まち・地元 巻きリョーシカの考古女子日記

巻きリョーシカの考古女子日記① ~女子考古部入部、そして大宰府ツアーへ。の巻~

 こんにちは。編集部・巻きリョーシカです。子どものころになりたかったものは、考古学者。朽ち果てた貝塚や古墳のそばで、「昔の人って何食べてたんかなぁ」と妄想にふける、ぼーっとした幼少時代を過ごしてまいりました。


 そんなわけで前置きが長くなりましたが、ただひたすらに古墳や古代が好き、というだけの巻きリョーシカが、考古にまつわるアレコレを「巻きリョーシカの考古女子日記」と題して、勝手にグイグイお知らせしていこうと思います。考古女子が増えるといいなあ!

 

巻きリョーシカ、女子考古部員になる



 さて。唐突ですが、「きゅーはく女子考古部」ってご存知ですか? 九州国立博物館が考古好きの女子のために発足したもので、1年間の活動を通して遺跡を巡ったり、考古にまつわる様々な体験や取り組みをする〝女子部〟です。

 昨年の第一期生のみなさんは、土器やハニワ、貫頭衣などの古代ファッションアイテムを作ったり、考古学に欠かせない測量体験や、あげくには3Dプリンターで太宰府の鬼瓦型のバレンタインチョコを作ったりと、自分たちで「これやりたい!」「あれやりたい!!」という思いを発揮して、考古好き女子の強い熱量を体現した1年間となりました。

 実は完全に個人的に、昨年の第一期生に応募し落選したわたくし。あまりのくやしさに、熱い企画書を編集会議に提出し、リビング福岡紙上で「きてます!?古代(2015年11月14日号)」なる特集までやってしまった…そんな「ひとり考古部」だった2015年。

 そして2016年度。念願の第二期生の募集が行われ、もちろん応募。今年も応募者多数の中、まさかの当選! 念願の「きゅーはく女子考古部」の部員になれましたー!!(厳正なる抽選の様子は、こちらから。なんか古代人らしき人がクジ引いてます)

手作りの女子考古部プロフィール帳と九州国立博物館の「野帳」。左にあるのが、装飾古墳の三角紋をモチーフにした部員章。

待ちに待った 「考古学者と行く、大宰府ツアー!」へ


 6月の活動は、「太宰府ツアー」。考古学者でもある副顧問のガイドについて、大宰府近辺の史跡を巡ってきました。

 ルートは、九州国立博物館を出発して、「観世音寺」→「学校院跡」→「大宰府展示館」→「大宰府政庁跡」→「国分寺跡」。そしてゴールは「水城跡」という、全長5キロのコースです。


御笠川沿いをてくてくとあるく面々。


 目的地までの途中でも四王寺山を眺めたり、住宅街の祠に立ち寄りながら、副顧問のディープな解説を聞きます。何の気なしに通り過ぎてしまいそうな景色や小さな石碑にも、ひとつずつきちんと意味があって、それを知ると「ここでは昔どんな人が暮らしていたんだろう?」と次から次に疑問や興味が湧いてくるのが、歴史散策の面白いところです。


さて。まずは観世音寺。
観世音寺の礎石(建造物の柱などを支える石のこと)観世音寺。五重塔の礎石。人の背丈くらいありました。観世音寺。国宝の梵鐘

そして、大宰府政庁跡。
雨の太宰府政庁跡。色とりどりの傘が緑の広場に映えますね
ひびが入った礎石。政庁跡は昔は田んぼだったそうで、米作りに邪魔な礎石を割って運ぼうとした痕跡もちらほら。礎石にたたずむ副顧問。だんだん考古の妖精のように思えてきました。。。。降り続く雨の中、ほんの少しだけ山歩きも。発掘中の現場。ここから大発見があるかも? そしてここにも礎石。一体いくつの礎石を見たのでしょうか。。。
そしてようやく、この日のクライマックス「水城跡」へ。

田植え前の田んぼと水城。 この景色、とってもレアなんですよ。「どこが?」と思うかもしれませんが、この田んぼに注目!

 かつて「水城」は小高くもった土塁(写真奥の森)と濠で構成されていたそうで、そういわれてみると、苗が植えられる前の田んぼは濠のようにも見えてきます。田植え前の水鏡のような田んぼと水城跡、という組み合わせに巡り合えるなんて、年に何回もないラッキーな出来事。「当時はこのような景色だったのでは?」と思わせる眺めに、副顧問もこの日一番の大興奮でした(笑)。
 

「好き」の方向が同じ、で生まれる新たなつながり


 今回一緒に歩いた「きゅーはく女子考古部」二期生は、小学生から大人まで実にバリエーション豊かなメンバー。雨降りのなか一緒に歩きながら、好きな古墳や遺跡、土偶の話で盛り上がったり、仕事も年代も住む場所も異なりますが、「考古が好き」という思いでつながっているんだなーと実感した一日でした。

 

九州国立博物館のブログもチェック!

「きゅーはく女子考古部」のブログでも活動の様子が紹介されています。ぜひチェックを!
http://kyuhaku.jugem.jp/


リビング福岡編集部・巻きリョーシカ。子どものころからの古代ファンで、好きな古墳は、岩戸山古墳(八女)、新原・奴山古墳群(福津)、大将軍山古墳(対馬)、カッパドキア(トルコ)。