くらし 住空間あれこれ

vol.8 子ども空間にはあえて色をたくさん使おう

こんにちは、住空間設計室CUBEの長菅由美子です。

現在「ちょこ旅」カテゴリーで大川市のおすすめスポットが紹介されていますね。
『匠の技が息づく インテリアの町「大川市エリア」』

大川市は旭川や飛騨と並ぶ全国有数の家具の産地。大川家具をお客様に紹介することもよくあります。
休みがとれたら久しぶりに行って商品チェックしたいですね。

さて、今回はご相談としてよく受ける子ども空間について。
特に色づかいという視点からお話ししたいと思います。

子どもがいてもおしゃれに暮らしたい?


ここで言う子ども空間とは、1人の子どもが専用として使う子ども部屋とは異なり、家族が過ごす空間の中につくられた主に子どもが使うスペースのことをさします。
たとえば赤ちゃん用にジョイントマットを敷いたスペースや、小学生以上の子ども用のスタディスペースなどがそうですね。

こうした子ども空間がリビングにある場合、あなたはどちらの考えに近いでしょうか。

■使う時期が短いから大人に合わせて落ち着いたインテリアにしたい

■子ども用のスペースだから子ども向けのかわいいインテリアにしたい


もちろんご家族の価値観やライフスタイルに合わせて決めていただくのが一番ですが、コーディネーターとしては後者がおすすめ。

その理由は2つあります。
ひとつはその時にしかできないインテリアを楽しんでほしいから。そしてもうひとつは子どもに多くの色を体感してほしいからです。
 

あえて子ども向けのインテリアにする意味とは?

 
たとえば椅子を選ぶ時、「いつまで使えるか」という観点からつい選んでしまいがちですね。
最近の子ども用家具は高さ調整の機能などがすぐれていて、コスパの面でもうれしい商品が増えてきました。
けれど機能やコスパだけではなくデザインや色にも注目していただきたいのです。




こちらは先月、5歳と3歳のお子さんがいらっしゃるお客様宅に納品したキッズ用の本棚です。
子ども向けのデザインやサイズですが、大人が見ていてもわくわくしますよね。

こうした商品のよさは、子どもだけでなく、一緒にいる大人もかつてもっていた子ども心を刺激されて心地よさを感じるという点にもあると、商品を提案した際のお客様の反応を見ていると感じます。

そしてこんな遊び心がある家具をぽんと置ける空間で過ごす時期は本当に短いもの。
だからこそ、その時期ならではのインテリアを楽しんでほしいなと思うのです。
(ちなみにこのキッズ用本棚、大川の家具メーカーさんの商品です)

また、子どもの五感の成長との関係も見逃せません。

10歳頃までに五感で体感したことは、本人は意識していなくても豊かな感性をはぐくむ土台になるといわれています。
特に視覚から得られる情報は外部から得られる情報のうちの約8割を占めるため、子どもの時期に多くの色に触れた経験があると成人してからの色識別の能力も高いことが分かっているのだそうです。

もともと日本人はこまかい色の識別が得意だと言われていますね。
それは四季のある国に生まれ育ち、自然の移ろいから微妙な色の変化に触れる経験が多いからなのだとか。

けれど最近は自然に触れる機会もかなり減っていますから、住空間の中で多くの色に触れるという体験をさせてあげるのもひとつの方法ではないでしょうか。

 

悩ましい大人の空間とのバランス


最近の新築住宅は、戸建でもマンションでもLDKをひとつの空間として広くとるというパターンがほとんどです。
リビング内にスタディコーナーを設けるというプランも注目されていますね。
赤ちゃん時代にリビングの一角に設けていたキッズコーナーを、小学校入学と同時にそのままスタディスペースにしたというご家庭もあるのではないでしょうか。

子どもにはたくさんの色に触れさせたい、けれどリビングが雑然とした雰囲気になるのはイヤ…子どもの空間とおとなの空間が混在する時期ならではの悩みといえます。

そんな場合はメリハリをつけましょうという提案をしています。

インテリアカラーを考える上でのセオリーとして、ひとつの空間で使う色は3つまでといういわゆる3色の法則をご存じの方も多いでしょう。
この法則を使ってシンプルな空間にしたい場合は、リラックスしたい空間や集中したい作業空間、つまり大人の空間に限定するわけです。

寝室や書斎などは3色の法則を使って落ち着いた空間にします。
もしお子さんと一緒に就寝するとしても、基本的には大人の空間としてインテリアを考えます。

対して、家族やお客様とわいわい楽しく過ごすリビングに子ども空間があるなら、使う色を3色と制限しないでおきます。
色の数が多くても、その面積がリビング全体に対して大きくなければそこまで乱雑な印象にはならないからです。要はバランスです。
子ども空間にあたる部分の壁面だけかわいい柄のクロスにして、全体のアクセントにするといった方法もあります。

小学校低学年までのお子さんがいるご家庭は、この空間ごとの振り分けをぜひ考えてみてくださいね。

子どもが日常的にいろんな色に触れられる空間。

おすすめですよ。





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