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目の日焼け(紫外線の影響)

8月も終わりに近づきましたが、まだまだ日差しが強い毎日。紫外線が目に与える影響や気をつけたいことについて、専門家に聞きました。

目がゴロゴロ、止まらない目やに
それは目の“日焼け”かも

強い日差しを浴びた後、「目がゴロゴロする」「目やにが止まらない」という経験はありませんか。それは、目が日焼けしているかもしれません。目の日焼けを放置したままだと、病気につながる可能性があるので、用心が必要です。

◆さまざまな病気のリスク因子に

紫外線(UV)が目に直接入ると、角膜(黒目の部分)に無数の傷がついて「角膜炎」に、結膜(白目の部分)の細胞が傷むと充血して赤くなり「結膜炎」を引き起こしたり、白目の粘膜が翼のように黒目に伸びてくる「翼状片」になることがあります。また、目の奥の水晶体の病気「白内障」、網膜の病気「加齢性黄斑変性症」はいずれも老化によるものですが、紫外線も要因のひとつと言われています。

近年、紫外線が目に入ることで「有害物質が入ってきた」と脳が指令を出し、肌を黒くするメラニン色素が増えたという実験結果も。紫外線から目を守ることは、肌の防御につながる可能性があります。

◆メガネやサングラス、コンタクトはUVカット率が大切

夏のピークを過ぎたとはいえ、4~9月は紫外線が強い季節。目の日焼け防止にはUVカット率の高いサングラス、メガネやコンタクトレンズの着用のほか、日傘やつばが広い帽子も効果的。ちなみにサングラスのレンズの色が濃くても、UVカット率が低ければ効果は低いので要注意です。

また、紫外線は体を酸化させる「活性酸素」を増加させ、それが目にもダメージを与えることが分かっています。紫外線が強い季節はUVカットのアイテムを使う以外に、抗酸化力が強い「ルテイン」を多く含むホウレンソウなどを積極的に食べることもおすすめです。

目の日焼けは早期対策が重要。目の違和感や、目やになどの症状が1日以上続く場合は、受診して点眼治療などを受けましょう。

◆取材協力
大原ちか眼科 院長
大原 千佳さん
「目の病気は自覚症状が出にくい場合も。40代以上の20人に1人は緑内障、という調査結果もあるので、年に1度は眼科で詳しい検査を受けましょう」
http://oharachika-ganka.com/

リビング福岡2018年8月25日号掲載