くらし 住空間あれこれ

vol.16 トータルインテリアのつくりかた①~色みをそろえる

こんにちは、住空間設計室CUBEの長菅由美子です。

新緑がまぶしい時期になりましたね。
GWに山陽自動車道を約900㎞走ったのですが、山に広がる濃淡の緑が本当に美しかったのが印象的でした。

GW明けから梅雨に入るまでのこの時期は、衣替えに代表されるように夏の生活の準備をする時期です。衣服だけでなく住まいも、少しずつ夏仕様にシフトしていきたいですよね。

前回ご紹介したトータルインテリアの考え方を少しだけ取り入れてもらえたら、もっとインテリアが楽しくなるはず。
3回シリーズでお伝えしていきますよ。

今回は色みのお話です。




 

インテリアでは色みが重要!



トータルインテリアというのは複数の要素のバランスだと前回お伝えしました。

インテリアを考える時、カーテンや家具などのアイテム、それらのカラーやデザインといった細かい部分につい注目してしまいがちです。
しかしインテリアはたくさんの要素が集まった集合体。ですから部分的なところよりも室内全体のバランスがとれているかどうかというところを出発点にしてほしいんですね。

その方法はいくつかありますが、もっとも簡単で初めに考えたいのが色みをそろえるという方法。
色ではなく色みです。ここがポイント!

人が目で見て認識しているいわゆる「色」には、無彩色と有彩色の2つがあります。
無彩色とは白と黒、そしてその中間にあるさまざまな濃さのグレーをさします。

有彩色とは無彩色以外の色、つまり赤や青、黄、緑…といった色ですね。

この有彩色は2つのグループ、ブルーベースとイエローベースというグル―プのどちらかに分けることができます。
青みが強いか黄みが強いかの違いと考えると分かりやすいです。

たとえば赤を例にとって、これからが見ごろとなるバラの画像を使って見てみましょうか。
こちらは純粋な赤ですが…



ブルーベースに寄るとローズになり…




イエローベースによるとオレンジに近くなります。





白だとブルーベースに寄るといわゆる雪の色である純白に、イエローベースに寄るとアイボリーに近くなります。
緑だとブルーベースによるとターコイズに、イエローベースに寄ると黄緑に近くなります。

 

色みを意識するとインテリアが楽しくなる!



なぜこのベースの話をするかというと、インテリアを考える時はこの2つのベースのどちらかにまとめることで選択がかなり楽になるから。

色そのものは異なっていても、またたくさんの色が存在していても、ベースが同じだと全体の印象が雑然とした感じにはなりません。
「2~3色に抑えなきゃ」と頑張る必要もなくなりますから、アイテムを選びやすくなりますよ。

逆に言えば、ベースが混在していると互いの色のよさを打ち消し合ってにごりやくすみを生みます。
色数が少なくてもよどんだ印象になってしまうのでご注意を。





 

ベースそのものを選ぶコツは?



それぞれのベースには与えやすい印象があります。

一般的にブルーベースはクールでモダンな印象を、イエローベースはあたたかみがあってナチュラルな印象を与えやすくなります。

どちらの印象が好きですか?
住空間は好み優先でOKなので、どちらが好きかで選んでみましょう。

ちなみにリフォームや模様替えの場合は持っているアイテムがどちらのベースの色なのかをまずチェックしてくださいね。
それに合わせて買い足していくと失敗しにくいですよ。


 
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