まち 北九州大辞典

子どもの読書活動の推進拠点がオープン「北九州市立 子ども図書館」

北九州市の“宝”である特産品や伝統・文化、人物などを紹介する「北九州大辞典」。今回は、子どもの読書に特化した北九州市の条例に基づき、昨年12月にオープンした「北九州市立子ども図書館」です。

世界的建築家が設計
本との“出会い”を育む場

都心部に豊かな緑が広がる「勝山公園」。その一角に、青銅色の屋根を持つ幾何学的な建物「北九州市立中央図書館」があります。同館は、世界的な建築家・磯崎新さんが設計し、1975(昭和50)年に開館したもの。
今回その一部を改修し、「北九州市立子ども図書館」が新しくオープンしました。建物は、地下1階から地上2階までの3層構造。デザインと耐震性を兼ね備えた造りは、建築雑誌に紹介されるほど注目を集めています。

「中央図書館」の一部を改修した同館。子どもたちがゆったりとくつろげるよう、開放的な造りの閲覧空間に

北九州市を学び世界を知るグローバルな視点の図書館

1階の「世界の絵本と地図のコーナー」の収集量は、全国でもトップクラス。104カ国、90言語、4558冊の絵本、アフリカや北極などが中心の珍しい世界地図77枚、アメリカ合衆国のホワイトハウスのものと同じ地球儀が目を引きます。
さまざまな世界の絵本。このコーナーは貸し出し禁止なので、何度も通って楽しもう

「子どもたちは好奇心でいっぱいです。外国語は読めなくても『何語?』『どこの国?』と地図や地球儀で探しています」と、同館企画係長の坂巻敬正さん。

すぐ隣には、世界をリードする北九州市の事業や企業を紹介するコーナーや、多くの著名な児童文学者が北九州市から輩出されていることが分かるコーナーも。北九州市のことを知り、世界に目を向ける、グローバルな視点が育めます。

赤ちゃんの泣き声も大丈夫
もちろん大人の利用もOK

地下に下りると、子どもたちのにぎやかな声が。「上の階まで音が漏れてなかったでしょ。子どもの泣き声を心配される方もいますが、どうぞ気にせずいらしてください」と同館主任の伊藤嘉奈子さん。

寝ころんで絵本が読めるスペース、緑が心地よいデッキ、授乳やおむつ替えに便利な「赤ちゃんの駅」、幼児専用トイレもあり、のんびり快適に過ごせます。
いろいろな姿勢で自由に読書が楽しめる「お山のクッション」幼児専用トイレのペーパーホルダーは、“ゾウさん”のデザイン

2階には、児童文学や読み聞かせに関する研究書もあり、大人の利用も歓迎とのこと。建築美を誇る図書館でお気に入りの場所を見つけ、好きな本を広げてみませんか。
市内図書館で初の「読書通帳」(対象は18歳以下の利用者)

北九州市立子ども図書館の概要
■住所
小倉北区城内4-1
■開館時間
平日9:30~19:00
土日・祝休日9:30~18:00
■休館日
月曜(祝休日の場合は開館し、翌日休館)、館内整理日(原則として月末)、特別整理期間、年末年始(12/29~1/3)
■問い合わせ
TEL 093-571-0011
https://www.toshokan.city.kitakyushu.jp/kodomotoshokan/

リビング福岡2019年3月2日号掲載 ※情報は掲載時点のものです