まち きょうのマッチョ

vol.10は、40歳6か月でデビューしたプロレスラー・小川聡志選手!

密かに人気を得ている(と信じたい)このコーナー、今回登場するのは「プロレスリング華☆激」所属のプロレスラーとして活躍しつつ、トレーニングジムを経営している小川聡志さん。
リビング福岡2月9日号のフロント特集「40歳からの筋トレ」では、読者に分かりやすく筋トレを教えてくれました。
38歳でプロレスラーを志し、40歳6か月でデビューという、異色の経歴の持ち主でもあります。その素顔や肉体、思いに迫ります。

「プロレスリング華☆激」所属の小川聡志選手

「このまま一生を終えるのか?」自分への問い、そして挑戦


――プロレスラーになったきっかけを教えてください

元々、空手をやっていたのですが、ある試合で外国人選手にパワーで負けたんです。それが悔しくてジムに通い出しました。そこで、出会ったのが、プロレスラーのアステカ選手。その後、2人で「プロレスリング華☆激」を立ち上げました。
その時は会社勤めをしながら、ボランティアで団体代表として裏方をやっていました。

――最初は裏方だったのですね。それが、どうして表舞台に立つことに?

試合を見ていたら、やっぱり自分もやりたくなって(笑)。また、当時は38歳。40歳を目前にして「このまま一生サラリーマンで終わるのか?」と自問自答して、挑戦することを決意しました。
会社が終わってから、深夜までプロレスラーになるための練習を2年間続けました。遊びにも飲みにもいかず、がむしゃらに。
既に結婚して子どももいたのですが、妻には3ヵ月間内緒にしていました(笑)。
「華☆激」の代表もやめて、一練習生として所属していました。アステカには「ダメなら容赦なく切り捨ててくれ」と伝えていました。

――辛いと思ったことはなかったのですか?

「絶対にプロレスラーになるんだ」という思いが支えでしたね。
ネットの某巨大掲示板にも、「年寄りの冷や水」など、色々と悪口を書かれましたよ(笑)。でも、反論を書いたりはしませんでした。「自分がプロレスラーになることが、一番の反論だ」と思って。

――そして、40歳6か月でデビュー。

デビュー戦は、ヒールのトップ選手が相手。ボコボコにされ、救急車で搬送されました。気付いたら、病院のベッドの上。妻と子どもが試合を見に来ていたのですが、子どもは「お父さんが壊された!」と泣いていました。一時的に記憶がとんでしまい、妻と子どもに「どちら様ですか?」なんて言って…。その日の夜中に記憶は戻ったのですが、それ以来、家族は試合を見に来ません(笑)。


――そんな体験をされたのに、続けるのは怖くありませんでしたか?

せっかくデビューしたのに、1試合だけで引退するなんて悔しくて。それから、多いときは年間で70試合。今はジムの経営があるので、30~40試合くらいですね。

――小川さんが思う「プロレス」とは?

「お客さまをいかに喜ばせられるか」ですね。試合に勝っても、お客さまが喜んでいなければ負けです。

ある日の試合の様子
――まさに、プロですね! それでは、自慢の筋肉を教えてください。

最近は、女性ファンの方からお尻の筋肉をほめられることが多いです。自分では意識してないのですが(笑)。自分としては、腕の筋肉を見て頂きたいですね。筋力を維持するために、食事にも気を付けて、お酒も控えています。

この後姿を見よ!
――ちなみに、オフの日は何をされていますか?

音楽が好きなので、ライブに行ったり自分でギターを演奏したりしています。実は活字中毒なので、常に本を読んでいますね。好きなのは、歴史小説。歴史上の人物に憧れる部分もあります。政治経済関連の本もよく読みます。

――現在、53歳。どんな思いで体づくりをしていますか?

「若いレスラーには負けたくない」という気持ちですね。パワーでは負けたくない。パワーを維持するために、160㎏のベンチプレスを上げています。
試合では、同世代の方から声援を頂く事が多いんです。思いを託して、応援してくださるんですね。自分の同世代の方にエールを送る気持ちで試合をしています。

――最後に、読者へメッセージをお願いします

人間は、色々な迷信にとらわれていると思いますが、その最たるものが「もう〇歳だから、〇〇できない」。それは、自分の可能性にフタをする事だと思うんです。「そんなことはない、何歳からだってやれる」ということを伝えるために、リングに上がりつづけたいと思います。

横から見ても凄いですね
「小川聡志トレーニングスタジオ」
 
「その人の体力と目的に合った適切なトレーニング」をモットーに、初心者からアスリートまでを対象にトレーニングを指導。
詳しい情報は こちら

住所=福岡市南区長丘5-25-7
<問い合わせ>
TEL 070-5271-9027(平日10:00~20:00、土曜・祝日10:00~15:00 ※日曜休み)
Eメール ogawa1965studio@gmail.com