くらし 高橋伸子さんの家計簿クリニック

独身25歳。貯金は普通預金のみ。定期預金、保険、投資どこからはじめたらいい?


現在独身で働いていますが、来年2月の国家試験を目指しており、5年以内には専門職に就きたいと思っています。

今後、ケガや病気、結婚、育児や親の介護、さらに自分の老後など、備えておくべきことがたくさんあるのは分かるのですが、現時点で具体的にいくら貯めておくべきか分からず心配です。一方で、「自分のためにお金を使えるのは今だけ」と、お金を理由にやりたいこと、好きなこと(キャリアアップや美容など)を我慢したくない気持ちもあります。

食費は週ごとの予算を決めて特売品や旬のものをまとめ買いし、作り置き。家賃・光熱費・通信費など、大きな固定支出はクレジットカード払いにし、そのポイント分も食費にあてることで、余裕を持ってやりくりできています。

生命保険には加入していませんが、民間の保険に若いうちに加入すると将来的なメリットが大きいそうなので、積立型のような保険に加入するか検討中です。友人の影響で、定期預金や保険、投資などに興味を持ち始めましたが、月々の貯蓄をできる範囲で継続する方が無難でしょうか?

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学費以外に必要になる費用も確認しておきましょう
家計簿に記載のない費目、夫管理分の収支や貯蓄も把握を

お便りによれば、月々の黒字分は小遣いの残りと合わせて普通預金に貯めているとのこと。とても堅実な暮らしぶりですね。ボーナスと諸手当には手をつけず、貯蓄に回すやり方もグッド。その結果、20代半ばで200万円の貯蓄が達成できています。

キャリアアップや美容など、優先したい分野を決めて、相応の支出をしているので、衝動買いもないようです。クレジットも固定支出中心で、ポイント分を食費の補てんに回し、週単位で食生活を管理している点はお見事。

通信教育で国家資格取得を目指し、5年以内に希望の仕事に就きたいという具体的目標があるため、シンプルで心豊かに生活できているのでしょう。仕事の希望がかなうまでは、貯蓄も今のペースでいいと思いますよ。結婚、出産後も働き続ける予定ですから、家庭を築く段階で、パートナーと一緒に具体的な目標を立てることをおすすめします。

定期預金や保険、投資にも興味があるようですが、焦る必要はありません。まずは給与振込口座(総合口座)で100万円を定期預金にしてみましょう。よく調べると、同じ銀行でもインターネットバンキングを利用すれば、金利や振り込み手数料の優遇などが受けられることにも気づくはず。検討する余裕があれば、そちらにもチャレンジを――。

欲しい保障があるのなら、保険に入るのも一法です。ただ、将来的なメリットが大きいとは限りません。投資型保険や積立投資はリスクもあるので、理解・納得の上で始めることが大切です。

リビング福岡2017年11月18日号掲載