を紹介しています。  

佐藤祐花さん/歴史担当学芸員
「古代の法律書は“こんなことまで決めていたの!”という驚きがたくさん。そんな驚きを皆さんと共有できたらなと展示を考えています」

福岡市博物館
http://museum.city.fukuoka.jp/

リビング福岡2019年3月30日号掲載 ※情報は掲載時点のものです