初夏のスウェーデンは別れの季節。そして18歳はトラックの荷台に乗って…?

毎日毎日快晴の日が続き、嬉しいものの暑すぎてちょっとグッタリ…という贅沢な日々を過ごしています。お日様に文句を言ったら冷夏になってしまう…しかしクーラーのないバスや地下鉄は地獄! というジレンマ(笑)

保育園でお茶会


さて、6月に入ってから子ども達の保育園では"sommaravslutnings fika(夏のシメのお茶会)と称してお茶会が開かれました。

保育園のすぐ前にある公園で、保護者と園児を交えてお茶会をしましょう、子ども達は歌を披露します! というもの。その一ヶ月くらい前から子ども達が歌の練習をしているという話は先生から聞いていたのでワクワク!

うちの子ども達はまだまだ歌なんてとんでもない、という発達具合ですが、娘はお兄さんお姉さんの練習に紛れて歌らしきものを口ずさんでいるらしく、もしかして歌っちゃうんじゃないの〜!?と期待爆発!

なのに夫はその日一日中会議ということで来られない…なのでスウェーデンのばぁばに声をかけて一緒に行って来ました。

お茶会というとオサレな響きだが…


絶対時間通り始まらないから、ちょっと遅れて行きましょう! と義母に伝えて予定より10分遅れで到着しましたが、25分遅れで始まったので私の読みもまだまだですね。
ゾロゾロ


子ども達が先生に連れられてゾロゾロでてきました。娘は先生に手を引かれて、息子は先生に抱っこされて(笑)もはや園で最年少ではなくなったのにまだまだな息子…。私と義母の姿を見て泣き出しちゃいました。

私はそちらにかまわず、歌を動画に収めようとスタンバイしていたのですが、結局子ども達というより先生が歌う会に(笑)。娘はといえば、ちゃんと他の子と並んでいたけど歌いはせず、ワンピースをまくりあげておへそを触っていました…。

「持って来たい方は差し入れ歓迎です」というメッセージが、お茶会の招待状・インスタグラムでの告知・SMSメッセージと3回も来たので、「これはつまり、もってこいって事だな?」とKanelkrans(カネールクランス)というシナモンロール巨大版みたいなパンを差し入れ。他のお母さんやお父さんはケーキだったりサラダだったり。
真ん中が私が持ってきたパンでございます


この、パンの右側に置いてあったアラブ風のおつまみが辛くて美味しかった! 結局長々居座って、余ったフルーツをおすそ分けしてもらって帰りましたが、来年はもっと子ども達は出し物に参加できるかな?
歌いはしないけどしっかり食べます
 

6月は卒業シーズン


そして6月第一週からストックホルムは卒業シーズン! Studentexamen(ステュデントエグザーメン)という高校などの卒業テストを終えた子ども達が、studenten(ステュデンテン)という卒業パーティーに繰り出します。

男の子はスーツ、女の子は白いドレスでstudentmössa(ステュデントモッサ)という水兵さんの帽子みたいなのをかぶるのが一般的。

学校でのセレモニーが終わると、子ども達は式場から駆け出して、外で待つ親族の元へ。大人たちは、その子が赤ちゃんの時の写真を使ったプラカードを掲げて待っています。
プラカード見本

首から青と黄色のスウェーデンカラーで作られた首飾りを下げている子どももたくさん見かけます。この首飾りにはプラスチックのシャンパングラスがついていたり。なぜでしょう?

だから、アルコールが大好きなんですってば


セレモニーが終わった子ども達は、お家に帰る子もいますが多くが服を着替えてStudentflak(ステュデントフラーク)と呼ばれるトラックへ乗り込み、荷台に乗って街へ繰り出します。百メートル先からでもわかる大音量で音楽をかけ、飛び跳ね叫び、頭からビールをかぶるのです。

スウェーデンの卒業年齢は日本と同じく18歳、もしくはそれより上。スウェーデンで飲酒が合法になるのは18歳からなのでこういう祝い方が可能というわけです。
トラックが通るときにはものすごい匂いです(笑)

子どもたちを乗せたトラックはかなりゆっくりのスピードで走るため、例年渋滞を巻き起こすらしく、トラックが通れるルートに規制があります。今年は更に規制が厳しくなり、なかなかトラックを見かけませんでしたが無事に写真が撮れて良かった(笑)
みっしり
私の仕事も渋滞が敵ですが、その6月の1〜2週間のことなのであまり規制がきつくならないといいなぁと思います。楽しそうに荷台ではしゃぐ子ども達を見て思わず目頭が…年ですね。
オープンカーに乗る子たちも
 

ユニークな横断幕


トラックの荷台には子ども達が用意した横断幕が貼られていて、そのユニークさについつい吹き出してしまいます。

手作り感満載きゃっきゃっ

よく見かけるのが、

Oroa er inte, vi tar hand om era barn

(心配しないで、貴方たちの子どもは任せて)
 

Idag har vi 99% närvaro

(今日は出席率99%)

などのもの。
写真のトラックに書いてあったのは

Vi har aldrig stått så nära varandra som på flaket idag

(今日このトラックの上みたいに、今まで私たち近づいたことがなかったね)

50% estet & 50% sam 
Som blandfärs, 50% nöt och 50% svin

(50% 審美学コースと50%社会科コース、合挽き肉みたいなもの。50%アホで50%クソ野郎) 

となかなかトンチの効いたもの。estetとsamなんかは何の略か知らなくて夫に聞いてしまいましたが勉強になるなぁ。日本の文系と理系みたいな感覚でしょうか?

韻を踏んでたり、政治家の発言を引用してたりでなかなか頭がよさげな横断幕もたくさん。ベロベロに酔っ払ってビールでビショビショになって地下鉄で帰る青少年を見かけるこの季節ですが、うちの子ども達も将来こうやって卒業式を迎えるのかと思うとすでに泣けて来ます。(いい意味で)
びしょびしょ


保育園のお兄さんお姉さんたちも8月から小学校が始まる子もいて、初夏はまさに別れの季節。新しい生活も楽しいものでありますように!
名前:有希(ゆうき)
2011年に福岡からスウェーデン・ストックホルムへ移住した福岡女子(アラフォー)。
2016年に女の子と男の子の双子を出産しました。北欧でオロオロ育児をしている毎日をお届けします! よろしくお願いします(*´ω`)
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