くらし 特集(くらし)

「G20福岡財務大臣・中央銀行総裁会議」を機に、家族で考えたいお金のことや世界のこと

今年、福岡で行われるビッグイベントの一つが「G20(ジートゥエンティ)財務大臣・中央銀行総裁会議」。でも、そもそも「G20」って何?という人も多いのでは。今や世界経済が暮らしに直結する時代。この機会に、家族でお金のことや世界のことについて話してみませんか。

「G20福岡財務大臣・中央銀行総裁会議」とは?

6月8日(土)、9日(日)、ヒルトン福岡シーホーク(福岡市中央区地行浜)で開催される「G20福岡財務大臣・中央銀行総裁会議」。
国際金融システム上重要な国々が集まり、「フィンテック(※)」や仮想通貨、貿易などの国際経済問題について議論します。
詳細は、福岡市の専用HPで。
https://www.g20fukuoka.city.fukuoka.lg.jp/
※ファイナンス(Finance)とテクノロジー(Technology)の2つを併せた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動き

 

G20と世界のお金や経済についての問題です。いくつできるかな?
(1問/20点)
Q1.「G20」のメンバー国・地域は?

\1国につき1点。全部分かったらスゴイ!/


Q2.通貨記号「€」、何と読む?何と読む?


Q3.1ドル=100円と1ドル=110円、どちらが「円安」?


Q4.海外旅行に行く時、「円安」と「円高」、どちらがおトク?


Q5.「貿易摩擦」ってどういうこと?

\外国同士の問題でも、日本経済に影響を及ぼしてきます/

(答え)
①アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、韓国、南アフリカ共和国、ロシア、サウジアラビア、トルコ、英国、米国の19カ国および欧州連合(EU)
②ユーロ
③110円。1ドルを100円で買えていたのに110円出さないと買えなくなる=円の価値が下がる(外貨の価値が上がる)=「円安」
④円高。例えばQ4の場合だと、10円「円安」になる=1ドルの輸入品が実質10円高くなってしまうため
⑤(例)輸出と輸入のバランスがとれていないため、貿易黒字国と赤字国との間で起きる問題

知っておこうG20サミット

G20サミット(金融・世界経済に関する首脳会合)は、G20および招待国の首脳、国際機関の代表などが参加し、経済分野を主要議題として毎年開催されています。2019年は日本が初めて議長国となり、大阪市での首脳会議のほか、福岡市(財務大臣・中央銀行総裁会議)を含む8都市で関係閣僚会議が開催されます。

「G20福岡」開催記念おみやげ品&レストランメニューが続々と登場!

おなじみの「めんべい」や明太子、ミネラルウォーターなど、「G20福岡」パッケージの商品や、期間限定のレストランメニューが登場しています。

福岡観光コンベンションビューローHP内の商品&メニュー紹介ページ
https://www.welcome-fukuoka.or.jp/info/2895.html



生きるために必要で、家族間のトラブルにもなりがちなお金。だからこそ、日頃から家族でお金の話を!と啓発活動を行う、「お金」と「コミュニケーション」の専門家に、ポイントを聞きました。
お金のことを明るくポジティブに話そう

お金は、幸せに生きていくための道具です。お金を稼ぐということは、モノを作ったり、伝えたり、アイデアを提供したり…自分ができることで世の中の人に喜んでもらうこと。「ありがとう」が形を変えてやってくるもの、と教えてはいかがでしょうか。人から喜ばれる仕事で収入を得て、さらにその収入を社会貢献に使うことは、素晴らしいことだと思います。

手助けできる時期にトライ&エラー

お金は、ないよりもあったほうがいいでしょう。でも収入が多くても、収入以上に使ってしまえばなくなります。みんなが買うから買う、というのではなく、自分にとって必要だから、ワクワクするから、と自分で選択し、生きたお金の使い方を学ぶことも必要です。

大切なことは、親は自分の気持ちを押しつけずに、子どもの気持ちを受け入れ、対等な立場で話をすることです。うまくいかなくても、貴重な経験だと思って責めずに向き合いながら、一緒に考えていきましょう。親にとっても勉強になります。

お金の問題と気持ちの問題は別のこと

「お金を出すのは親だから、親の言うとおりにしろ」という接し方は、のちのちの子どもの恨みにつながることもあります。お金は親の問題、気持ちは子どもの問題、と分けて考える必要があります。

例えば、進路にかかる費用のこと。「今あなたに出せる金額はこれだけ」と事前に言っておけば、もし希望する進路に進むには足りない場合もアルバイトや奨学金など自分の力で実現し、自信につながるでしょう。習い事や部活についても、「継続は力なり」にとらわれてやりたくないことを続けるより、自分で選択し、決断することを応援していれば、子どもは安心して、行動を起こせるのではないでしょうか。

●教えてくれた人 鶴田明子さん
子育て中に「アクティブ・ペアレンティング」を学び、親子関係が改善。NPO法人「ペアレント・スキルアップ福岡」理事。日本ライフプラン研究所「家計と暮らしと住まいの相談室」相談員の傍ら、学校や地域で保護者や先生向けに「親子関係」と「お金」をからめたテーマで講演活動を行う。
夫婦の一方を悪者にしない家計管理

共働きなのにお金が貯まらない方は多いです。夫婦別々の財布だと、お互い、何に使ったか分からず、浪費をどちらかのせいにしてしまいがち。もしくは、気になっているけど指摘するとけんかの種になるので見て見ぬふり…。しかし家計をどちらかが一方的に管理してしまうことで、夫婦間で不満が生じるのであれば、「管理財布」で家計管理しませんか。

大きな支出は予算化しよう

「管理財布」は、夫婦個人の財布とは別に、家賃など固定費以外の予算を決め、“見える化”する簡単な家計管理法です。まず、夏のボーナス(6月~11月)、冬のボーナス(12月~5月)の使い道(大きな支出)をリストアップ。これは夫婦別々に書き出すことが大事。お互い気付いていないことを確認し合えます。

“大きな支出”の使い道は家族により違います。帰省費、記念日のプレゼントや外食、車両関係費、旅行やレジャーのほか、美容室代やコンタクトレンズ代、ゴルフ代などもあらかじめ予算化してしまえば気兼ねせずに使えます。お互いの価値観(何に使うことに重きをおいているか)を確認、尊重し、協力していくことが、夫婦円満へとつながります。

お札が入る3つのポケットで固定費以外の予算(食費、雑費、大きな支出)を管理。余ったら瓶に入れて貯金。楽しみながら、達成感や自己肯定感を得られます
お金のことを日常会話

財布の中の残りの予算を“見える化”するだけで、日々の使いすぎ防止に。余った予算をどう使うか話し合ったり、将来のビジョンを共有したりと、夫婦間のコミュニケーションにも役立ちます。ぐちが言える相手がいるだけでも、ありがたいことですよ!

●教えてくれた人 江崎智代(ちよ)さん
ファイナンシャルプランナー、株式会社IRODORI取締役。お金の問題で離婚したことをきっかけにFPの資格を取得、「管理財布」を考案。「家族が近づく管理財布講座」(月1回・全4回、次回は6/22)、「対立しないコミュニケーション講座」を定期的に開催。日程等、詳細はIRODORIホームページから。
http://www.irodori-fukuoka.co.jp/

リビング福岡2019年5月31日号掲載 ※情報は掲載時点のものです