ワタシの本音 技ありの人間関係

やっぱり人生は肉かい

ネアンデルタール人は力も強く、脳のサイズもヒトより大きかった。それなのにヒトが栄えて彼らが滅びてしまったのはなぜだろう。「想像力が足りなくて滅んだ」という説がある。

ネアンデルタール人からヒトへの今だから言える面白コメント、「おまえらが信じたのは神。おれらが信じたのは肉。地球にある肉は全部おれのモノ。協力して生活するなんて考えもしなかった。イエー。足りなかったのは信じるキモチ。神、友、家族、みんなごめんな。わすれちゃいけない他者への感謝」(丸山貴史著「わけあって絶滅しました。」ダイヤモンド社)。

ネアンデルタール人の指摘「神や仏を信じる大切さ」を私に教えてくれたのは大学同期生のA君である。A君は同じ下宿屋の隣の部屋。郷里が同じ博多という事で親しくなった。いつも人懐っこい笑顔でみんなから愛されていた。

ある日彼の部屋に入ると今までなかった小さな仏壇があった。自然と神や仏の話になり信仰の大切さなど大いに議論した。そんな彼の影響を受けて私は精神世界に興味を持ち、今の仕事につながった。そのA君に感謝を述べたいと卒業以来50年近く捜していた。

奇跡が起きた。昨年4月、母校の同窓会の幹事役が回ってきた。幹事会で隣の席に偶然A君とも親しかった先輩が座った。まさかのことば、「博多で偶然乗った個人タクシーの運転手さんがA君だったよ」と連絡先を教えてもらえた。すぐに連絡して会うことができた。かわいい妻と2人の子どもに恵まれた。それも母校のおかげだという。おたふく風邪にかかったA君は病院に行かず大学の保健室に行った。当時の学生に病院に行く余裕はなかった。

保健室の先生が言った。「この5000円をもって急いで病院に行きなさい。返さなくていいよ」。昭和45年当時の5000円は今の2万から3万円。「そのおかげで2人の子宝に恵まれたよ」と彼は笑った。「人生には二つの道しかない。一つは奇跡などまったく存在しないかのように生きること。もう一つはすべてが奇跡であるかのように生きることだ」(アインシュタイン)。人生は奇跡と感謝である。

先日、妻に結婚できた奇跡と感謝を伝えようと日記を読み上げた。「君と結婚したおかげで今の私がいる!」。すると、「それはいいからお金を残しなさい」と言われた。