若いご主人のセンスが光る創作和食~【薬院】さか本さん~

今回もまたまた母とランチデート…なのですが、息子もくっついてきて親子3代でランチです。

伺ったのは母が月イチでお邪魔する薬院の【さか本】さん。
どうして月イチ…と思ったら、「基本のコース料理が月替わりだからよ」と。
ワガママ母のリクエストを聞いてくださる貴重なお店です。


お店は凸版印刷近くのビルの2階です。
パッと見、和食のお店が入るビルっぽくないなと思いながら2階に到着、店内に入ると打ちっぱなしのコンクリート壁に白木の椅子とテーブル。
非日常を思わせながらも、ホッと落ち着ける不思議な空間です。

今回は母が3,500円のコースをお願いしていました。
そして、好き嫌いが激しい息子にはコースの半分のお値段で半分のお料理をだしてねと。
「おっと、またワガママリクエスト!」ですが、フレキシブルに対応してくださるご主人に感謝です。


先付けはかぼちゃのすり流しです。
ジュレのぷるんとした食感とクルトンのカリカリ食感が楽しい、まさに和風冷製ポタージュ。


八寸は手前のお皿から時計回りに盛り合わせ、大根と蛸のやわらか煮、くらげの酢の物です。
母曰く、ご主人は色々な食材の組み合わせにチャレンジされるらしく、盛り合わせの手前の鯛の焼き物の中にはバナナが!
「おっ!」と思わせる小技が随所にちりばめられています。


楽しい八寸にぴったりの玉出泉をお願いしました。
福岡で一番古い酒蔵、大賀酒造さんの純米酒。
酒器がまた素敵ですね。


続きましては母おすすめの茶碗蒸し…なのですが、なぜか緑色。
「この緑色の正体は?」と思いながらじゅんさいと一緒に口に運ぶと、なんとえんどう豆のすり流しでした!
食べ進んでいくと中にはちゃんと茶碗蒸し、鱧や鶏団子も入り、賑やかでありながら旬を感じさせる贅沢な一品。


お造りは鯛、蛸、そして、あげまき貝です。
ちなみに息子用のお造りには鮪が入っていて、小3男子大喜び。
蛸の火の通りが絶妙で、かた過ぎずやわらか過ぎずのビンゴな食感。


揚げ物はひろうすでした。
たっぷりのおねぎとカリカリに揚げられたごぼうが添えられています。
外カリッ、中フワッのひろうすを白髪ねぎやカリカリごぼうと色々と薬味をかえていただきます。
息子には海老しんじょうを作ってくださいました。
これまた絶品です。


焼き物は鯛の素焼きです。
素焼きとは卵黄に味噌、砂糖、オイルなどをあわせた和製マヨネーズのような「もと」をのせて焼く料理法です。
専門学校で習ったはずなのに…すこーんと忘れていて、ご主人に教えていただきました。
今まで何度も食べているのに…お恥ずかしい限りです。


御食事は牛肉の飯蒸しです。
一口サイズのミニちまき風で、ご主人が1つずつ丁寧に包まれたんだろうなぁとつい想像してしまいます。


最後はトマトの蜜煮です。
初夏のコースをしめくくるのにぴったりのデザートですね。

コースは3,500円、5,000円、7,500円(予約制)とあります(全て税抜き)。
が、なんとお昼も夜も料金設定が同じなんです!
頂いた3,500円のコースはランチのみのお得なコースなんだろうなと思っていたら同じお値段で夜も頂けるなんてびっくり。
コストパフォーマンスが良すぎて逆に心配です。

さか本
(↑クリックするとお店のURLにとびます)

〒810-0022
福岡県福岡市中央区薬院1丁目16-14 BEIDEN薬院 2F
TEL: 092-734-3019

ご主人とお話していると浄水通り【御料理 田佳倉】で研鑽を積まれたとのことで、そのお料理の美しさ、そしてご主人の豊かな感性になるほど納得でした。

私もこれから母を倣って、月イチで伺いたいと思います。
地域レポーター foodstylist hanacoさん
フードスタイリストとしてメニュー開発、フードライター、料理講師など幅広く活動しています。食関係の通訳、翻訳、英語講師と英語のお仕事も少々。のほほんな1児の母です。

情報は2018年6月18日時点