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「過活動膀胱」トイレが近いのは年齢のせいだけじゃない!もしかしたら病気かも…

年齢のせいだけじゃない!
おしっこの悩みを、治療で解決

過活動膀胱(ぼうこう)とは、膀胱が過敏になり異常な働きをすることで、尿が十分にたまっていないうちに、急に尿意が我慢できなくなる病気。

それまで何でもなかったのに、突然おしっこをしたくなり我慢することが難しい症状(尿意切迫感)があれば、過活動膀胱と診断されます。トイレに行く回数が増え(頻尿)、我慢できず尿がもれてしまう(切迫性尿失禁)という症状も。

2012年時点で、40歳以上の患者数は推定1040万人。加齢とともに上昇し、70歳以上では約3人に1人に。いまや国民病ともいえます。

◆診断と対処法

脳卒中や脊髄損傷などの脳・脊髄疾患、女性では子宮・膀胱・尿道などを支えている骨盤底筋が弱くなること、男性では前立腺肥大症が一因として考えられますが、多くの場合は原因が特定できません。膀胱がんなど見逃せない病気が潜んでいる可能性もあるので、自己判断せず、専門医へ相談することが重要です。

診断では、過活動膀胱症状スコア(ОABSS)を使った問診、尿検査、血液検査、エコー検査などを行います。痛い、恥ずかしい検査はないので安心してください。過活動膀胱症状スコアはホームページからダウンロードもできるので、気になる人はチェックしてみて。

◆太り過ぎにも注意

内服治療が中心ですが、膀胱や尿道の神経の働きを電気で調整する「干渉低周波療法」などもあります。尿を我慢する練習「膀胱訓練」、骨盤底筋の収縮力を強化する「骨盤底筋訓練」も効果的です。

また、メタボリック症候群との関連も示唆されていて、ダイエットをすると約7割の人が症状が改善したとの報告があります。さらに、喫煙、便秘、カフェイン・アルコール・炭酸飲料の過剰摂取も過活動膀胱と関連があるとする報告も。自覚があれば、太り過ぎに注意し過剰摂取を控えましょう。
■取材協力

なごみ泌尿器科クリニック 院長
日本泌尿器科学会泌尿器科専門医
御厨(みくりや)学先生

「過活動膀胱は生活の質を著しく低下させます。適切な診断、治療を行えば症状は改善しますので、お一人で悩まず、専門医へご相談ください」
http://www.nagomic.com/