くらし 住空間あれこれ

vol.6 あかりで変わる住まい心地

 こんにちは、住空間設計室CUBEの長菅由美子です。

花火大会や夏祭りが終わってお盆を迎えるこの時期は、わずかながら夏の終わりの雰囲気を感じます。昨夜はついに鈴虫の声を耳にして、ああ夏が終わるなあとしみじみ。

暑さのなかにもふと漂う秋の気配を楽しみたいものです。

さて、今回取り上げるテーマはあかり。
あまり意識することがないかもしれませんが、実は住空間の住み心地を大きく左右するものです。

インテリアの印象をも変えてしまう力をもつあかりをどのように選んだらいいのか。
迷わない基本的な進め方をお伝えしたいと思います。


 

あかりの選び方1:部屋の用途を再確認する


リビングやキッチン、個室など、部屋によって求める雰囲気は違いますよね。

この部屋の雰囲気、決めているのは壁紙などの内装やカーテンや家具だと考えがちですが、実はあかりも大きく影響を与えているんですよ。

たとえばリビング。
家族でリラックスする時間が長ければ明るさを落とした雰囲気がいいでしょうし、友人を招いてわいわい食事を楽しむ回数が多ければ比較的明るめにしたいですね。
寝室でも全体を明るくしたいのか、手元だけ明るくなるのがいいのか、足元も照らしたいのか、それによって選ぶあかりの種類が変わってきます。

その部屋でどういった過ごし方をすることが多いのか。
特に家族が集う場所についてはできるだけ家族全員で過ごし方を事前に話し合うのがおすすめです。

 

 

あかりの選び方2:あかりの色を部屋の用途に合わせる


ご存じの方も多いと思いますが、家庭用のあかりの光の色にはいくつかの種類があります。

大きく分けると、
・電球色(オレンジっぽい光)
・昼光色(青白っぽい光)
・昼白色(太陽光に近い自然な光)
の3つのパターンがあります。

他にもパターンはあるのですが、電器店の照明器具売場で取り扱っているのはほとんどこの3つです。

電球色は夕暮れの太陽やろうそくの光に近い色。明るさが抑えられるためリラックスした雰囲気をつくることができます。
対して昼光色は晴れた日中の太陽の光に近い色。明るくさわやかでクールな雰囲気が出ます。

リビングや寝室などリラックスしたい空間には電球色の、子ども部屋や書斎など集中して作業したい空間には昼光色のあかりを組み合わせるケースが多いですね。
ただし書斎とはいえリラックスしたいという場合もあるでしょうし、寝室で本を読むので明るくしたいという場合もあるでしょう。

部屋の用途はご家庭によってさまざま。
あかりの色は用途に合わせて選ぶと過ごしやすさがUPしますよ。

 

あかりの選び方3:配置や種類を考え


部屋の用途に合わせてあかりの色を決めたら、次はあかりの配置を考えます。

昔は部屋全体をまんべんなく明るくするプランがほとんどでしたが、近年は多灯プランといって同じ空間内でも明るい場所とそうでない場所をあえてつくり、メリハリをきかせる方法が人気です。

たとえば、スポットライトを壁面に当てた反射光で空間内を明るくするといういわゆる間接照明もこの方法のひとつ。
リノベーションなどで天井面や壁面の照明器具の位置を変えるというのはかなり大掛かりになりますが、こうした方法だと今ある照明器具の金具を使って簡単に多灯プランが楽しめますね。

ひとつの空間の中で光の濃淡があると、全体が立体的になります。
インテリアを変えずあかりを変えるだけでがらりと素敵な雰囲気になりますから、ぜひ検討してみてくださいね。



 

あかりの選び方4:器具の機能にも注目する

 
あかりの種類を検討する際には、ぜひ機能にも注目してほしいです。

人が通りかかると感知して自動的にON/OFFする人感センサー付きのあかりは、玄関や廊下・トイレなどに便利ですね。
リビングやダイニングでは、食事の時間やテレビを見る時間・新聞を読む時間などいろんな過ごし方をするので、あかりの色をひとつのあかりで調整できる機能があるととても便利!
リモコンか壁スイッチで自由に調整できる手軽さも人気です。

あかりプランは、新築やリノベーションといった大規模な工事をする時だけではなく模様替えの時でも検討できる部分。
気負わずに考えてみることをおすすめします。




「とりあえず明るければいいや」と考えがちなあかりプランですが、部屋の用途に合わせて過ごしやすさや使いやすさをチェックしながら選んでいくと、あかりの魅力をより知っていただけるはず。

日々の生活を支える大切な場所である住まいだからこそのあかり、楽しんでみてくださいね。


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