くらし 高橋伸子さんの家計簿クリニック

夫(40)、妻(33・育休中)、長女(0)。子供3人希望。教育費&老後資金をどう捻出?

結婚して2年半。現在、私は育児休業中で、夫と子どもの3人家族です。仕事復帰後、私は時短勤務で働くため、今までの収入の4分の3になる予定です。

子どもは3人希望。できれば全員大学へ進学させたいのですが、夫の年齢を考えると教育費用について悩みます。また、子どもの習い事もできる限りさせたいのですが、老後の貯蓄を同時にしなくてはと思うと、どのくらいまで使っていいものか分かりません。夫婦とも厚生年金に加入し、個人年金にも3口入っているため、あとは教育費の残りを老後費用にあてるという感じで大丈夫でしょうか。

将来的に家の購入も考えています。夫は長男なので、義両親には「私たちの住むこの家は、いずれあなたたちが住むのよ」と言われていますが、具体的な話はしていません。夫の年齢もあり、ローンを組むなら早い方が…と思ってしまいます。できれば私の希望の学区に住みたいのですが、復帰後いろいろと助けてもらうには、義実家に子どもが歩いて行ける距離に住んだ方がいいのかとも考えます。

家計のどこを見直せばよいのか、良きアドバイスをお願いいたします。

 

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まずは高校卒業までに1人300万円の教育費を目標に
住居は将来の相続もふまえ、早めの同居や近居も視野に入れて

フルタイムで働き続けながら、子どもを3人育てあげ、ハッピーな老後を迎えたい――それがYさんの夢ですね。

教育資金については、国の重点政策に位置づけられていて、どこまで親が負担すべきか、不透明な状況です。まずは子ども1人につき、18歳までに300万円貯めることを第一目標にしてはいかが。習い事やプラスαの教育費については、子どもの希望や家庭の経済状況に合わせて、工夫しましょう。

老後資金は、夫が60歳と65歳、妻が60歳支払い開始の10年確定年金にお入りとか。でも、フルタイムのY家では、年金をすぐに使う状況は想定しがたいです。これからの日本は、70歳くらいまで働き、100歳まで生きる社会になりそう。仕事生活が30年、老後生活も30年以上あることを念頭におき、退職金や年金、貯蓄を上手に運用して、臨機応変に暮らすことを考えましょう。

それにつけても重要なのは、住まいの選択。ご両親から家の相続を伝えられているなら、早めの同居や近居を検討してみては?

フルタイムでの子育てにご両親の助けはありがたいもの。ご両親が高齢になったときにも安心です。希望の地に3世代住宅を建てることも含め、話し合いを始めてはいかが。すでに第2子を妊娠中なのですよね。各種の給付や手当も意識して、育休を切り上げいったん職場復帰するか、育休を延長するかを決めましょう。

なお、「日用品費」「その他雑費」の内容を精査し、無駄を省いて。毎月の黒字額は、月別にきちんと把握し運用すべきです。

リビング福岡2017年11月4日号掲載