くらし 高橋伸子さんの家計簿クリニック

把握できない支出で、貯蓄が激減。そんな中、追い打ちをかける出費が…。子どもの学費や老後が不安

今まで口座とクレジットカードが2つあり、把握できない支出が続いていました。今年4月に通帳の残高が著しく減少したため積立預金を解約し、対策として全員小遣い制を実施。家族全員の協力のもと、支出をできるだけ把握して家計簿をつけはじめました。

しかし、長男の寮費・授業料が値上がりし、思った以上に出費がかさむようになりました。あと2年この状態で、卒業させてやれるか不安です。住宅ローンは金利を見直し借り換えを行ってきましたが、1000万円超の残高があり、完済は2033年です。住宅会社からは、そろそろ外壁を塗り替える時期、と170万円の見積もりが送られてきました。

このままでは老後どころでない!とお手上げ状態。そこに追い打ちをかけるように主人が「上司から車を買うように言われた」宣言。今、家計を改めないと取り返しがつかなくなると思い、相談した次第です。ぜひ、ご教授をお願いします。

主人の保険も定期的に見直してきましたが、更新のたびに行き詰まっています。私は3年前に体調を崩し、就活はしていますが、働いていません。

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まずは年20万円を目標に、定期預金で貯めましょう
家の補修費は他社からも見積もりを取って比較を

家計を見直し、家計簿もつけ始めたのですね。頑張ってください。

家計簿にはクレジットカードに関する記載が見当たりません。解約し、カードショッピングやキャッシングを厳禁にしたのかも…。支出の把握には、そうした荒療治が有効です。

預金口座は子ども名義を除き、給与振込口座に一本化したようです。でも、財形年金貯蓄以外が普通預金のみでは、貯まるものも貯まらないのでは?ボーナス収支は28万円強の黒字になる計算。少なくとも年20万円は定期預金にして、将来に備えるべきです。

この状況で上司から勧められた車の購入を承諾するのは、とんでもないこと。会社としてなのか、個人としてなのか事情が分かりませんが、家の補修もできないほど貯蓄がないのは事実。「妻が病弱だし、買い替えは無理」と伝えるしかないでしょう。

優先すべきは家の補修ですが、見積もり額が高すぎる印象。屋根やその他の補修も含むのかもしれませんが、住宅メーカー以外にも見積もりを依頼し比較検討してください。

家計の引き締めについては夫にさらなる協力を求めましょう。食事代に夫の昼食代1万円が含まれるからです。昼食はお弁当持参か小遣いの範囲内でのやりくりを要請して。

携帯電話代は実家のご両親の分も含むそうなので、交際費込み、ととらえるべきですね。教育費不足は、子ども保険と子ども名義の普通預金をあてましょう。

夫の保険はアカウント型。積み立てファンドが200万円あるようなので、それを使って保険料をおさえるか、保障額を下げるか、検討を。

リビング福岡2017年10月21日号掲載