ストックホルム・スカンセン野外博物館のクリスマスマーケット

スカンセン野外博物館って?


ストックホルムにあるスカンセン野外博物館。なんと、世界で最初の野外博物館だそうで、観光ガイドにも載っているものの私はこの7年で行ったのはおそらく1回か2回…。

うちの夫も生まれてからほとんどをストックホルムで過ごしていますが、行ったことがあるのは片手で数えるほどだそうで、ジモティはやはり見過ごしがちな地元の価値。私も福岡を離れてから胡麻鯖が恋しいので、似たようなもんですね。

野外博物館というだけあって、ほとんどの展示物が野外。その昔、スウェーデンの民族文化が失われていってしまうのでは…と案じたアルチュール・ハゼリウスさんによって1872年に設立されたそう。18世紀あたりの建物を移築して当時の人々の生活が再現されています。園内にはスウェーデンに暮らす生き物たちが見られるエリアも。

主に入場料が高いという点でそうそう行くことはない場所ですが、クリスマスマーケットをやっているというので今年は頑張っていってきました!
 

まず、たどり着くまでがひと苦労

Djurgården(ユールゴーデン)という島にあるスカンセンですが、行くなら路面電車かバス。しかしなからNKデパート近辺から出ている路面電車はすぐに満員になるという友人の情報により、私たちは地下鉄Karlaplan駅から出ているバスを選択したのですが、こちらのバスはベビーカーが乗れるのが大体3台が限度。対してこちらは双子ベビーカーの私とシングルベビーカーの友人。というわけで満員のバスをあっさり見送って、結局ユールゴーデン島までとぼとぼ歩きました…。思ったより近かったのが救いです。

入り口、午前10:30
入り口は狭くてベビーカーが通れるか不安でしたが、意外と幅に余裕がありました。入場料は大人160クローノル(約2150円)。夫を家に置いてきて本当によかったです(笑)

ここまでは青空も覗いていて余裕しゃくしゃくだったのですが、ここからが大変!なんと入り口からひたすら上り坂。しかも18世紀の雰囲気を残すためか入り口からしばらく行くと石畳。激しいタイプの石畳で、こちらの巨大タイヤベビーカーをもってしてもがったんがったん揺れています。三つあるうち一番手前のチケット売り場ではなく、正面ゲートから入ったらまた違ったのかも。

入り口のたき火。

大賑わいのクリスマスマーケット

 
入場の時にもらったパンフレットを見ながら、クリスマスマーケットをやっている広場へ来ました。来るのは初めてですが、なるほどお店がたくさん!旧市街でやっているクリスマスマーケットの4倍はお店がある感じなので、みなさんそれを目当てにやってくるのでしょう。

野生の袋、と称してトナカイなどの肉セットが売っていました。
スカンセンの醍醐味は、ここで働いている人もほとんどが17、18世紀っぽい服装をしていること!

素敵な帽子ですね。
昔ながらの服装じゃないにしろ、こんな可愛いおじいさんも。カメラを向けると笑ってくれたのが好印象。くじ屋さんです。日本のお祭り屋台みたいですね。

プレゼント屋さん
このお店は「クリスマスプレゼント」屋さんだそうで、すでにラッピングされた中身不詳のものを売っていました。店員さんに聞いたら中身を教えてくれるみたい。


オーナメントたち。
こんな小物にも目をひかれます。


レベルの高いクリスマスリース
こんな素敵なクリスマスリースも売っていました!残念ながら生木なので2、3週間でさよならですが、帰りがけに見たらやはり素敵なのは売り切れていました。
 

悲しみのヤギ

スウェーデンではクリスマスに藁でできたヤギ(Julbock/ユールボック)を飾る習慣があります。一番有名なのは、Gävlebocken(イェーヴレボッケン)という、Gävle地方で毎年クリスマス前に飾られる全長10メートルを超える藁のヤギ。これを有名にしたのが、1966年以降、ほぼ毎年放火されるか盗まれるか壊されているという災難です。

近年では警備員を配置し、監視カメラまであるそうなのですがそれでもまだ燃やされているヤギ。哀れです。去年に至っては設置後数時間で燃やされたので、ことしはまだ(12月中旬現在)燃えていないことがニュースになっていました

これは普通のユールボック
作った人のことを考えると、毎年破壊されるのはかわいそうな気がします。
 

歌が大好きスウェーデン人

クリスマスマーケットを回っていると、クリスマスツリーの前に設置されているステージで生バンドの演奏がはじまりました。そして、民族衣装を着たスタッフに先導されて踊り始めるお客さんたち。


WAになって踊ろう
このときはこんなささやかな人数でしたが、私たちが帰る頃にもう一度のぞいたら50人くらいのグループに膨れ上がっており、さらに演奏されているのは夏至祭のときの音楽でなんだかカオスで楽しそうでした。

無口でシャイなスウェーデン人ですが、夏のザリガニ祭の時にはザリガニを食べる前に歌を歌うし、スカンセンでよく行われる「みんなの歌(全年齢バージョン)」みたいなイベントもテレビ中継があるほど人気ですし、歌うのが大好きなイメージです。特にお酒が絡むと歌うので、これは日本人と気が合うかも(笑)
 

スウェーデン人がクリスマスにかける意気込み

午前中に来た私たちですが、ランチのあとくらいの時間にはベビーカーで動くのが大変なほど人が増えてきました。帰りはストックホルム中心部まで歩いたのですが、週末だけあって、クリスマスの買い物をする人たちで街がごった返していてヘトヘトに。NKデパートのクリスマスデコレーション(紹介記事)を見る人ごみもものすごかったです。まさに師走の日本の雰囲気。

クリスマスにそなえてハムやチーズやワインの買い出し、プレゼントの買い出しなど招待する側もされる側もてんてこまい。その一方で、暗いスウェーデンの冬にキャンドルやイルミネーションが明かりを添えてみんな浮足立ってくるのもこの季節。現代では教会に行く人は少なくなっていて、むしろ家族で集まるのが重要な一日ですがそこが日本のお正月の祝い方と似ているかも!?
 
名前:有希(ゆうき)
2011年に福岡からスウェーデン・ストックホルムへ移住した福岡女子(アラフォー)。
2016年に女の子と男の子の双子を出産しました。北欧でオロオロ育児をしている毎日をお届けします!よろしくお願いします(*´ω`)