くらし 住空間あれこれ

vol.14 気にする?しない?風水とおうちの関係

こんにちは、住空間設計室CUBEの長菅由美子です。

年が明けて半月経ちましたね。今年は昨年末から携わっている広島の案件の引き渡しが始まった関係で、年明け早々からインテリアに関するご相談をたくさんいただいています。

その中で時々出てくるのが風水に関するお悩み。
インテリアコーディネートだけの案件ならそうでもないのですが、ご新築やリノベーションなどほぼ最初から住空間をつくっていく案件の場合は、風水という要素がからんでくることも少なくありません。

ここにこれを置けば運勢が上がるーなんて言われると確かに気になりますよね。
ただあまりに気にしすぎていわゆる「風水難民」になってしまい、何も決められなくなってしまう方もいらっしゃいます。

これから春にかけて新生活を始めたり模様替えをしたりする機会が増えますから、こうした要素をどう考えていくとスムーズに進むのか、間取りやインテリアを提案する側から簡単なコツをお伝えしたいと思います。


「一部」ではなく「全体」を見よう


風水といえば知らない人はいないほど知られたもの。
がっちり取り入れる人もいれば、とりあえず簡単なものをひとつだけという人もいらっしゃるのでは?

どんな要素をどこにどれくらい取り入れたら効果があるのか、これは風水の専門家ではない私にはわからないのですが、間取りやインテリアを提案する立場から言いたいのはただひとつ、全体を見てほしいということです。

住空間は色や形、質感、大きさといったいろんな要素で構成されています。これらの要素が住まい手の好みに合わせてバランスよく組み合わさっていれば心地よさが高まります。

風水を取り入れる時も考え方は基本的に同じ。

風水の効果だけに注目するのではなく、住空間を構成するひとつの要素として考えてみるといいですね。色や形や質感のバランスが取れているか、全体を見ながら考えていきましょう。

そうすると「あれ、トイレが使いづらい位置になってしまった」「うーん何だか雑然としてしまった」といった状況は避けられますよ。


論理より感覚で選んでみよう


次の模様替えでは風水を取り入れたインテリアにしたいと思っていろいろ調べてみた。
ここをこうするといいらしい、けれど全体のバランスが悪くなりそう。

風水に関心がある人なら一度は悩むことですね。お客様からもこうした相談を受けることがあります。
そんな時は、使い勝手に注目していただくようアドバイスしています。

使い勝手というのは、
・間取りや家具の配置で決まる動線
・照明器具の機種で決まる室内の明るさ
などのようにいわゆる「こうしたらこう」という図式が決まっている要素です。

たとえば玄関からトイレのドアが丸見えになる間取りだと、いくら風水から考えて方角的にはよくても気になりますよね。どんなに素敵な形の照明器具で風水的にはよくても、照度が低くて必要な明るさがなかったら本末転倒です。

そしてこうした要素は論理で決まっていると同時に、感覚という面から見てもすぐれていることが多いもの。
使い勝手がいいというのはそれだけストレスなく過ごせるということですから。

風水が環境学というなら、そもそも取り入れることで住み心地が下がってはいけないのです。
「こうしないとダメ」と論理だけで考えず、「こうしたいけど取り入れたらバランスが崩れるな」と感覚的に感じたら取り入れない。
それもまた風水を有効に利用するひとつの方法ではないでしょうか。





日本の暦に浸透している六曜(大安、仏滅など)も含め、古くから伝わるものにはやはり意味があるからこそ長年伝えられてきているといえます。

しかしそれらにこだわりすぎてちぐはぐな結果になるとしたらもったいないこと。
風水も、ストレスを軽くしたりエネルギーを得られる住空間にするためのツールのひとつだという感覚でお付き合いするといいかもしれませんね。



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