くらし 住空間あれこれ

vol.17 トータルインテリアのつくりかた②~光を調整する

こんにちは、住空間設計室CUBEの長菅由美子です。

今年はあまり雨が降っていませんが、それでも梅雨シーズンは何となく憂鬱なイメージがありますね。
個人的には街のあちこちで色鮮やかに咲いているあじさいが見られるので、曇り空との対比が美しいなと感じる時期。せっかくですからその時期にしか楽しめない風景を味わいたいですね。

さて、今回はトータルインテリアというテーマの第2弾として光に注目したいと思います。
前回記事『トータルインテリアのつくりかた①~色みをそろえる』では色のお話をしましたが、色の見え方は光によって大きく変わるもの。室内の光のバランスはいろいろな要素を組み合わせて考えるので難しい部分なのですが、今回は簡単にお伝えできるよう照明器具の灯りでそのポイントを紹介していきますね。

インテリアと光のバランスをとるには


家具やカーテンといったインテリアの色みをそろえたとしても、それらに光、つまり照明器具の灯りが当たるとせっかくバランスをとったつもりのインテリアの印象が変わってしまうことはよくあります。

なぜそんなことが起きてしまうのかというと、原因はいくつかありますが、もっとも多いのは光の色と量を考えずに照明器具を選んでしまったというパターンです。

前回記事でブルーベースとイエローベースのお話をしましたが、これは家具やカーテンといったアイテムだけではなく光についても同じ。
また光の量が偏ってしまったためにせっかくのインテリアのよさが消えてしまうというのもあるんですね。

基本的なポイントとして光の色と量、この2つを意識するかしないかでトータルインテリアの仕上がり具合もグンと変わりますよ。
 

光の色はインテリアの色とベースを合わせよう


インテリアに関心のある方なら、照明器具の灯りの色に種類があることはすでにご存じではないでしょうか。
専門的には細かい分類があるのですが、市販されている照明器具のランプの色表示としては主に次の3つに大別されます。

・電球色
オレンジがかった灯り。自然界でいうと夕日の色に近く、リラックスする色みとされる。

・昼白色
電球色より白っぽい灯り。自然界でいうと午後の太陽光の色に近く、明るさとやわらかさとを兼ね備えた色みとされる。

・昼光色
昼白色よりさらに青白い灯り。自然界でいうと午前の太陽光の色に近く、集中力を高める色みとされる。


リビングや寝室はリラックスしたい空間なので電球色を、子ども部屋や書斎は勉強や作業に集中したいので昼光色を取り入れるのが一般的です。しかし最近の照明器具は電球色から昼光色までをリモコンで調整できるタイプが増えてきましたから、どんなインテリアでも対応できるようにしておきたいならこういった照明器具を選ぶのがおすすめです。

ただし光の色の調整ができないタイプもまだまだあります。輸入品などは特にそう。
デザイン重視で照明器具を選ぶ場合は、インテリアと照明器具の光の色のベースを合わせていただきたいです。

たとえばブルーベースであるグレーのソファやラグを取り入れたリビングには、イエローベースとなる電球色の照明器具をもってくるとソファやラグの色がくすんでしまいますから、昼白色や昼光色の照明器具を合わせるとしっくりきます。

「オレンジがかった光だとおしゃれになる」というイメージがあるかもしれませんが、それはインテリアとのバランス次第。
モダン系のインテリアがお好きなら白系の光と合わせるのがおすすめです。

光の量は部屋の用途に合わせよう


色と同じくらい大切なのが光の量、つまり室内の明るさです。

照明器具の光の使い方としては、空間全体を明るくする全体照明と部分的に明るくする局所照明とがあり、局所照明には直接照明と間接照明とがあります。

最近はリビングや寝室といったリラックスする空間においては、あえて室内の明るさを抑える方法が好まれるようになってきました。明るさを落とすと室内に陰影が生まれて、非日常的な雰囲気が出るんですね。

たとえば光の量をリモコンで調整できるタイプの照明器具を選ぶと、「食事の際は明るくしておいて食後の時間は少し暗めにする」「ベッドで就寝前に少し読書をしたい時は明るめにして就寝中は足元だけを照らす」といったシーンの切り替えができます。
便利になりましたよねー笑

こうした光の量の調節はインテリアの印象を大きく左右します。
全体をしっかり明るく照らすのか、間接照明にして陰影をつくるのか、めざすインテリアのイメージと光の量とを考えて照明器具を選びたいですね。

天井付けのシーリングライトをシャンデリアやペンダントライトに変えたり、先ほども紹介したリモコンで光の量を調節できる照明器具に変えたりするだけでこのポイントは簡単にクリアできますよ。



トータルインテリアのつくりかたとして3つ挙げているポイントの中では、今回の光の調整というのが実はもっとも取り入れやすいポイント。
照明器具を1ヶ所変えるだけでも違う雰囲気を楽しめますから、ぜひ試してみてくださいね。

 
【インテリアに関するご質問受付中♪】

住まいやインテリアについて相談したいという方のご質問にアドバイスいたします。
どんな小さなお悩みでもOKです。
件名を「住空間あれこれへの質問」と明記の上、column@lisa.co.jpまでメール送信してください。

 
住空間設計室CUBEのHPはコチラ→★★★
住空間設計室CUBEのFacebookページはコチラ→★★★