まち 北九州大辞典

市民に愛される豊かな自然と大パノラマ「皿倉山」

北九州市の“宝”である特産品や伝統・文化、人物などを紹介する「北九州大辞典」。今回は、10月に「皿倉八景」が決定したばかりの「皿倉山」です。

景勝地「皿倉八景」
昼間の魅力も再発見

北九州市のほぼ中央。美しい稜線を描く皿倉山は、多くの学校の校歌に登場するなど、市民のシンボル的存在です。

標高は622メートルと市内で2番目に高く、世界遺産の旧官営八幡製鐵所エリアをはじめ市内が一望できるほか、世界遺産の宗像・沖ノ島や、遠くは英彦山、由布岳など360度の絶景が楽しめます。市街地のすぐ近くながら、花木、昆虫、動物、百種類以上の渡り鳥も見ることができる豊かな自然が魅力です。

第14代天皇・仲哀天皇の皇后・神功皇后が、国々を見渡したという「皇后国見岩」。下山の際には日暮れており、「更(さら)に暮れたり」と言ったことが「皿倉山」の名の由来とも

皿倉山を舞台に、旧八幡市制100周年を記念し、昨年から1年がかりで行われた「皿倉八景選抜総選挙」。約3500票の投票で、山頂に向かうまでの20カ所の候補地から、皿倉山の魅力を再発見する「皿倉八景」(下表)が10月に決定しました。

「皿倉山は『新日本三大夜景』の一つとして有名ですが、昼の景色もいいですよ」と八幡東区役所総務企画課の鷲谷育恵さん。

河内貯水池や福智山などの展望が開ける「ネムの木の展望台」

ベテランの健康づくりから初心者の無料ガイドまで

毎年5月に開催される「皿倉山健康ウオーク」の参加者は例年約3000人。年間55回以上の皿倉登山が目標の「チャレンジ55」の参加者は今年400人を超え、中には80代以上の夫婦、日に2度3度登る人もいるほど健康づくりの場としても人気の皿倉山。


徒歩なら片道約2時間ですが、ケーブルカーに乗れば約6分で山上駅というアクセスの良さも魅力。そこから徒歩約5分の「皿倉山ビジターセンター」では、無料ガイドが利用できます(要事前予約)。

ガイドに携わるのは今年設立45周年を迎えた「帆柱自然公園愛護会」のメンバー。「初心者と伝えれば、そのような時間やコースで案内してもらえます。ガイドさんは木や鳥にも詳しいので、1度行けば人に自慢できるぐらいの情報は持って帰れますよ」と同課の井上直紀さん。

ケーブルカーからそのままスロープカーに乗り継げば、約3分で山頂に到着。元旦には初日の出に合わせ、午前5時30分から早朝運行があります。

2015年、「恋人の聖地」に認定された、山頂展望台近くの見晴らし台「天空ドーム」
市街地では少しの雪でも、山頂では雪遊びができるほど積もる日も

2018年10月に決定した「皿倉八景」

1 皇后国見岩
2 天空ドーム
3 四季彩ロード 
4 楓杉峡(ふうせんきょう)
5 巨樹老木・皇后杉 
6 ネムの木の展望台
7 権現山頂 
8 車窓からの景色
皿倉山に関する問い合わせ
■八幡東区役所総務企画課
TEL 093-681-0387
■皿倉山ケーブルカー
TEL 093-671-4761
運行時間/10:00~18:00(土日・祝日22:00)
http://www.sarakurayama-cablecar.co.jp/
■皿倉山ビジターセンター
TEL 093-681-5539
開館時間/10:30~16:30
休館日/月曜(祝日の場合翌日)年末年始

リビング北九州2018年12月15日号掲載 ※情報は掲載時点のものです