くらし 住空間あれこれ

vol.18 トータルインテリアのつくりかた③~壁面を活用する

こんにちは、住空間設計室CUBEの長菅由美子です。

お盆が明けて秋の気配がわずかながら感じられる時期となりましたね。
某工務店様のショールームのインテリアを定期的にコーディネートしているのですが、そろそろ秋冬のインテリアへとシフトするタイミングです。

さて、今回はトータルインテリをテーマとしたコラムの第3弾。
見落とされがちな壁面に注目していきましょう。

これまで第1弾で色みを、第2弾で光を取り上げましたが、この2つはいってみればインテリアをどうまとめるかという内容でした。
今回はこの2つの要素にプラスするもの、アクセントをつけるという内容です。

壁面を活かすという発想をもつと、シンプルさはアクセントによって際立つということを実感していただけると思います。



 

壁面をキャンバスに見立てる


「壁面を活用する」と聞くと何らかのアイテムを飾ったり並べたりするというイメージがあるかもしれません。

写真や絵、棚などは壁面を飾るアイテムとしてよく使われますね。

手軽な方法ですから基本的にはおすすめです。が、ただ飾るだけではアクセントになりにくい場合があります。
ここでも大切なのはバランス。

たとえば広い壁面があったとして、そこに何もないとすっきりは見えますがさみしい印象でもありますね。
さみしい印象をやわらげようと絵を飾ったとして、そのバランスがとれていないとかえって余った壁面の余白が強調されてしまうのです。




こちらの壁面は額とオブジェをあえてアシンメトリー(非対称)に配置して動きを出しています。

この配置で一番視線が集まるのはどこでしょう?
おそらく、額やオブジェではなく右側の壁面の余白と答える方が多いのではないでしょうか。

石張りですからある意味その石を魅せているともいえます。
が、壁面をひとつのキャンバスと見立てると、額のサイズか形を少し変えたほうがこの壁面全体の空間におけるアクセント効果は高まると思います。

アイテムを飾るなら、壁面の幅や高さ、近くにある家具のサイズなども考えながらバランスをとってみましょう。

上手にバランスをとるコツは壁面から離れてバランスを観察すること。
飾る作業をしている時は壁面に近いですから、全体のバランスを見づらいです。
離れた場所から時々観察して、壁面全体を見るようにするといいですよ。


 

ひとつの壁面に集中しよう



壁面を活用するというと「この壁はこうしてあの壁はこうしよう」と考えがち。
ですが全雑然とした雰囲気になる可能性がとても高くなります。

ポイントはその空間において一番大きな壁面だけを考えるということ。
逆に言えばその他の3面はそのままでOKということですね。

・空間全体にアクセントをつける
・メリハリをつける


といった意味でこのポイントはぜひ押さえておいてほしいです。



例えばこんな感じ。

窓やドアがない、もっとも大きな壁面に色を加えたり額などを飾るとこの壁面がこの空間のアクセントになって、立体感が生まれます。

最近はDIYを楽しむ人が増えてきたこともあって、自分で貼れる壁紙やウォールステッカーがたくさん出てきました。
こういうアイテムを使ってみるのも面白いですよ。


過去記事『トータルインテリアをめざそう~トータルインテリアって?』でお伝えしましたが、インテリアを考える時に大切なのは全体のバランスをとること。
ご紹介した3つのコツを活用して、あなたらしいインテリアづくりを楽しんでみてくださいね!


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