まち・地元 巻きリョーシカの考古女子日記

巻きリョーシカの考古女子日記④ ~マイ貫頭衣を作ってみた! の巻~

こんにちは! 考古が大好き、巻きリョーシカです。

3年くらい前から思ってたんです。「あれ?なんか貫頭衣みたいなワンピース着てる人多いなあ…」って。つまり、ストンと真っ直ぐ大き目シルエットのワンピースのことです。締め付けずにとても楽なので私もよく着ているのですが、なんと今回、「きゅーはく女子考古部」の第4回目の活動で作ってみることになりました!

まずは会議! 何の会議かは秘密。

「さあ貫頭衣をつくるわよっ」と息巻く女子考古部メンバーですが、「まあ落ち着け!」とばかりに、まずは次回以降の活動についてみんなで話し合い。そう、次からはいよいよ女子考古部員たちが、自分たちでアイデアを出し合いながら活動に取り組む段階に入るのです。


いったん会議が始まると、出るわ出るわ妄想の数々。「あんなことしたい」「これ作りたい」「だったらそれは不可欠だわ」「そっちは私がやるわ」などなど、堰を切ったようにさまざまなアイデアがあふれ出し、楽しく笑いが絶えません。「ああこの会議、このままずっと終わらなくてもいい…」と思った会議は初めてです。

会議の内容はあくまで秘密。今後の活動でおいおい分かっていきますよ。
 

さらに、文様のお勉強!

「じゃあ次はいよいよ貫頭衣をつくるのねっ」と鼻息荒い女子考古部メンバーを前に、顧問がすっと立ち上がり「じゃあまずは装飾文様の勉強をしましょう」と講義が始まりました。



縄文~弥生時代の装飾文様の移り変わりや、主な文様の説明など図を描きながら分かりやすく説明する顧問。

西日本から伝わってきた文様が九州ではシンプルなものに移り変わっていく様子など、古代の九州人の気質を表す話もあり、「九州人って昔から大らかだったのかしらねえ」とまるで友達のように古代人を想像する女子考古部員たちでした。

段々シンプルになる文様を説明する顧問
 

そして待ちに待った、貫頭衣づくり!

さあいよいよ生地を裁って作業に入ります。今回は幅1.2mくらいの布を長さ2メートルにカット。二つに折って輪になった部分に頭を通す穴を開けます。


右側の小学生女子が、ミシンの使い方を教えてくれています
穴の形は、輪に向かって直角に裁つとVネック、輪と平行に裁つといわゆるボートネック風です。

どんなふうに作ろうかと、お互いに相談

あとは両脇を縫い合わせれば、基本形は出来上がり。ここに、思い思いの文様を描いていきます。好きな装飾古墳の文様を描く人や、自分の好きな絵柄を自由に描く人など、個性豊かな女子考古部は作品もバラエティに富んでいます。
このあたりから徐々に無言になってきます黙々と、チクチク、ペタペタ
何やら不思議な道具を作り始めるメンバーも

先ほどの会議の活気とは打って変わって、無言で集中するメンバーの皆さん。好きなことに全力で取り組むのって、ほんとうに楽しいし時間を忘れてしまうなあと、改めて思います。

実は作成中に、九博のビオトープから現れた「カッパのビオ太郎」なる不思議な生き物が登場して、女子考古部にエールを送ってくれたのですが、皆さん真剣すぎて、心ここにあらずのままビオ太郎と対面。「あれは夢だったのかしら…」という雰囲気で、ビオ太郎が去った後も黙々と作業を続ける、という一幕もありました。

ビオ太郎登場! 


私は、この夏の旅行に出かけた山鹿の装飾古墳がテーマ。表は弁慶ヶ穴古墳の船に乗った馬、後ろはチブサン古墳の人の形がモチーフです。

表はこちら

後ろは大きくワンポイント


そのほかの皆さんの作品も少し紹介しますね。






色を塗ったり布を縫ったり、「時間が足りなーい」という悲鳴もあちこちで上がりつつ、今日の活動は終了。ほとんどのメンバーが、自宅に持ち帰って宿題となりました。

次回からはこの貫頭衣が女子考古部のユニフォームになります。愛着溢れる貫頭衣を着て、またきっと楽しいことが待っているんだろうなあ!


おまけ

なんと、自宅で既に3着も制作したという猛者が!!


作り方さえわかれば、とっても簡単な貫頭衣。皆さんも作ってみませんか?
 

九州国立博物館のブログもチェック!

この日の様子は「きゅーはく女子考古部」のブログでも紹介されています。ぜひチェックを!
http://kyuhaku.jugem.jp/










 


​リビング福岡編集部・巻きリョーシカ。子どものころからの古代ファンで、好きな古墳は、岩戸山古墳(八女)、新原・奴山古墳群(福津)、大将軍山古墳(対馬)、カッパドキア(トルコ)。