ヴァイキングもかたなし?スウェーデンのアルコール事情

北欧といえばヴァイキングの活躍した国。さぞかし飲み食いがワイルドなのだろうと思いきや、じつは結構地味な感じなので、今回はスウェーデンのアルコール販売事情についてご紹介します。

日本は天国でした(byスウェーデン人)

私が夫と出会ったのは、夫が日本語学習のために一年間福岡に留学していたときのことでした。
その語学学校では偶然にも他に5、6名のスウェーデン人学生を抱えており、授業がないときはいつもスウェーデン人同士で連れだって天神…特に親不孝近辺で飲み食いし、酔っぱらっては謎のスウェーデン語の歌を歌いながら道を歩いたりと典型的な「ダメ学生」の日常…。

当時三十路手前だった夫以外の生徒はみな、日本の大学生くらいの年齢だったので「まぁどこの学生さんもこんなもんか」と思っていたのですが、彼らに聞いてみたところ「アルコールが2,3千円程度だせば飲み放題だなんて信じられない!!」と力説されたのです。

アルコール専売公社「Systembolaget」

スウェーデンでのアルコールの販売は厳しく取り締まられており、アルコール度数3.5%以上のものは「Systembolaget(システムボラーゲット。通称システーメット)」のみで販売されています。このシステーメット、最近では営業時間が長くなり、うちの近所では平日だと10~19時、土曜は15時まで営業していますが、昔はもっと営業時間が短かったみたい。ちなみに日曜はどの店舗も定休日です。

街中のデパートの地下にあるシステーメット入り口
スウェーデンでは18歳から飲酒OKなのですが、お酒を自分で購入していいのは20歳から。このシステーメットでもレジで年齢確認があります。一応ルール上は「25歳未満に見える客には身分証の提示をお願いする」となっていますが、全員に提示をお願いしている店員さんもいるので、旅行中でもお酒を買いに行くならパスポートをお忘れなく! 私はいつも身分証の提示を要求されるのですが「ああ私って若く見えるのね」といい風に解釈するようにしています(笑)

ちなみに、アルコール度数が低いビールやシードル(リンゴのお酒)はスーパーマーケットでも買うことができます。

とにかく酒税がネック?


先日、「スウェーデンでお酒を買うとドイツの約三倍のコストがかかる」という記事を読みました。我が家はそれほどアルコールを消費するほうではなく、三日に一回グラス一杯飲むかどうかなので「お酒が高い」など意識したことはないのですが、毎日ビールやワインを飲むご家庭は大変かもしれません。

ストックホルムからは、「フィンランド領海まで行って小さな島に数時間停泊し、すぐ帰ってくる」という不思議なクルーズがあるのですが、これの目的はずばり「免税店でのお買い物」! 出港して免税店の扉があくと、みんなビールを箱買いしたりスウェーデンでは割高なスコッチやラムを買いこんだり。船がストックホルムに着くと、たくさんの人が台車にビールを乗せておりてきます。折り畳みの台車を持って乗り込むクルーズなんてあまりないのでは?

お酒の品ぞろえはなかなかのもの


そんな割高システーメットですが、最近は日本酒を置いてみたりベルギービールも取り扱っていたりと勢いがあります。日本のウィスキーもありました。
5000円弱、さすがのお値段!
ワインの棚はずらーっと並んで壮観! ワインに関しては日本より安いことも。ワインの製造国から近いという強みがあるのはいいですね。

ワインがずらり
穏やかなイメージがある北欧ですが、じつはアルコール中毒者を街や地下鉄で見かけますし、そういう社会事情から年齢確認販売が徹底できる公社制でアルコールを管理しているのでしょう。販売ルールとして「泥酔している客には売らない」というのがあり、私も実際酔っぱらっている年配の男性がお酒の購入を断られているのをみました。

アルコールフリーのドリンクもあります。


とはいえ、近年は若い世代がもっとアルコールをおおらかに楽しめているように感じます。スウェーデンに移住してから日本酒に興味が沸いてきた悲しい私ですが、いつかスウェーデンでも「どれにしようかな」と迷うくらい日本酒が売られるようになるといいな!

頑張れ~!

 

名前:有希(ゆうき)
2011年に福岡からスウェーデン・ストックホルムへ移住した福岡女子(アラフォー)。
2016年に女の子と男の子の双子を出産しました。北欧でオロオロ育児をしている毎日をお届けします!よろしくお願いします(*´ω`)