忙しい家庭の救世主? スウェーデンのMatkasse(食料袋)を試してみました!

今年は暖かい秋だなぁなんて言っていたらあっという間に雪がちらつきはじめたストックホルム。暖かさに慣れ切った身に寒さがいっそう身に沁みます…。
もこもこ

子供の通園ファッションもすっかり冬仕様になりました。寒くなる前に、と慌てて中綿のズボンを買ったところ、息子のやつがサイズを先取りしすぎて面白い見た目に…。貧乏性なので「大き目のを買えば来年も着れる!」と思ったのが裏目に出ました。娘が履いているのは、裏に縫い目があってそこを切り離せば1サイズ大きくなる便利なズボン。二人とも同じのにすればよかった!

夏の忙しさに心がやられる


今年の夏は私がツーリストアシスタントの仕事に復帰したのでなかなかの忙しさでした。今年はバケーションを取らずお互い働こう!と夫と決めたはいいものの、夏は私の仕事がものすごく忙しい季節。一応保育園の送り迎えに支障がないような時間帯の仕事を回してもらっていたのですが、子供を迎えに行った後は家事をするのは無理なので、朝のうちに掃除や夜ご飯の支度をして~とやってると目の回るような忙しさ!

週末は夫が家にいるので子供を見てもらって私が仕事に行ったりもしましたが、そうするとおやつとお昼ご飯と夜ご飯の準備をしてから出かける…という、世のお母さん方がよく口にする「一日中食事を作っているような気分」になる毎日でした。

更に子供たちがイヤイヤ期なのか機嫌が悪いことが多く、もうストレスはマックス! うちの夫は育児には積極的に参加してくれますが、それでもやっぱり私の負担の方がが大きく、「旦那さん、スウェーデン人なのに料理しないんだね」という周りの声もあり、あるサービスを使ってみることにしました。
※スウェーデン人男性は料理をする人がとても多いです。
 

食料袋(直訳)というサービス


スウェーデンで何年か前から人気の「matkasse(マートカッセ)」というサービス。面白い感じに直訳すると食料袋という名前なのですが、自宅に食材とレシピが一緒になったセットが届くというもの。日本ではずいぶん前からあると思います。スウェーデンでも10年くらい前からあるようですが、よく話を聞くようになったのはここ数年のような。

食事を作るのの何が面倒かって、「何を作るか決める作業」が私は一番苦手なのでここを決めてもらえたらずいぶん楽だよなぁと思ったのと、夫はスウェーデン語のレシピさえあれば自分は料理ができる!というので、「じゃあちょっと注文してみるか」となったのでした。

各スーパーから色々なmatkasseが出ていますし、matkasseの専門の会社もありますが私たちは値段的な理由から近所のスーパーが出している、小さい子供がいる家庭向けのマートカッセを注文してみました。大人2人子供2人の夕食3食分で初回割引がついて399クローナ(今日のレートで5400円くらい)。割引がついてこの値段とはなかなか強気な…と思いつつも、ここで諦めたら私がまた大変なだけだ!と清水の舞台から飛び降りる気持ちで注文しました。しかしケチな私、送料700円ほどをしぶって店舗受け取りにしたのですが、これが後で大変なことに(笑)

Kasse(袋)って言ったじゃないか


毎週月曜日の16~19時に店舗で受け取りができるというこのマートカッセ。保育園に子供を迎えに行く前に受け取りに行ってみました。

店舗内ではなく、地下駐車場にある冷蔵室が受け取り場所と聞いて恐る恐る行ってみると、そこには同じくマートカッセの受け取りを待つ人たちが。店員さんが慣れていないのか、少し待たされましたがその間に他のお客さんとちょっとした会話をすることができました。

「これだけ待つなら買い物リストを作ってもらって自分で上の店舗で買った方がはやいよ~」と言い出した男性客。どうやら私より少し年上っぽいようですが、私が「マートカッセというものを初めて買うんです」と言ったところ、「毎日食べるものが決まっているっていうのは楽だけど、そのうち飽きるから隔週とかで頼んだ方がいい」という料理をする人らしい意見が聞けました。

特に私は家でアジアっぽいご飯を作ることが多いので、スウェーデン料理ばかりだと飽きてしまうかもしれないな~と思ったりしていると私の順番に。なんと、商品の領収書を見せることもなくあっさりデカい箱が渡されました。
でかっ

マートカッセという名前なのにまさかの箱入りの食材たち。子供に人気の国民的キャラクター・バムセ(Bamse)をモチーフにしたBamsekassen(バムセカッセン)というマートカッセなので、箱にも同梱のレシピブックにもバムセが使われていました。このデカさのおかげで、スーパーに寄ってから保育園にお迎えに行ったのがバレバレです
 

いざ調理!(夫が)


さて、箱の中身はこんな感じ。
要冷蔵商品もたくさん
野菜、肉、魚、ソースに使うヨーグルトや生クリームなど。メニューは毎週肉メイン・魚メイン・野菜メインがそれぞれ1食ずつ入るように構成されているみたい。
食事の準備の手間は最小限にして、もっと親子の時間が作れるようにというコンセプトみたいで、調理時間の目安が30~40分と書いてあるものの、慣れている人なら15分ほどで作れそうなレシピでした。パスタのソースも市販の物を使うという潔さ。そうそう、こういうとこを手作りにこだわったって自分の首を絞めるだけなんですよね…。
頑張れ!

料理をしながら鍋を洗ったりする余裕がなさそうだったのでそこは私が手伝いましたが、夫もそのおかげで「料理が終わった時に洗い物が最小限だと後が楽」ということを実感したようで、「よしよしその調子だぞ!」とほくそ笑む私。実際にやってみないと気づかないことってたくさんありますよね。若いころ、母が「お手伝いしなさい!」と言っていた意味を痛感します…。

出来あがったものはこちら!
どかんと

茶色っぽいものは、こちらで売っているサツマイモ。日本のより甘さ控えめでニンジン寄りの味です。ポークソテーとこれらの野菜をマンゴーチャツネ入りヨーグルトソースで食べるという、絶対に私が思いつかないメニューでした。それでこそマートカッセを頼んだ甲斐があるというもの。うひーヨーグルトかぁ、と思いましたが爽やかでとっても美味しかったです!

その後…


その後、同じスーパーのbilligkasse(安い袋)という身も蓋もない名前のセットに挑戦もしましたが、そちらは豆でかさ増しするメニュー、ひたすらマッシュポテト(1kg)を添えるメニューなど切なくなるラインナップだったので、1回しか頼みませんでした。

バムセカッセンをしばらく続けてみて、夫が料理に自信がついてレパートリーがたまったらやめようね、と話しています。夫が早く帰ってこれない日は、私がこのマートカッセの中から作ってみたりしましたが、ほんとに楽でした。そして子供が食べなかった時のイライラ度も低かった(笑)自分で考えた献立じゃないせいですね。

一品料理どかーん!といういかにもスウェーデンなレシピばかりですが、週に3回くらいはこうやって楽をするのもいいなぁと実感しています。そして週のあとの4日は私が作るので、そこでアジア系の物を食べればいいし我が家には合っていたみたい。

夫から「最近機嫌がいいね」と言われるほど私の余裕もできたので、万々歳の結末でした。

名前:有希(ゆうき)
2011年に福岡からスウェーデン・ストックホルムへ移住した福岡女子(アラフォー)。
2016年に女の子と男の子の双子を出産しました。北欧でオロオロ育児をしている毎日をお届けします!よろしくお願いします(*´ω`)
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