まち・地元 北九州大辞典

豊前海の干潟の恵み「豊前本ガニ」

豊前海北部で捕れる“ガザミ”

漁師イチオシの食べ方は、うま味が流れ出ず、素材の味が生かされる“蒸しガニ”。沸騰してから15分~20分が食べ頃広大な干潟があり、潮の干満差が大きい豊前海沿岸は、“ガザミ(ワタリガニ)”が捕れることで知られています。

甲羅の背面が黄褐色。甲羅の後半部分、はさみ、脚には白い水玉模様。横長六角形の甲羅の前縁・左右にとげがあります。はさみは頑丈で、はさむ力も強力。後方の足は平たく、海中をすばやく泳げます。
乱獲を防ぐため、水揚げするのは甲幅13cm以上のガザミのみ。これらは市が誇るブランド水産物「豊前本ガニ」として注目を集めています。「身を食べるなら雄」「濃厚な内子(卵巣)を堪能するなら雌」と言われ、7月末~9月末の高水温期は雄、10月~11月末の低水温期は雌が水揚げされます。 
「鮮度が命。必要な量しか捕りません」と恵良さん。生きている間に調理するのがベストとのこと

地元が誇る海の幸をもっとPRしていきたい

「曽根干潟沖にこんなにおいしいものがあると伝えたい!」と語る「セイゴ会」メンバー5人平成24年9月、曽根干潟エリアの若手漁師の有志で結成された「セイゴ会」(小倉南区曽根新田/TEL 080・5255・2491)。曽根漁業協同組合・魚市場が休みとなる12月上旬~3月末、同場所にセイゴ会の漁師たちによるカキ小屋がオープンします。

「カキはもちろん、豊前本ガニが味わえるのが売り。水揚げしたカニを生かしておき、新鮮な状態で提供しています。豊前本ガニの魅力をもっと多くの人に知ってほしい」と代表の恵良義一さん。曽根新田の直売所(1匹400円から、場所などの詳細は同会へ)へも足を運んでもらえると嬉しいと語ります。

また、さまざまなイベントに参加し、PR活動にも励んでいます。10月26日(日)、JR下曽根駅南口の「アステム」駐車場(小倉南区下曽根新町13の1)で行われる「モール大通り音楽祭」では、蒸しガニ(500円)、カニのからあげ(300円)などを販売する予定。ぜひ出かけてみて。

リビング北九州2014年9月27日号掲載 ※この情報は掲載時点のものです