二月のスウェーデンはバレンタインだけじゃない!

福岡から北欧のスウェーデン・ストックホルムへ移住。双子の子育て奮闘中の福岡女子・有希さんが、海外育児のあれこれや日々の出来事をつづるコラム「福岡女子、北欧で双子を育てる」

2月の半ばに入り、やっと雪解けも見えてきたストックホルム。一時期は膝まで埋まるほどに雪が降ってほんとにどうしようかと思いましたが…
足がつくほどの雪でもブランコ

この積雪かつ吹雪の夕方にも1時間の外遊びにつき合わされ、びしょびしょに濡れて顔が寒さで真っ赤な時に限って友達とばったり駅で遭遇したりとなかなかな日々でした(笑)

最近はギンガではなくきちんと「グンガ」とスウェーデン語でブランコのことを言えるようになった娘ですが、ブランコへの執着はまだまだ薄れず、毎日降園後は帰り道にある公園で30分前後のブランコ&外遊び楽しんでおります。

息子も最近はブランコが好きになったようで、毎回泣きわめきながら取り合いをしていた二人ですが、ようやく「10数えて交代だよ!」と教えることに成功しました!! この小さな一歩ですが、「昆虫…?」と頭によぎるほどコミュニケーションが取れない時代も経験した身としては、大きな一歩でございます。

スウェーデンのバレンタイン


さて、スウェーデンも他の欧米諸国と同じくバレンタインデーには男性が女性に贈り物をいたします。一番メジャーなのが赤いバラ。ですのでこの日には赤いバラは軒並み値上げされ、街の広場ではゲリラバラ売りが登場。最近ではSwishという送金アプリで簡単に個人間のお金のやり取りができるので、こういう無許可?と思われる売り子さんも商売が簡単になったことでしょう。
カフェで突然登場したバラ


その日、ひとり寂しくカフェでお茶をしていたのですが、突然あらわれた常連客らしきおじさん(店員さんとの会話からお客さんと推測)が、なんと花瓶に刺さった一輪のバラを各テーブルに置き「今日はバレンタインだから、皆さんにバラをどうぞ!」と言って去っていきました。欧米っぽい!!

いやはや、北欧の日本人とも呼ばれるほどシャイな国民性のスウェーデンでこういうドラマチックな出来事は貴重です。

花屋さんにできている男性の行列を眺めながら、「果たしてうちの夫はバレンタインを覚えているのだろうか?」と疑問だった私。「忘れられていたらそれはそれでコラムのいいネタになるな」と思っていたのですが、ちゃんと覚えていました!

季節の風物詩、セムラ


いつものように子供を公園で遊ばせてから帰宅したら、夕食当番の夫がご飯を作っていたので用意しておいたゴーディス(スウェーデンのキャンディ。詳しくはこちらをご参照ください)の詰め合わせとバレンタインのカードを渡したところ、「バレンタイン忘れてないよ、冷蔵庫をみて!」と言われ、もしかしてセムラかな?とワクワクして冷蔵庫をオープン。夫の帰り道にはセムラが有名なベーカリーがあるのです。しかしながら冷蔵庫にどーんと鎮座していたのはセムラではなく、赤ワインとその他アルコール飲料。

「毎年バラを買ってたけど、この日はやたら値上げするしどこも並んでるから昼休みに酒屋さんに行って買ってきた」と夫。

あ…赤ワイン吾輩は飲まぬのだ…とか、赤ワインは常温で保存できるのだぞ、とか、バラはそんなに好きじゃないからチューリップがいいと毎年言っておいたはずだが…と脳内閣下コメントが忙しかったのですが、わざわざ昼休みに買いに行ってくれただけ嬉しいのでぐっと飲み込みました(笑)

赤ワインは小さいボトルだったのですが、私が赤ワインはあまり飲まないと分かっていたので小さいボトルにしたそうです。よかったよかった。同僚おススメのそのワイン、普段飲み慣れない私でも「おっ」と思うほど飲みやすかったです。

さて、ところでセムラですが。
 
どーん

こちらがそのセムラ。バラを持ってきた常連客のいるカフェで一人もくもくと食べていたのはこちらでございます。カルダモン風味のパンに、アーモンドペーストと甘くないホイップを挟んだカロリー爆弾のこの食べ物。見た目はシュークリームのようですが、パンはみっしり、杏仁風味のペーストと生クリームが中身なので味は全く違います。由来は以前詳しくご紹介したこちらをどうぞ。

毎年セムラ研究家を気取ってうんざりするほどセムラを食べている私ですが、今年は春から日本への長期滞在が控えている=ますますの体重増加が必至、ということで今年は抑えめにいっております。

いや~お店によってそれぞれこだわりが感じられて面白いですが、今年もますます「変わりセムラ」とでも呼ぶべき商品が売り出されており、友達と冗談で言っていた「セムラシェイク」まで売っているのをみました。まぁ杏仁シェイク生クリーム乗せ、と言えば日本でもアリな感じは…する…かな?

保育園でのトレンド


インスタグラム映え(略して「映え」)という言葉がよく聞かれる昨今ですが、保育園で子供たちが作ってきた工作もなかなかの映えっぷりでした!
♡の海

こうやってクリスマスとかイースターには季節の工作をしてくれるので、家でそのまま飾れてとても助かっております。どうやらこのハート、真ん中を曲げたトイレットペーパーの芯をスタンプのようにして使っているそうで、去年は確かこんなの作らなかったのに、今年はインスタグラムであちこちのお子さんがあちこちの園で作っているのをみました。流行ってパッと一気に広がるもんですねぇ。

盛りだくさんの2月ですが、幸い今のところ2月に付き物の病児休暇は取らずにすんでおります。2月と言えば、だよね~と子持ち同士で盛り上がるほどみんなが病気をする2月。うちの園も入り口に「保育園でmagsjuk(マーグシューク)です」という張り紙が先々週から張り出されており、戦々恐々としております。

このマーグシューク、直訳すると「お腹の病気」なのですが症状が完全にノロなんですよね…。可愛い名前に騙されてはいけません!なんとか流行が沈静化するまで無事に生き延びてほしい、と願う期末試験(英語コース)真っ只中の母なのでした。
名前:有希(ゆうき)
2011年に福岡からスウェーデン・ストックホルムへ移住した福岡女子(アラフォー)。
2016年に女の子と男の子の双子を出産しました。北欧でオロオロ育児をしている毎日をお届けします!よろしくお願いします(*´ω`)
★インスタグラムは「courage1222」★