くらし 高橋伸子さんの家計簿クリニック

太陽光発電の導入を迷っています。工事費込みで160万円の費用はローン予定。


結婚9年目にして、やっと自分なりの家計簿スタイルができあがり、少しずつですが安定して貯蓄できるようになってきました。

ご相談したいのは、太陽光発電の導入についてです。一戸建てを3年前に購入し、太陽光発電は設置していなかったのですが、日当たり、屋根の形状などから設置メリットは十分にありそうだという話を住宅メーカーを通して最近聞いて、導入しようか迷っています。


費用は工事費込みで160万円。導入するなら、売電のメリットがある今年中には、と思っています。

太陽光発電導入は確かに大きな出費ですが、将来的な投資の意味も込めて導入し、ローンを組むのもいいかなと考えています。

ただ、住宅ローンの繰り上げ返済に貯蓄を使ったため、残高200万円ほどに対して太陽光160万円は高額かな、という気もしています。ローンを組むので、一気に支出が増えるわけではありませんが、わが家の家計での太陽光導入についてアドバイスいただけると嬉しいです。

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複数社から見積もりを取って比較し、判断しましょう
車の買い替えは現金で購入できるよう、今からボーナスで貯蓄を

お便りによれば、1日の予算を2000円と決めて、やりくりしているとのこと。それにより、赤字家計から脱出できたのは素晴らしいですね。

レジャー費と交際費を余らせて、理美容費にあてる工夫もしているようです。記帳にこだわらず、ご自分なりの家計管理システムを作り出したことに、拍手を送ります。

お悩みは、太陽光発電を導入するかどうか、ですね。再生可能エネルギーの固定価格買取制度が5年ぶりに見直され、2017年度から2019年度まで、買取価格が毎年引き下げられるので、焦っているようです。

太陽光発電には、電気代が安くなる、余った電気を売れる、停電時も電気が使える、などのメリットがありますが、検討にあたってはメリットだけでなく、デメリットにも目を向けて判断することが大切です。

デメリットとしては、設置費用が新車購入ほどかかり、メンテナンス費用もいります。反射光などによる近隣トラブルにも気を付ける必要があります。

事業者もさまざまですから、見積もりは複数とるべき。機器の性能や施工能力、投資回収年数などを比較検討してください。その上で「導入したい」となったら、順調に発電・売電できない事態が生じたとき、ローンを安全に返せるかどうかを、慎重に検討してください。

不測の事態が起きたら、2台の車を1台にする、共働きを開始する、などの覚悟が必要かもしれません。なお、車はローンを組まずに買えるように、ボーナスでマイカー貯蓄を始めたほうがいいでしょう。

リビング福岡2017年9月23日号掲載